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新体操は女の子に人気の習い事!始める年齢や得られる身体機能

新体操は女の子に人気の習い事!始める年齢や得られる身体機能

キラキラした衣装をつけダイナミックな動きで演技する新体操は、思わず見とれてしまう美しさがありますよね。テレビなどでその演技を見た女の子は夢中になり、習いたがる子も多いのではないでしょうか?今回は女の子に人気上昇中の新体操についてご説明し、習うメリットや始められる年齢、費用などについてご紹介します。

女の子に人気上昇中の習い事「新体操」

新体操はフープやリボンなど手具を使う競技

新体操はリボン、ボール、フープ、クラブ(こん棒)、ロープの5種類の「手具」を使いながら、音楽に合わせて演技を行うスポーツです。6mもあるリボンや二つ同時に持ったクラブを自在に操りながら体をしなやかに曲げたり回転したりするなど、新体操選手の体は驚くほど柔軟ですよね。

そのうえ芸術的な美しさも感じられるスポーツです。ロシアなどバレエが盛んな国の多くは新体操も盛んな場合が多く、2021年からは新体操競技の得点に「芸術点」が新設されます。

元新体操日本代表の畠山愛理さんはロシアで合宿生活をしたときに、ロシアのコーチから「演技だけでなく私生活でも美しくしていなさい」といわれたといいます。新体操は芸術的な感性を必要とするスポーツだといえますよね。

かわいい衣装が女の子の心をキャッチ

かわいくてキラキラしたものが好きな女の子は多いですよね。練習のレオタードにはフリフリしたスカートがついていて、女の子の心をくすぐります。可愛いレオタードが着たくて練習に通ううちに、本格的に新体操を始めるようになる子もいますよ。

新体操選手は競技でスパンコールつきの素敵な衣装を着て、リボンやボールを魔法のように操ります。小さな子にとって新体操選手は、アニメのかっこいい少女キャラのようなイメージなのかもしれませんよね。

ママが美しい姿勢の女の子になってほしくて、新体操教室に通うケースもあります。初めはママだけがやってほしくて子どもは興味がない場合でも、見学に行くとかわいい衣装で踊る子たちを見て「新体操やりたい!」と意欲的になる子もいますよ。

一流選手の演技の美しさは圧巻!

2012年ころから新体操は芸術性重視の傾向を強めています。そのため、以前よりも演技をする選手の表情も豊かになったり演技のテーマ性が明確になったりするなど、踊りの要素が強くなっています。

後ろ向きのまま膝の裏でクラブをキャッチしてそのまま上に投げたり、投げたフープが落ちてくる位置に正確に移動し脚でキャッチするなど、難易度が高い技を魅惑の演技力でこなす一流選手には圧巻の一言ですよね。

「フェアリージャパン」と呼ばれる新体操日本代表には、高校生の若いメンバーもいます。彼女たちは国際規格といえるほど美しいプロポーションや高い身体能力を持っているうえ、すでに数多くの経験を積んでいるのです。もちろん上の世代も技と表現力両面において熟練してきていますよ。

新体操を習うことで得られるメリットは?

柔軟性が高まりケガの防止にも

新体操選手は普通の人には難しいポーズを簡単に取れますが、それは日ごろの柔軟性を高める訓練のたまものといえます。体が硬いと筋肉がこわばったり関節が固かったりするため体を動かしにくいですが、体が柔らかいと筋肉も柔らかく動きやすいのです。

それはとっさの動きにも対応しやすくケガの防止にもなります。動きが活発な子どもは転んだり落ちたりしてケガをしやすい傾向がありますが、柔軟性が高まると大きなケガをしにくいかもしれませんよね。

大きくなって新体操をやめてしまったとしても、小さいころから練習を続けていれば柔軟体操が習慣化しやすく、体の柔らかさを維持できます。体が柔らかいと筋肉をしっかりと伸ばせるので代謝や血行がよくなり、疲れにくくなりますよ。

音楽に乗って体を動かすことで表現力も

新体操を習うことで得られるのは体の柔軟性だけではありません。音楽に乗って体を動かすことで、豊かな表現力も養われます。

新体操の演技はただ難易度の高い技をこなすだけでは点数が伸びにくい競技です。楽しくリズミカルな音楽ならば笑顔、憂いのあるゆっくりとした曲ならば悲しげな表情を作ることで魅力的な演技になり、点数も伸びやすくなります。

気持ちの表現にはただ表情を作るだけでは足らず、実際の気持ちを想像することも必要です。小さなころから表現力を学べば人の気持ちを理解したり共感したりする力も身につきやすいですよね。

恥ずかしがり屋さんの子どもが新体操を学ぶことで、自分の気持ちを表せるようになるかもしれません。それはお友達との関係をスムーズにしますよね。

瞬発力や集中力の向上にも期待

瞬発力とは瞬間的に力を出せる能力ですが、この能力があると日ごろの動作をてきぱきと行いやすく、また集中力は勉強などにも必要な能力です。

新体操をして体が柔軟になると瞬発力も向上しやすくなります。弓はよくしならせて放てば矢は速く遠く飛ぶのと同様、柔軟性がある筋肉は可動域が広がり最終的にかかる力を強められるのです。

運動自体も集中力を高めますが、新体操ではリボンを回したりボールを投げたりキャッチしたりするときに手を使いますよね。手を使うことも集中力を養う訓練になるのです。

音楽を聴きながら頭のてっぺんから足先まで意識して演技をするのには、相当の集中力が必要ですよね。新体操を習うと集中力の向上を期待できる要素がたくさんあるのですね。

新体操を始める年齢や費用の相場は?

表現スポーツは幼い頃から始める子が多い

器械体操や新体操などアクロバティックなスポーツの場合、小さなうちから始めた方がよいといわれます。それは小さな子は体が軽く柔らかいことと、先入観や恐怖感が少ない傾向があるからです。

慎重で怖がりな子もいますが、小さな子は「できない」「怖い」などとはあまり考えない傾向がありますよね。すると大きくなったら「難しそう」と躊躇する練習もしやすいのです。

とはいえ早ければよいわけでもなさそうです。オリンピックにも出場した新体操の元日本代表選手たちの中で、坪井保菜美さんは5歳、畠山愛理さんは6歳、2019年現在、日本代表の主将を務める杉本早裕吏(すぎもとさゆり)選手も6歳から新体操を始めています。

子どもが興味を持った時期が始め時なのかもしれませんね。
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