赤ちゃんや子どもが喜ぶ布絵本の選び方。月齢や年齢に適したものを
子どもが生まれると、パパもママも絵本を買って読み聞かせなどをしようと思うものですね。絵本には通常の紙のもの以外にも布で作られた「布絵本」があります。紙の絵本もよいところがたくさんありますが、布絵本にもまた違った魅力がありますよ。そこで、月齢や年齢に適した子どもが喜びそうな布絵本をご紹介します。
布絵本の特徴を生かして上手に選ぶコツ
布絵本の特徴とメリット
紙の絵本と布絵本との大きな違いは、視覚で楽しむだけでなく触れることで様々な感触を感じられるところでしょう。布の中に綿を入れて膨らませたり、木綿やフェルト、タオル地、キルトなどの布を使うことで様々な手触りにしたりと、文字の読めない小さい子どもにも触るだけで楽しめるものとなっています。
布絵本は紙の絵本より軽く柔らかいのが特徴です。そのため、赤ちゃんの上に落ちたり、踏んだり、本の上に寝転がったりしても痛くないのもよいですね。また、口に入れても濡れてちぎれたり、口の中や指を切ったりする心配もないでしょう。
年齢に応じた「しかけ」のあるものを選ぼう
1歳くらいまでは鏡がついていたり、動物やキャラクターなどが絵本と紐で繋がっていたり、触るだけで音が鳴るものはいかがでしょうか。また、動物などがプラスチックになっていて歯固めに使用できるものもありますよ。
1歳以上になると、手先も器用になり様々なことができるようになりますね。マジックテープでくっついた部品をつけたりはずしたり、ファスナーになっている部分の開け閉めなどができるようにもなるでしょう。
ほかには、様々なしかけで一日の生活を教えてくれる知育的なものやストーリー仕立てのものもあります。どれが我が子にふさわしいか探してみると楽しいですよ。
忙しいママには洗濯機で洗えるものが便利
しかし、洗えるものであっても、手洗いをしなければならないほど複雑な作りのものや部品がついているものでは困るママもいるでしょう。また、電池が入っているものは洗えません。
つまり、忙しいママにとっては洗濯機で洗えるということは重要なことかもしれません。購入する前に、洗濯機の使用が可能かどうか、洗い方も含めて確認しておきましょう。
手洗いではなく洗濯機が使えればずいぶん楽になりますし、汚れたらすぐに洗うこともできますね。
赤ちゃんやママが喜ぶおすすめの布絵本
鮮やかな原色カラーで赤ちゃんの脳を刺激
生後2カ月の赤ちゃんが認識できる色は赤と緑で、生後4カ月になると青と黄が増えます。赤ちゃんが見えやすい色は青、赤、紫、黄、黒、白、オレンジなど原色やはっきりした色です。ママがかわいいからとパステル調のものを選んでも、赤ちゃんの脳への刺激にはならないでしょう。
外国製のおもちゃの多くは大人から見るときつい色に感じますが、赤ちゃんにとっては理に適ったものなのです。そのため、布絵本を選ぶ際も小さいうちはやわらかく優しい色合いでなく、黄や黒、赤などしっかりした色のものを選ぶようにしましょう。
ストラップつきだとお出かけにも便利
ストラップがついた布絵本には、ぱっと見がぬいぐるみに見えるものやキャラクターもの、見るときは大きく広げ、収納時は小さく折り畳めるものなどがあります。また、しかけがついているものや、めくって見るタイプのシンプルなものもありますよ。
お出かけのときも機嫌のよい時間が少しでも続くように、赤ちゃんが気に入る布絵本を見つけられるとよいですね。
歯が生え始めた赤ちゃんのぐずり対策にも
布絵本は基本、柔らかいものですね。しかし、布絵本に紐でくっついてる人形や動物がプラスチックでできていたり、布絵本の端に歯固めができる硬さのものが入れてあったり、動物やキャラクターの一部が硬めに作ってあったり、持ち手の部分がプラスチックになっていたりなど、様々なタイプがありますよ。
また、布絵本自体に歯固め用のプラスチックが紐で繋げてあるものもあります。口に入れるものですから、どのタイプがよいかはママがしっかりと吟味しましょう。
幼児期の脳や手指を刺激する布絵本
楽しみながら手指の発達が期待できるものを
靴ひもを結ぶ練習をしたり、洋服のボタンやベルトのつけはずしをしたり、ファスナーの開け閉め、面ファスナーの着脱をしたりできるものがあります。また、生活面の勉強に使えるように時計の針が回せたり、布絵本についている人形を使って歯磨きやお風呂までの流れを確認したりできるものもありますよ。
ただめくって手触りを楽しむだけでは、少し大きくなると飽きてしまいます。しかし、このような布絵本であれば様々なことができますので、使える時間が長くなりますし、手指の発達へもつながりますね。