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1歳児の平均的な睡眠時間は?理想的な睡眠リズムを知ろう

1歳児の平均的な睡眠時間は?理想的な睡眠リズムを知ろう

睡眠の質を上げ、睡眠リズムを整えよう!

朝日を浴びて体内時計をリセット

人間の体内時計の周期は1日の周期である24時間よりも少し長めだと考えられています。そのため、実際の時刻と体内時計が毎日少しずつずれて、睡眠リズムが乱れてしまうこともあるようです。

朝日を浴びれば体内時計もリセットされますから、時間のずれをなくすことができるでしょう。また体内時計をリセットするときには次のようなポイントがあります。

【ポイント】

  • 毎日規則正しく朝日を浴びるように心がける
  • 夜泣きをした場合でも日中にお昼寝し過ぎない
  • 入浴はできるだけ夕方までには済ませるようにする
  • 食事・昼寝・入浴などはできるだけ毎日同じ時間に行うようにする
体内時計をリセットできれば、睡眠リズムだけでなく生活リズムも整えられるでしょう。

日中にしっかり遊び、お昼寝は15時までに

子どもの睡眠リズムを整えるためには、お昼寝をする時間帯や、その長さを調整することが大切です。

子どものお昼寝が長かったり、お昼寝のタイミングがずれてしまったりした場合、「無理矢理起こすのはかわいそう」と感じるママも多いようですが、お昼寝をし過ぎてしまうと睡眠リズムも乱れやすくなります。

お昼寝はできるだけ15時くらいまでにしておいて、子どもを起こすときには、優しく徐々に声をかけるなどの工夫をするとよいかもしれませんね。

また日中にしっかり遊ぶことで子どもも疲れるので、スムーズに昼寝しやすくなります。午前中のうちに公園に連れて行ったり、近所をお散歩したりすれば、遅い時間帯に昼寝してしまうことも少なくなるでしょう。

寝る時間を決め、寝る環境を整える

子どもの睡眠リズムには、睡眠の質も大きく関係しています。睡眠の質をよくするためには、寝る時間を決めたり、寝る環境を整えたりすることが重要です。

【寝る時間を決める】

毎日夜20時くらいまでには、ママも子どもと一緒になって布団に入る習慣をつけておくとよいですね。家事やそのほかの用事がある場合には、できるだけ家族にも協力してもらい、子どもの睡眠リズムを整えることを優先させましょう。

【寝る環境を整える】

夜に蛍光灯などの光を浴び続けていると、脳が落ち着かないために寝つきにくくなってしまいます。遅くとも、寝かしつけの時間の1時間ほど前から照明を暗めにして、子どもが眠りやすいような環境を作ってあげることが大切です。

子どもがいびきをかいていたら要注意!

子どもがいびきをかく原因

もしも子どもがいびきをかいていたら注意してください。いびきは睡眠の質を大きく悪化させ、様々な問題を生じさせることがあるからです。

子どもがいびきをかく原因は大きく三つあります。一つ目は肥満、二つ目はアレルギーや花粉による鼻炎、三つ目がアデノイドや扁桃腺の肥大です。

一つ目の肥満が原因のいびきは、大人には多いですが、子どもの割合は少ないとされています。子どもの原因でもっとも多いのは、三つ目のアデノイドや扁桃腺の肥大で、これがいびきの原因である場合「睡眠時無呼吸症候群」など深刻な問題を引き起こしやすいともいわれています。

アデノイドや扁桃腺は1歳ころから大きくなり始め、未就学児の間に最大に肥大することが多いため、この時期のいびきは特に注意が必要です。

睡眠時無呼吸症候群になることも

子どもがいびきをかいているからといって、必ずしも「睡眠時無呼吸症候群」であるとは限りません。子どもでも疲れや体調によっていびきをかくことはあるからです。

ただ、子どもの睡眠時無呼吸症候群は大人と比べ診断基準や症状に違いがあり、認知度も低くわかりにくいとされています。「睡眠時無呼吸症候群は子どもでもなる」ということを、まず頭に入れておきましょう。

寝ている間に無呼吸になると、良質な睡眠がとれず、先ほどお伝えした深い眠りである「レム睡眠」の時間が短くなります。すると成長ホルモンが分泌されにくくなり、発達の遅れや学力の低下をまねくことも珍しくありません。

睡眠時間が短い子と同じように、日中の機嫌の悪さや集中力の低下、身長が伸びないといった症状が出やすくなります。

子どもの様子を観察して専門医へ相談しよう

子どもの睡眠時無呼吸症候群には次のようなチェックポイントがあります。

【ポイント】
・週に3日以上いびきをかいている
・息を吸うときに胸がへこんでいる
・うつぶせや横向きで寝ることが多い

注意したいのは、うつぶせや横向きで寝ていると、睡眠時無呼吸症候群になっていてもいびきをかかない場合があることです。この場合はもっとも症状に気づきにくい危険な状態といえます。

呼吸しにくいとき、体は無意識に呼吸がしやすい体勢を求めます。子どもが常に横向きやうつぶせで寝ている場合、いびきをかいていなくても睡眠時無呼吸症候群の可能性を疑ってください。

早期に治療した子どもとしなかった子どもでは、数年後の学力に大きな差が出たという研究結果もあります。早期発見、早期治療のためにも、心配な場合は、眠っている姿をビデオで撮影するなどして、専門医に相談してみてくださいね。

まとめ

普段、子どもが元気にしていたとしても、睡眠時間が多過ぎたり、少な過ぎたりすれば、ママはどうしても成長への影響が気になりますね。ただ、同じ月齢の子でも歩き出す時期がまったく違っているように、睡眠時間も個人差が出やすいものです。

睡眠リズムは生活リズムとも深く連動していますから、まずは、子どもの生活リズムを整えられるように日ごろから気を配る必要があるでしょう。子どもにとってちょうどよい睡眠リズムがつかめるまで、家族みんなでしっかりと見守ってあげてくださいね。
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