
親子で風船ぼんぼりを作ろう!ひな祭りが華やかになる簡単工作
ひな祭りに飾る「ぼんぼり」を知ろう

「ぼんぼり」の由来や意味
ではなぜ「ぼんぼり」と呼ばれるようになったのでしょうか。江戸時代に「ぼんぼり」という言葉を「ぼんやりとしてものがはっきりしないさま」「ものごとが薄く透いてぼんやり見えるさま」などの意味で使っていたことから「ぼんぼり」の呼び名がきているそうです。また、「ほんのり」という言葉が転化したという説もあるそうです。
「ぼんぼり」は漢字で書くと「雪洞」と書くのだそうです。あまり馴染みがありませんが子どもに質問されたときのママの豆知識として、この機会に覚えておいもよいかもしれません。
「ぼんぼり」は生活に欠かせなかった
「ぼんぼり」は男雛と女雛の両脇に飾りますね。雛祭りは江戸時代ごろから親しまれるようになったのですが、女の子の健やかな成長を願うと共に、幸せな結婚ができますようにと願いが込められているそうです。当時の結婚式の姿が現代の雛人形として、受け継がれているということはとても感情深いですよね。
現代では当たり前のように電気を使用していますが、江戸時代には「ぼんぼり」や提灯などの照明器具が生活には欠かすことの出来ないアイテムでした。そして、昔は夜に結婚式を行なっていたため、ほのかな光を放つ「ぼんぼり」で式を照らすのが主流になっていたそうです。
女の子の健やかな成長を願い、行事を楽しみたいですね。
手作りぼんぼりの活用アイデア
今回はひな祭りの「ぼんぼり」をイメージして家にあった材料の薄いピンク系で小さな物を作成しましたが、お部屋のインテリアに合わせた色の和紙で作ると本格照明だってできちゃいます。また、風船の空気の加減で大きい照明も作ることが可能です。そして「風船ぼんぼり」にも共通することですが、100円均一にも売っている「ろうそく型ライト」を下に置くとインテリアだけでなく、本格照明に変身させることができるのでおすすめです。
子どもと一緒に行える工作ですが、とても簡単に素敵な作品ができるので、案外大人の方が夢中になってしまうかもしれませんね。
まとめ
現代の日常で「ぼんぼり」に触れるのは雛人形を飾るときぐらいでしょうか。江戸時代は生活に欠かせないものであったなんて驚きですよね。ぜひ由来や役割などの豆知識をお子さんにも伝えていってくださいね。
今回ご紹介した風船で作る「ぼんぼり」は、手先が器用になる5、6歳向けになります。和紙を貼る工程であれば2歳〜4歳のお子さんもお手伝いができそうですね。子どもにはできることにも個人差がありますので、お手伝いをしてもらう場合にはママが調節をしてあげてくださいね。親子ででひなまつりをもっと華やかにしちゃいましょう。