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子どもに安心なおもちゃの選び方。お気に入りを見つけて長く遊ぼう

子どもに安心なおもちゃの選び方。お気に入りを見つけて長く遊ぼう

「損害賠償制度」が設けられている

厳しい検査を受けている「STマーク」のついたおもちゃは安心だと思いますが、万が一事故が起こってしまったらどうなるのでしょうか…?

「STマーク」のおもちゃで事故が起こってしまったときのために、STマークの契約者は「損害賠償制度」という制度への加入が義務付けられています。

「損害賠償制度」とは、STマークの付いたおもちゃが原因で人がケガをした場合や物が壊れたときにお金が支払われるというものです。STマークの契約者が被害者に支払った損害賠償金などに対して、共済金が支払われる制度となっています。

そのため、基本的にSTマークをつけたおもちゃを製造や販売している会社を通じての補償にはなりますが、消費者も「損害賠償制度」によって守られているといえます。

輸入玩具にもほぼ同レベルのマークがある

おもちゃの輸入品は、色が鮮やかで見ているだけでも楽しくなりますね。とくにヨーロッパやアメリカの製品は、デザインもおしゃれなものが多いものです。

ヨーロッパの安全基準になっている「CEマーク」は、おもちゃなどの製品をEU加盟国へ輸出するときに使われているマークです。日本のSTマークと検査項目もよく似ているため、CEマークが付いているおもちゃは同じ基準と考えてよさそうです。

アメリカからの輸入品は、「ASTM」という基準を満たしているものが安心できそうです。「ASTM」は、米国試験材料協会が発行するおもちゃの安全基準のことです。この基準も日本のSTマークと検査基準が似ているので、ほぼ同じレベルと考えてよいでしょう。

赤ちゃん期の成長過程別のおもちゃの選び方

音に敏感に反応する「ねんね期」

ねんね期の赤ちゃんは、一日のほとんどを寝て過ごします。おもちゃは複雑な仕掛けがあるものより、シンプルなものを選ぶとよいですよ。

先ほどもお話ししましたが、生まれたころは視力が未発達で、周りのものがぼんやりとしか見えないようです。おもちゃを選ぶなら、色やデザインがはっきりしているものがよいですよ。

音は、生まれたときから聞こえているとのこと。ねんね期は、やさしい音楽や胎内音が聞けるような音の出るおもちゃがおすすめです。オルゴールが流れるベッドメリーは、赤ちゃんの気持ちも落ち着くでしょう。

生まれてすぐの赤ちゃんは、握力が弱く上手に持てないこともあります。そのため、ガラガラは持ち手が細いものや手に付けるタイプが遊びやすいでしょう。

両手で遊べるようになる「おすわり期」

おすわりができるようになると、両手が自由に使えて遊びの幅も広がってきますよ。手先を使う積み木や、ボタンを押すとかわいい動物などが飛び出してくるおもちゃは、赤ちゃんが夢中になって遊ぶでしょう。

おすわり期は、遊んでいるうちにバランスを崩して横や後ろに倒れてしまうことがあります。なるべくパパやママが見守るようにしてくださいね。

近くに家具や固いおもちゃがあると危険なので、目を離すときは危ない場所を避けてくださいね。周りにクッションなどを置くと、万が一倒れても安心です。

おすわりができると、絵本の読み聞かせも楽にできるようになりますね。興味があるページになると、挿絵を指さしたり、ページをめくろうとしたりかわいいしぐさが見られるでしょう。

手先が器用になってくる「はいはい期」

はいはいができるようになると、行きたい場所に赤ちゃんが自分で移動してしまいます。始めはおもちゃで遊んでいても、飽きると冒険に出かけて、テレビのリモコンやキッチン用品など生活のもので遊びだすこともあるでしょう。

手先が器用になってくるので引き出しを開けて、中のものを引っ張り出すかもしれません。ティッシュに興味を持つ赤ちゃんも多く、箱から中身を全部出してママを驚かせることもあるのです。

はいはい期のおもちゃは、リモコンやティッシュなど赤ちゃんが好きなものをまとめた「いたずら1歳やりたい放題」がおすすめです。このおもちゃには、指先を使って遊ぶ仕掛けがあるので手先が器用になり、はいはい期の赤ちゃんにぴったりなのです。

幼児期の成長に合わせたおもちゃの選び方

好奇心旺盛で動きが活発になる1~2歳

1~2歳のあんよ期は好奇心旺盛で、動きがさらに活発になってきます。

歩き始めのころは、押して歩くとカタカタと音を立てて動くおもちゃが楽しいですよ。歩きたい気持ちがあっても、始めのころはバランスを崩しやすく危ないものです。つかまって歩けるものがあれば安心して移動できるので喜んで遊ぶでしょう。

室内では、ままごと遊びも楽しいですよ。おもちゃの包丁で、マジックテープの付いた野菜を切る遊びは、楽しそうに繰り返しやりたがるでしょう。力が弱くてうまく切れないときは、ママが手伝ってあげてくださいね。

そのほかスロープに車などを転がして遊ぶおもちゃもおすすめです。車が転がる速さが子どもの目の動きに合っているので、夢中になって遊ぶでしょう。

発達が進み遊びの幅が広がる3~4歳

3~4歳は豊かな人格が作られる大切な時期だといわれています。生活のリズムを整えて、よい環境で遊ばせてあげたいですね。遊びの幅もさらに広がる時期なので、おもちゃを通じて楽しい経験を重ねたいものです。

ままごとのお人形セットは家族の役割やつながりを、子どもが考えながら遊ぶことができますよ。3~4歳ごろはまねっこ遊びが大好きなので、始めはパパやママのまねをしながら遊び、徐々に想像力を広げてゆくでしょう。

ミニカーや電車のとりこになる子も多いですよね。まるで自分が運転しているように夢中で遊び、乗り物を通じて数字やカタカナを覚えてしまう子もいて驚かされます。

好みが出てくる時期なので、おもちゃ選びに迷ったら子どもと相談するのもよい方法です。

協調性や社会性がさらに発達する5~6歳

5~6歳は友達と一緒に遊び、協調性や社会性を身につけていきます。興味があることは、黙々と一人で納得するまでやり遂げる子もいるでしょう。学習の基礎になる「学ぶ力」を感じることができると思います。

ボールや折り紙など遊び方が決まっていないおもちゃは、子どもが自分で遊び方を考えて遊ぶことができるのでよいですよ。子どもたちで簡単なルールを決めてボール遊びをしたり、「こんなものができたよ!」と折り紙で作ったオリジナル作品を見せてくれたりすることもあるでしょう。

トランプやUNOなどのカードゲームもおすすめです。トランプは、ババ抜きや神経衰弱などの簡単なルールの遊びからはじめてくださいね。集中力や暗記力の発達につながるでしょう。
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