子どもがおもちゃに飽きる原因は何?長く楽しく遊べる方法を紹介
「子どもにおもちゃを与えても、すぐに飽きてしまうので困っている」と悩んでいるママは多いものです。子どもがおもちゃに飽きてしまう原因や、飽きずに遊び続けてもらうための親の関わり方、長く使えるおもちゃの選び方についてご紹介していきたいと思います。
子どもがおもちゃに飽きてしまうのはなぜ?
完成されたおもちゃは飽きやすい
ボタンを押すと光ったり音が鳴ったりするもの、立派なおままごとセットなど、子どもの興味を引きつける見た目やしかけがたくさんほどこされているものは、一見長く遊べるように思いますよね。でも「遊び方が決められていて、そこから遊びの幅が広がらないおもちゃ」は、子どもはひととおり遊んだら興味を失ってしまうのです。
お皿に見たてたものに積み木をのせて「おにぎり、どうぞ」とままごと遊びをするなど、見たて遊びができるもの、想像力を働かせる余地があり、子どもが柔軟に考えて意欲的に関われるおもちゃなら、飽きずに長く遊べるのではないでしょうか。
おもちゃを与えすぎると飽きやすくなる
おもちゃが周りにあふれていると、子どもは一つの遊びに集中することができずにすぐ目移りしてしまい、飽きっぽくなってしまいます。少ないおもちゃでも自分なりに工夫して遊び方を考え、想像力を働かせて遊びを応用したり展開したりできるよう、おもちゃの数や種類を厳選していくとよいでしょう。
おもちゃを与えすぎることで子どもの視野を狭めてしまってはもったいないですよね。
飽きやすい子は好奇心が旺盛だと考えよう
たしかにそのように飽きやすい場面を目にすると、「根気がない」と子どものことを責めてしまいたくなるかもしれません。しかし、たとえ1つのことに子どもが集中しなくても、実はそれは欠点ではなくその子なりの長所なのです。
あるおもちゃに飽きてほかのものに目移りしてしまうのは、好奇心旺盛な子どもである証拠。その子なりに自分が夢中になれるものを模索しているのです。その過程で、いつか飽きずに没頭するものが見つかる可能性もありますよ。焦って怒らず、長い目で見守ることも大切ですね。
おもちゃに飽きないために親ができること
おもちゃをローテーションしよう
大人でも、毎日同じことの繰り返しでは飽きてしまい、たまにはちょっとちがうものを取り入れたくなりますよね。子どもも同じで、毎日同じおもちゃで遊んでいてもつまらないので飽きてしまうのです。
すべてのおもちゃを出しっぱなしにせず、いま気に入っているおもちゃのみを、子どもの目線の高さや、ちょっと背のびをすれば届くところに出しておきましょう。飽きてしまったおもちゃはいったん押入れなどに収納し、また期間をあけて出してみると再び遊びだしたり、新しい遊び方を発見して夢中になったりすることもありますよ。
大人も一緒に遊びに加わり楽しもう
「おもちゃは買って与えて終わり」ではなく、それを用いて一緒に遊ぶことで、親子のコミュニケーションを図るためのもの。買った当初は真新しいので、しばらくの間は1人遊びをしてくれるかもしれませんが、ひととおり試したら飽きてしまいます。大人も一緒に遊びに加わることで、子どももおもちゃに興味をもち、楽しみ方を学んでいきますよ。
いちどは飽きてしまったおもちゃも、大人が新しい遊び方を見せることでまた遊びだすこともあります。親子でおもちゃで遊ぶことを通して「新しい遊び方を発見する楽しさ」を伝えていくこともできますよ。
想像力がわくものを親子で探してみよう
たくさんのおもちゃがなくても、子どもは四角いブロックや積み木、身のまわりにある石ころや小枝などだけで永遠と想像力を働かせて遊ぶことができます。親子でおもちゃ遊びをすることを通して、わが子が何に対して興味をもちやすいのか、どのようなものが子どもの好奇心や探究心をくすぐりやすいのかといった傾向をつかんでみましょう。
子どもの目線に立っておもちゃ遊びをしてみることで、子どもの想像力がわくものを親子で探し、子どもの可能性を広げてみるとよいですよ。