子どもに安心なおもちゃの選び方。お気に入りを見つけて長く遊ぼう
おもちゃの種類が多すぎて、どれを選べばよいかわからないパパやママもいることでしょう。お気に入りのおもちゃが見つかれば、毎日の遊びがもっと楽しくなりますよ。年齢別に安心して使えるおもちゃの選び方や素材ごとのお手入れ方法、おもちゃの除菌の必要性についてお話していきます。
目次
- おもちゃはいつから?子どもへの影響とは
- おもちゃで楽しそうにするのは3カ月頃から
- 子どもにとっておもちゃは仕事道具
- 好奇心を満たして成長する助けになる
- 安全性も考えた子どものおもちゃの選び方
- 年齢に合った成長の助けになるものを
- 事故防止のために対象年齢を守る
- 安全性に配慮した清潔に保てるものを
- おもちゃについている「STマーク」とは?
- 日本の安全基準に適合したおもちゃのしるし
- 「損害賠償制度」が設けられている
- 輸入玩具にもほぼ同レベルのマークがある
- 赤ちゃん期の成長過程別のおもちゃの選び方
- 音に敏感に反応する「ねんね期」
- 両手で遊べるようになる「おすわり期」
- 手先が器用になってくる「はいはい期」
- 幼児期の成長に合わせたおもちゃの選び方
- 好奇心旺盛で動きが活発になる1~2歳
- 発達が進み遊びの幅が広がる3~4歳
- 協調性や社会性がさらに発達する5~6歳
- 年齢や性別に関係なく用意したいおもちゃ
- 工夫することで長く遊べる「積み木」
- まねごっこで生活を学ぶ「ままごとセット」
- 感情の発達に役立つ「ぬいぐるみ」
- お気に入りを見つけて!反応を見て選ぶ方法
- 行動を観察して好きそうなものを考えて
- 児童館やおもちゃ屋さんの見本で遊んでみる
- 絵本はまず図書館でお気に入りを探して
- お気に入りを大切に!素材別のお手入れ方法
- 木製のおもちゃは風通しのよい収納を
- プラスチック製は水洗いがいちばん
- 布製は手洗いや粘着テープを使って
- おもちゃの消毒の必要性と簡単な方法
- 神経質になりすぎない。水洗いで十分
- 病気のときに遊んだおもちゃは消毒して
- 消毒は除菌シートや除菌スプレーが簡単
- ケガ防止のためにママが気をつけること
- おもちゃでケガをしやすいのは2歳児
- 上の子どもがいるときは誤飲に気を付けて
- お手入れのついでに破損がないか点検しよう
- まとめ
おもちゃはいつから?子どもへの影響とは
おもちゃで楽しそうにするのは3カ月頃から
生後1カ月ごろまでの赤ちゃんは、視力が十分発達していないため、物がぼんやりとしか見えないようです。少しずつ色や形がわかるようになり、生後3カ月ごろになれば、おもちゃを楽しそうに眺め、手を伸ばして取ろうとするかわいいしぐさをみせてくれると思います。
そのため、赤ちゃんがおもちゃに反応を示さなくても心配しすぎないでくださいね。子どもはおもちゃが大好きなので、成長するにしたがって興味を持ち始めるでしょう。
子どもにとっておもちゃは仕事道具
おもちゃ売り場に行くと、種類が多く目移りしてしまいますね。昔ながらの積み木やミニカー、お人形などのおもちゃ、英語や算数の学習機能が付いた知育玩具もあると思います。
また最近は、おもちゃなしで遊べる赤ちゃん用のアプリも登場しています。アプリは、ちょっとした待ち時間や赤ちゃんがぐずって困るときには便利ですね。
赤ちゃんの成長のためには、アプリだけでなく昔ながらのアナログなおもちゃも選びたいものです。子どもにとっておもちゃは大切な仕事道具なのですから。
好奇心を満たして成長する助けになる
子どもは友達や兄弟など周りの人と遊ぶことで、社会性を身につけていきます。とくにおもちゃを通じて、我慢したり譲ったりすることを学んでゆくのです。
おもちゃは1人遊びでも成長を助けてくれます。積み木を高く高く積み上げたり、何かを想像しながら黙々と絵を描いたりすることで、集中力や想像力が身についてゆくでしょう。
大人は、「たかがおもちゃ」と思ってしまいがちですが、おもちゃは子どもの成長を助けてくれる素敵なものなのですね。いろいろな種類のおもちゃで楽しく遊んで、多くのことを吸収してほしいですね。
安全性も考えた子どものおもちゃの選び方
年齢に合った成長の助けになるものを
おもちゃデビューのころは、かわいい動物をモチーフにしたおもちゃがおすすめです。また、やさしい印象のメロディーが流れるおもちゃもよいですね。視力や聴覚を刺激し心を豊かにしてくれるでしょう。
動きが活発になってくると、おもちゃも動きのあるものが楽しいと思います。子どもがおもちゃをコントロールしようとして、運動神経の発達に役立つでしょう。
言葉は家族との会話やテレビなどで覚えると思いますが、赤ちゃんのころから絵本の読み聞かせをすると、言語が発達するといわれていますよ。
事故防止のために対象年齢を守る
兄弟がいる場合は、おもちゃの管理が難しいですね。下の子の安全のためには、大きいおもちゃと小さいおもちゃを分けておくことが大切です。上の子が小さいおもちゃで遊んだ後は、下の子の手が届かない高い場所にすぐ片づける習慣にしましょう。
おもちゃを購入するときは、パッケージにある対象年齢の記載を確認してくださいね。子どもの事故防止のためにも、対象年齢を守るように心がけましょう。
安全性に配慮した清潔に保てるものを
握って遊ぶだけなら心配はないのですが、鍵やボールペンを口に入れると、びっくりしてしまいますよね。子ども用のおもちゃなら、子どもが口に入れることも想定されていますが、鍵やボールペンは違います。
「遊んでほしくない」と感じるものに子どもが興味を示したときは、お気に入りのおもちゃで子どもの気をそらせましょう。外出用には、持ち運びが簡単なおもちゃを準備しておくと安心ですね。お手入れ方法もチェックし、清潔に保てるものを選んでおきましょう。
おもちゃについている「STマーク」とは?
日本の安全基準に適合したおもちゃのしるし
「STマーク」は、子どもがおもちゃを飲み込む危険がないかどうかの検査で基準を満たしたものに付けられます。子どもが身につけるおもちゃのお面や着せ替えのドレス、遊びに使うテントが燃えやすい素材でできていないかどうかの検査もおこなっています。
また、おもちゃに有毒な物質が含まれていないか調べる検査もあるとのこと。素材も注意深く検査してくれているのですね。
「STマーク」は、全国で数多くのメーカーが使用しているマークでもあり、40年以上の歴史がある信頼性の高いマークといえるでしょう。おもちゃを選ぶときは、「STマーク」がついているかどうかチェックしてみるとよさそうですね。