子連れで田舎に移住をしたいママへ。知っておきたいメリットと心構え

2019,6,27 更新

信頼関係を築けるまで時間を要する

「田舎の人は温かい」というのは本当のことでしょう。しかし、それはあくまでも信頼関係が築けてからの話です。よそから来たよく知りもしない住人に、いきなり優しくしてくれるかといえばそんなに簡単にはいかないでしょう。

こちらが心を開かない限り、田舎の人も心を開いてはくれません。地域性もありますが、「人見知り」のようによそよそしくされることもあるでしょう。また、「相手の言葉が聞き取りにくい」「こちらの話し言葉を嫌っている」といったこともあるようです。

相手の信頼を得るまでは、積極的に地域のイベントに参加するなど、誠意をもって対応しましょう。田舎への移住を決めたら、長い目で見ながら地域との信頼関係を築いていく覚悟が必要です。

ご近所との距離が近く窮屈に感じる

これも田舎あるあるですが、ご近所との距離が近すぎて、プライベートが無いと感じることがあるかもしれません。都会の暮らしでの「常識」は、田舎では通用しないことがあります。

例えば「早朝や深夜にご近所さんが急に家を訪ねてくる」「家族構成や年収など、プライベートな話題も遠慮なく聞いてくる」など、田舎には都会とはちょっと違った常識があるものです。それをあからさまに嫌がったり、注意したりすると、相手が一気に距離を取ってくることもあるでしょう。

慣れるまではその匙加減が難しく、窮屈に感じたり、面倒に思ったりするかもしれませんが、「郷に入っては郷に従え」ということわざどおり、うまくかわしていくことが大切です。

まとめ

人は無いものねだりをしてしまうものなので、都会なら田舎を、田舎なら都会を求めたくなるでしょう。しかしどちらの方がよいということはなく、どちらにも一長一短があります。

注意したいのは、田舎暮らしに夢を膨らませすぎると、現実に直面したときにショックを受ける可能性です。メリットだけでなく、デメリットもしっかりと心得ておきましょう。田舎暮らしは、子どもにとってかけがえのない経験になるはずです。家族の幸せのために、田舎への移住はよく検討してみてくださいね。