大事な布絵本が汚れたときの洗い方!正しいお手入れで長く愛用しよう
めくって絵を見るだけではなく、しかけを引っ張って遊んだり、布の感触を楽しんだりできる布絵本は赤ちゃんが喜ぶおもちゃの一つです。しかし、遊んでいるうちに汚れてくると赤ちゃんが舐めてしまわないか気になりますよね。今回は布絵本を長く愛用するための洗い方やお手入れ方法を紹介します。
赤ちゃんに布絵本がおすすめな理由
触り心地が五感を刺激しよい影響を与える
布絵本は絵を見て楽しむだけではなく、しかけを触ったり音を出して遊んだりできます。口に入れても安全な布製ですので、五感をたっぷり刺激することができるのが魅力です。
布絵本のなかには穴に紐を通したりボタンをはめたりするなど、手指の発達を促すしかけがついているものもありますよ。
文字が少ない布絵本ですが、絵やしかけを利用しながらオリジナルの話を考えれば読み聞かせをすることが可能です。コミュニケーションをとりながらお話を展開するなど、紙の絵本とは一味違う読み聞かせができそうです。
ほとんどのものが洗えていつでも清潔
しかし、布絵本は名前のとおり布でできているため濡れても破れず、汚れたときは基本的に水洗いすることができます。いつでも清潔な状態にできるので赤ちゃんが口に入れても安心ですね。
また、布ではなくビニールでできた絵本も、ほとんどのものが水洗いや水拭きでお手入れできます。プラスチックパーツがついたものも、パーツを取り外して素材ごとに洗えるものが多いようです。
ただし、洗うことができない布絵本もあるので注意してくださいね。
お出かけのときも軽くて持ち運びが便利
しかし、布絵本は布でできているため紙の絵本よりも軽く、お出かけのときも持ち運びが便利です。様々なしかけを使って遊ぶことができるため、遊び方の幅が広く長い時間遊ぶことができます。
しかけのなかには音が鳴るものがありますが、大きな音が鳴るわけではありませんので周囲に迷惑をかける心配がありません。スマホなどのようにママが後ろめたい気持ちになることがないのもよいですよね。
また、布絵本は指先の運動になるしかけや触感を刺激するしかけがたくさんありますので、遊びながら五感を育てることができます。まさに一石二鳥といえますね。
布絵本の素材やパーツはほとんどが洗える!
布絵本の本体となる生地の種類
フェルトはウールなどの天然素材をメインの材料にしているため、水に濡れると縮みやすいという欠点があります。ウォッシャブルフェルトであれば濡れても縮みにくく、手洗いすることができます。
また、市販の布絵本はフェルトではなくトイクロスという生地がよく使われます。これはポリエステルやナイロンでできた生地で、見た目はフェルトと似ていますが薄くて柔らかく、マジックテープがくっつくという特徴があります。
水に濡れても縮まないため洗濯や手洗い可能で、扱いやすいことからぬいぐるみなどにも使用されます。
ふっくら立体感を出すキルト芯や綿
キルト芯は一般的にポリエステルでできているため洗濯ができます。子ども用の手さげ袋などによく使われている「キルティング」の生地にもよく使われているため、比較的なじみが深い素材ですね。
100均ではキルト芯と一緒にドミット芯というものを見かけることがありますが、ドミット芯はキルト芯を圧縮したものなので基本的にはキルト芯と同じ扱い方で問題ありません。
また、布絵本につけたり外したりできるマスコットなどに入っている綿はポリエステル製です。キルト芯同様、洗濯することができます。
ボタンなどの楽しみなしかけとなるパーツ
ただし、糸で縫いつけられているのではなく接着剤で貼りつけてあるパーツは洗濯すると取れてしまう可能性があります。
また、指で押すと音が鳴る「鳴き笛」や「押し笛」と呼ばれるパーツは、なかに水が入って音が鳴りにくくなる可能性があります。できるだけ取り外して洗うか、洗濯機を使わず汚れた部分だけを手洗いしたほうがよいでしょう。
パーツは赤ちゃんが引っ張って遊ぶため、取れかけていないか定期的にチェックしてくださいね。特に、ビーズやボタンが取れると誤飲を招く可能性があるため危険です。