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日本と違う?チェコの幼稚園事情。アウトドア派なチェコの幼稚園児たち

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チェコの幼稚園の楽しみ方

誕生日にはお菓子を配ってお祝い

長男はときどき幼稚園からお菓子を持って帰ってきました。「幼稚園で先生がお菓子をくれるの?」と不思議に思っていたのですが、それはお祝いで配られたお菓子でした。チェコでは自分の誕生日やネームデーに幼稚園にお菓子を持っていき、友だちに配ることができるのです。

今では息子たちも自分の誕生日やネームデイになると、小さな飴やグミの小袋を持っていきます。幼稚園で先生に「誕生日だから配ってよいですか?」と尋ねるると、「嬉しいね。おやつの時間に配ろうね」と言ってくれます。

学年末には先生に花やお菓子を贈って感謝する習慣がありますし、遠足にお小遣いを持ってくる子もいます。チェコの幼稚園や学校は日本ほど私物を持っていくことに制限がないのです。

最初は「こんなことが許されるのか」と戸惑いましたが、友だちと相談してお揃いの物を買ったり、少ないお小遣いの中で買える物を選んだりしている長男を見て、悪い習慣ではないなと思うようになりました。

クリスマスは幼稚園にもプレゼントが届く

一年で一番大事な行事がクリスマスです。子どもたちはチェコのサンタクロース、Ježíšek(ジェジーシェク)に手紙を書き、プレゼントを心待ちにします。

ジェジーシェクは、幼稚園にもやってきます。クリスマス休暇に入る前に、一足先に幼稚園にやってきてくれます。でも誰もジェジーシェクの姿を見ることはできません。ジェジーシェクは子どもたちがよいこに遊んでいる間に、そっとクリスマスツリーの下にプレゼントを置き、去ってしまうからです。

クリスマスツリーの下にたくさん置かれたプレゼントを見つけた子どもたちは大喜でプレゼントを開け、みんなでいっしょに遊びます。私たちの幼稚園では親の寄付でプレゼントを用意していて、ままごとセットや車のおもちゃ、パズルや積み木などいろいろあります。

クリスマスに合わせて幼稚園は発表会を開いたり、クリスマスの飾りを手作りするワークショップを開催したりもします。幼稚園からもクリスマスムードが伝わってきます。

子どもと一緒に行事を楽しむ

前に書いた「魔女焼き祭」もそうですが、幼稚園行事は子どもだけでなく親も楽しめます。私たちの村で秋に行われる「凧揚げ大会」では、親子で凧あげしたあとに庭でソーセージをグリルして食べます。「仮装大会」では仮装するのは子どもだけですが、それを見ながら親は周りの人とおしゃべりしたり、ビールを飲んだりもできます。

行事が終わったあとも残っておしゃべりを続けるママやパパもいますし、自由な雰囲気で楽しめるのがよいところかなと思います。

まとめ

チェコの幼稚園児の生活についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?持ち物が少なかったり学校にプレゼントを持っていったり、最初は日本との違いに驚きましたが慣れると生活しやすい環境です。

冬の寒い日の散歩は、喘息持ちの次男にとってよいことだろうかと心配しました。でも先生が見守ってくれるなか次男は散歩を続け、みんなといっしょに雪遊びもして徐々に体が強くなっています。

自然の中で元気に育つチェコの子どもたちの様子がみなさまに伝わっていれば嬉しく思います!
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