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100均素材だけで袴風スタイ作り!手縫いで簡単にできるお正月準備

100均素材だけで袴風スタイ作り!手縫いで簡単にできるお正月準備

お正月に子どもに袴を着せようか悩んでいる方が少なくはないかと思います。しかし袴の出番は少なく、袴のようなものを手軽に作れたらうれしいですよね。そこで今回は100均の素材を使って手縫いでできる袴風スタイの作り方をご紹介していきます。裁縫初心者の方向けなので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。

意外と知らないスタイの基礎知識

どうしてよだれかけを「スタイ」と呼ぶの?

最近ではよだれかけのことを「スタイ」と呼ぶことが多いですよね。しかし、そもそもどうしてよだれかけのことをスタイと呼ぶのかご存じでしょうか。単によだれかけを英語にしたものではないかと思っている方が多いと思いますが、よだれかけは英語で「ビブ(bib)」であるため、違うということがわかります。

実はスタイはもともとベビービョルンのプラスチック製よだれかけの商品名で、日本で大ヒットしたことからその名が定着したといわれています。そして現在ではメーカーに関係なく、よだれかけのことをスタイと呼ぶようになったのです。

スタイが必要な場面と時期とは

スタイの最大の役割は、よだれや食べこぼしたものなどで洋服が汚れないようにすることです。そのため、一般的にはよだれの量が増えてくる生後2、3カ月頃から使い始めます。そして1~2歳くらいになると口の周りの筋肉が発達して唾液を上手に飲み込めるようになり、よだれの量が徐々に収まってきます。そのため、この時期にスタイを卒業することが多いようです。

しかしよだれが出始める時期や量には個人差があり、中にはほとんどよだれが出ない赤ちゃんもいます。そのため、赤ちゃんの様子を見ながら必要に応じて使うようにするとよいでしょう。

また、よだれ用のスタイは布地のものを、離乳食の食べこぼし・飲みこぼし用のスタイはポケットがついたビニールやシリコン、プラスチック製のものなど、目的に応じてスタイを選ぶようにしましょう。

100均の材料でできる袴風スタイの作り方

まずは必要な道具と材料を準備しよう

【必要な道具】
今回は自宅にあるものを使用しましたが、すべて100均で揃えることもできます。

・裁ちばさみ
布を裁断するために使います。

・チャコペン
型紙を布に写すときに使います。フェルトに写すときは油性ペンがおすすめです。

・縫い針、糸、糸切りばさみ
布を縫い合わせるために使います。

・定規
布の長さを測るために使います。50cmくらいの長いものであれば、より使いやすいです。

・紙、ペン、はさみ、手持ちのスタイ
型紙を作るときに使います。

・クリップ
まち針の代わりに布を押さえるときなどに使います。

・手芸用の接着剤
必ずしも必要ではありませんが、100均のキルト芯はアイロン等で貼りつけができないため、手芸用の接着剤で仮止めしておくと仕上がりがきれいになります。
【必要な材料】
今回はすべてダイソーで揃えました。

・赤いフェルト
袴部分の生地です。約70×60cmの大きなものを選んでください。

・ちりめん風はぎれ
着物部分の表地となります。お好みの和柄の生地を選んでください。

・プリントはぎれ
着物部分の裏地となります。よだれが多い場合にはタオルを使用しても大丈夫です。さまざまな生地が売っているので、お好みのものを選んでください。

・キルト芯
キルト芯は絶対に必要なものではありませんが、100均の生地は薄いため、着物部分はキルト芯を使って厚みを出します。

・ファスナーテープ
スタイを留めるために使います。スナップボタンでもかまいません。

100均の材料を使った袴風スタイの作り方

①まずは着物部分から作っていきます。

手持ちのスタイを半分に折って紙の上に置き、スタイから1cm外側をペンでなぞります。左下は丸みを無くして下の写真のように角を作ってください。右下の直線部分は「わ」になります。

②線に沿ってはさみで切ります。これで着物部分の型紙は完成です。

③ちりめん風はぎれを半分に折ります。「わ(下の画像でいう右側下半分の直線部分)」を合わせて型紙を置き、型紙の淵をチャコペンでなぞります。

かなり折りジワがついているので、作業しにくい場合はアイロンをかけてシワを伸ばしてください。アイロンをかけるときはあて布をして低温でかけ、スチームは使わないようにしましょう。

④チャコペンで引いた線に沿って裁断します。

⑤同じようにプリントはぎれ、キルト芯も型紙に沿って裁断をします。

⑥キルト芯をプリントはぎれの裏面にボンドでとめます。

⑦ちりめん風はぎれとプリントはぎれを中表(表面同士を合わせる)にして縫い合わせます。返し口を5cm程度残し、1周ぐるっと縫ってください。

⑧表に返して返し口を縫います。縫い方はまつり縫いが理想ですが、縫い閉じた部分は袴部分の紐で隠れるため、なみ縫いでも問題ありません。

⑨ファスナーテープを長さ3cmで切り、首の部分に縫いつけます。今回購入したのはシールタイプなのですが、強度を上げるために縫いつけました。少し針がとおりにくいので、1周縫うのが大変であれば、4隅を留めるように縫うだけでも大丈夫です。

⑩これで着物部分は完成です。

次に袴部分を作っていきます。上辺43cm、下辺48cm、高さ20cmの台形になるよう定規で測って赤いフェルトに線を引き、裁断します。

⑪袴部分にプリーツを作っていきます。まずは半分に折り中心から上辺3cm、下辺4cmの部分を線で結びます。

左右に線を引きました。

⑫先ほど引いた線の1cm外側に点線を引きます。

⑬点線部分で折り、直線部分を縫います。

表に開くとプリーツができます。

⑭右側も同じように縫うと、さらにプリーツらしくなります。

⑮プリーツを内側に倒して、縫った部分から上辺3cm、下辺4cmの部分を線で結び、直線の1cm外側を点線で結びます。

⑯先ほどと同じように点線部分で折ってから直線部分を縫い、これを繰り返してどんどんプリーツを作っていきます。

表に返すときれいにプリーツができあがっています。

⑰続いて袴部分の紐を2本作ります。縦4cm×横35cm、縦4cm×横70cm(横の長さはウエストのサイズに合わせて調整してください)になるよう定規で測って赤いフェルトに線を引き、裁断してください。

⑱短い紐→着物部分・袴部分→長い紐の順に重ね、まとめて縫い合わせていきます。

手芸用の接着剤で仮止めしたりしつけ糸をかけたりしておくと、ずれにくく縫いやすくなります。

短いほうの紐にあわせてぐるっと1周縫いました。

⑲ファスナーテープを長さ3cmで切り、長いほうの紐に縫いつけます。

⑳完成!

着用画像です。女の子のモデルがいなかったので、長男(1歳)にモデルになってもらいました。

余力がある方は余った赤いフェルトでリボンを作ってウエストの部分に縫いつけると、よりかわいく仕上がりますよ。

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