
出産前に引っ越しするタイミング。出産前後のメリットやデメリット
重たいものを運ぶときには注意が必要
荷造り中に重たいものを運ぶときには充分な注意が必要です。荷造りを進めていると、早めに片づけようとして、あれもこれもと動いてしまいがちですが、少しでも重たいと思う物は運ばないようにしましょう。このぐらい大丈夫と思っていても、急にお腹が張るなど体調の急変が起こることもあるので無理は禁物です。少し重いなと思った物はパパに頼むなどしましょう。
重たいものを持つのと同じように、高い位置にある荷物を取る動作もお腹に負担がかかります。無理な体勢や長時間の作業は避けて、しっかり休憩を取りながら引っ越しの準備を進めていきましょう。
出産場所を新たに探す必要がある
個人の産婦人科も総合病院の産婦人科も分娩の受け入れ人数が決まっているので、引っ越し先で出産を予定しているなら早めの準備が必要です。引っ越しが決まった時点で、引っ越し先の地域の総合病院、産婦人科のほかに助産院も視野に入れ、数か所をピックアップし問い合わせをしておきましょう。
病院によっては、分娩予約や入院予約として費用の一部を先払いする必要もあるかもしれません。引っ越し後にバタバタしないように、気になる点についても問い合わせした際に質問しておくと安心ですね。
里帰り出産を予定している場合も、里帰りの時期までに通院可能な病院を数か所ピックアップして問い合わせをしましょう。
出産後に引っ越しするメリットとデメリット

出産場所を変えないでよい
妊娠中に引っ越しをした先輩ママの声では、旦那さんの転勤による引っ越しだったので、まだ訪れたことのないまったく知らない土地の病院探しをするのに苦労した、口コミもなく出産する病院を探すのが不安だった、新居から病院までは徒歩で通える距離だけど長くて大きな坂があることは地図では確認できなかったので通院が大変だった、という声もあります。
知らない土地へ引っ越しとなると、妊娠中よりも出産後の方がママの負担は少なく済むのかも知れませんね。
引っ越しの梱包や片付けが楽
妊娠中の引っ越しではやることはたくさんあれど、体調を考慮して無理は禁物です。お腹も大きいのでちょっと動きづらいし、まだ動けると思っても急にお腹が張ってしまう危険もありますが、産後なら身動きも軽くなっているので格段に作業もしやすくなりますね。
赤ちゃんがいるぶん長時間続けての片付けはできなくても、授乳時間や上の子のお昼寝時間などを確保しながらも時間を区切って計画的に片づけを進めることができるようになります。
とはいっても、無理は禁物なので毎日少しずつ片付けを進めましょう。
慣れない場所で育児をしなければいけない
出産後に引っ越しをした場合には、慣れない場所で育児をしなければならないこともあります。例えば子どもの体調不良時に不可欠な、小児科などのかかりつけの病院を探し直す必要もありますね。
遊びやすい公園や雨の日も遊べる子育て支援施設なども自分で探す必要があるので、引っ越しをしてから少しの間は、どこに何があるかを把握するのが大変という点がデメリットに感じるママも多いかも知れません。
またママ友がいなくて孤独を感じるママも居ると思います。お隣さんや子連れのママさんなどに積極的に声をかけてみて、公園の場所や小児科の口コミなどを教えてもらうところから始めてみましょう。
結局はいつ引っ越しすればよいの?

出産後の生活を見越して引っ越し
産後の引っ越しをする場合ですが、ママの体調がある程度回復する産後3カ月頃がおすすめです。この時期になると赤ちゃんの首もすわってくるので、母子ともに行動しやすい時期になります。
それより早い時期に引っ越しをする場合は、できれば出産後の1カ月健診を済ませてからがよいでしょう。1カ月健診は出産をした病院で受けることができます。ママの体調の戻り具合や、赤ちゃんの発育状態などを確認して、医師にOKをもらってからの引っ越しのほうが、安心感もあると思います。
引っ越し先の病院が見つかったら
お腹が大きくなってからは徒歩での移動が厳しくなることもあるので、最寄りのバス停などの交通手段、道順などをあらかじめ聞いておくのもおすすめです。
同時に、現在通っている病院へも引っ越しの時期を伝えて紹介状をお願いする、引っ越し先の自治体での妊婦健診の補助券の発行手続きなどの確認をしていきましょう。
出産後の引っ越しの場合でも、赤ちゃんの体調不良に直ぐに対応できるように、あらかじめ小児科をピックアップして置くと安心ですね。
体調に合わせて引っ越しを
お友達など多めの人数に引っ越し当日の手伝いを頼んでみるとか、費用は増しても引っ越し業者さんに荷造りから荷ほどきまでをしてもらえるプランを選ぶことでもママの負担は減らすことができます。
引っ越し当日の作業はパパにお任せするか、ママも参加するのであればおばあちゃんに手伝いに来てもらうのも、疲れたときにもサポートしてもらえて頼りになるかと思います。
ママは決して無理はせず、少しでも体調に変化があれば、離脱するぐらいの気持ちでいましょう。