赤ちゃんでも乗り物酔いをする?原因や対策、吐いたときの処置方法
車酔いが心配な場合や吐いたときの処置方法
乗る前に準備しておくとよいもの
まず、エチケット袋です。急な嘔吐の場合や、赤ちゃんが気持ち悪そうにしているときにエチケット袋があると対処しやすいですよ。また、タオルやウェットティシュ、ゴミ袋なども一緒に用意しておくとよいでしょう。
赤ちゃんが退屈しないように、お気に入りのおもちゃを準備しておくのもよいですね。手に持って、見たり遊んだりして過ごすことができます。車の場合は、赤ちゃんの好きな歌を流せるようにCDなどの音楽を準備しておくのもよいですよ。
前もって準備できるものは忘れないようにして、乗り物の中でも快適に過ごすことを心掛けましょう。
車の中で吐いたときの処置方法
車のシートが汚れたときは、まず濡らしたタオルやウェットティシュで嘔吐物を取り除きます。その後、シートの網目に入った汚れをタオルでたたくようにして取り除くとよいですよ。
においをとるときは、消臭スプレーだけでは除去できません。重曹を使ってにおいを取り除くようにしましょう。重曹水を作ってスプレーした後、重曹の粉末をかけます。そのまましばらく置いておき、2日ほどしたら掃除します。そうすることで、においはほとんど取れるでしょう。
乗り物酔いで吐いてしまったときに、どうすればよいか知っておくとスムーズに対応できますね。
酔い止め薬は3歳から服用できるものが多い
一般的に、3〜5歳以上の子どもが飲める酔い止めの薬が多いようです。赤ちゃんが飲めるものはないので注意してくださいね。
赤ちゃん用の薬はないので飲むことはできませんが、乗り物酔いをしないようにママが準備できることや、予防できることはたくさんありますよね。また、体調や環境、精神的な面でも配慮できることはあります。
ママは、赤ちゃんの乗り物酔いが心配かもしれませんが、薬がなくても大丈夫なように家族で協力してサポートしましょう。
乗り物酔い予防策や乗り物別過ごし方
乗り物酔いをしないためのポイント
一つ目は、ゆったりした洋服を着ることです。体を締めつける洋服は苦しいので避けた方がよいですよ。
二つ目は、空腹を避けることです。空腹だと自律神経が過敏になり、車酔いしやすくなります。授乳期、離乳食期は、赤ちゃんが消化のよいものを食べるようにしましょう。
三つ目は、優しい運転を心掛けることです。揺れが多いと気持ち悪くなります。なるべく一定のスピードを心掛けましょう。
最後は、こまめに休憩を取ることです。車を停めて外の空気に触れることは、赤ちゃんや大人にとってもよい気分転換になります。また、体調も大きく影響します。お出かけは赤ちゃんの体調のよい日を選ぶとよいでしょう。
車・船・飛行機での過ごし方のポイント
車やバスの場合は、乗車席によっても変わります。バスは、タイヤの上の席だと酔いやすいといわれるので、前輪と後輪の間の席がよいですよ。乗用車は助手席がよいとされますが、赤ちゃんが乗るのは安全面で心配です。後部座席に座る赤ちゃんに言葉を掛けたり、様子を見たりしながら過ごしましょう。
船の場合は、揺れが少ない中央に近い席がよいですよ。場所によって揺れ方が違うので、酔ってしまったときは場所を変えて様子を見るようにしましょう。
飛行機で揺れが少ない席は、翼の近くか前方の席です。体を締めつけないように、ゆったりした服を着て過ごせるようにしましょう。
乗り物酔いをしにくい体質になるコツ
できることとしては、自律神経が安定するように過ごすことです。乗り物酔いは、自律神経の乱れによっても起こりますので、バランスを取るようにしましょう。睡眠をしっかり取り、バランスのよい食事を摂ることは、自律神経の安定につながります。ママやパパがしっかり意識するようにしましょう。
子どもが大きくなったらブランコに乗ったり、マットで前転や後転したりして訓練するとよいそうですよ。
十分な睡眠や食事は、普段の生活習慣でも大切なことですよね。乗り物酔いをしにくい体質にすなるには、規則正しい生活を送ることがコツともいえるでしょう。
まとめ
準備できることや予防できることは色々あります。酔ったときや、吐いたときの処置の仕方も分かっていると、スムーズに対処できるでしょう。
赤ちゃんは、まだ言葉が話せないので気分が悪くなっても伝えることはできません。大人が定期的に言葉を掛けたり様子を見たりすることで、赤ちゃんは安心してお出かけを楽しむことができますよ。