子どもに安心なおもちゃの選び方。お気に入りを見つけて長く遊ぼう
年齢や性別に関係なく用意したいおもちゃ
工夫することで長く遊べる「積み木」
赤ちゃんのころは、布製の大きいサイズのものが誤飲の心配もないですし、洗えるので便利です。はじめは、大人が積み上げたものを崩して遊ぶでしょう。
作ったものを壊すことは、精神的に心配だと思うかもしれませんが、気にしなくても大丈夫です。積み木遊びが楽しいとわかれば、積み重ねる遊びもするようになってきます。
おもちゃを口に入れる時期が終われば、素材やサイズの違う積み木に買い換えましょう。木製の積み木は、自然のぬくもりが子どもの脳へよい刺激を与えるといわれていますよ。
まねごっこで生活を学ぶ「ままごとセット」
前にもお伝えしたように、ままごとは想像力を育んでくれる遊びです。ままごとセットが足りなくなると、ペットボトルの蓋や積み木などを組み合わせて楽しんでいることもあるでしょう。
「ままごとセット」は長く使うものなので、しっかりとした作りで壊れにくいものを選びたいですね。おすわり期はすわったままの調理になりますが、成長すると立った姿勢で遊ぶので、高さのある調理台もよいですよ。
色やデザインの種類も多いので、インテリアに合うお気に入りを見つけてくださいね!
感情の発達に役立つ「ぬいぐるみ」
子どもがぬいぐるみを抱っこして、お出かけしている姿を見かけることもあるでしょう。ぬいぐるみを仲よしの友達だと思っているのかもしれませんね。
「ぬいぐるみが好きな子はやさしい子になる」ともいわれるように、ぬいぐるみは相手を思いやる心を育ててくれるようです。
赤ちゃんのお人形もぬいぐるみと同じ効果があります。子どもはお人形と一緒にいて安心したり、やさしい心を身につけたりするのです。
ぬいぐるみやお人形を選ぶときは表情を想像する余地があるように、なるべく偏った表情ではないものを選ぶとよいそうですよ。
お気に入りを見つけて!反応を見て選ぶ方法
行動を観察して好きそうなものを考えて
例えば音楽がかかったとき、よく笑ったりリズムを取ったりする赤ちゃんなら、音に興味があるのかもしれませんね。音の出る楽器のおもちゃや、ボタンを押すとメロディが流れる仕掛け絵本を喜んでくれるでしょう。
手が届くものがあると握って離さない赤ちゃんには、ベビージムのような握って遊ぶタイプのおもちゃが合いそうですね。
赤ちゃんの行動を観察して、好きそうなおもちゃを選ぶとよいですよ。日々の様子を見ていると、きっとお気に入りのおもちゃが見つかることでしょう。
児童館やおもちゃ屋さんの見本で遊んでみる
一般的に人気のあるようなおもちゃなら、児童館などの子どもが遊ぶスペースに置いていることもあると思います。新発売のおもちゃは、おもちゃ屋さんに見本が置いてある可能性も高いものです。
お目当てのおもちゃを購入する前に、同じようなおもちゃで遊んで、子どもの反応を見るとわかりやすいですよ。児童館やおもちゃ屋さんから帰る時間になっても遊びたりないほど夢中になっているようなら、購入すると喜んで遊んでくれるでしょう。
絵本はまず図書館でお気に入りを探して
雑誌やネットで年齢別におすすめの絵本が紹介されていても、種類が多すぎると迷ってしまいますよね。そんなときも図書館で気になる絵本を探して、挿絵や字の多さを見てみましょう。図書館なら、無料で借りることができるので、ゆっくり読み聞かせて子どもの反応を見ることもできますね。
一度読んだ本でも、気に入った絵本は何度でも「読んで!」といわれるものです。図書館に返却するとき子どもが嫌がったら、購入するきっかけにもなりますね。
お気に入りを大切に!素材別のお手入れ方法
木製のおもちゃは風通しのよい収納を
木製のガラガラは自然のぬくもりが感じられるので、はじめてのおもちゃに選ぶママも多いと思います。お出かけに持って行ったときは、帰ったらバッグから出してくださいね。外出先で遊んで袋に入れたままにしておくと、不衛生になってしまうこともあるのです。
通気性のよい袋なら大丈夫かもしれませんが、ジッパーなどのビニール袋に入れたままにしてしまうとカビが心配です。帰宅後に取り出して乾燥させておきましょう。
少し手間がかかってしまいますが、木製のおもちゃが長く愛用できるようにお手入れを心がけましょう。