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出産の瞬間に痛みはつきもの?痛みの少ない無痛分娩のメリットとは

出産の瞬間に痛みはつきもの?痛みの少ない無痛分娩のメリットとは

【先輩ママに聞きました】無痛分娩を選んだ理由はなんですか?

無痛分娩のメリットは分かったけれど、やっぱり怖いと考える人もいると思います。そこで先輩ママに無痛分娩を選んだ理由を聞きました。※テニテオ調査(n=50)

「無痛分娩を選んでいない」と回答したママの体験談

  • もともと予定していた帝王切開だったからです。 もしも帝王切開以外に選択肢があったならば、出産の痛みに耐える自信がないので、無痛分娩を選んでいたかもしれません。
  • 無痛分娩は値段も高いし、リスクがあるから怖いので選びませんでした。自然分娩のほうが、赤ちゃんにもいいと聞いたので私は、自然分娩を選びました。

「その他」と回答したママの体験談

  • 無痛分娩を受けている産院であればやりたかったのですが、受けていなかったので普通分娩で出産をしました。
  • 私が通っていた産婦人科では、無痛分娩はやっていませんでした。どんな出産にもリスクはありますが、無痛分娩の麻酔での事故が心配だったので、元々選択肢にはいれていませんでした。

「体力温存」と回答したママの体験談

  • 産後動けなくて大変だったという話を聞いていたので無痛にした。完全に痛みがなくなるわけではなかったものの、かなり楽だった。

■編集部コメント

なんと8割以上のママが無痛分娩を選ばなかったということが分かりました。まだ日本では無痛分娩は少数派なようです。また、出産した産院で無痛分娩を取り扱っていないという例も。

産後の体力温存や痛みを軽減するために無痛分娩を選びたいママは、事前に無痛分娩を扱っている産院をリサーチしましょうね。

続いてのコーナーでは無痛分娩で出産したいときの注意点を紹介します。

無痛分娩での出産を希望するときの注意点

すべての産院で無痛分娩ができる訳でない

もし無痛分娩で出産したいと思ったら、どうしたらよいのでしょうか。

まずは、無痛分娩をしてくれる産院をさがすところから始めてみましょう。公益社団法人日本産婦人科医会医療安全部会の調査によると、日本には約2,400の分娩施設があり、そのなかで、無痛分娩を行う施設は約30%しかないようです。

厚生労働省が公開している無痛分娩取り扱い施設一覧を参考にして、自宅や実家などから通える範囲内にその産院があるのかを調べて自分で連絡してみてもよいですね。

すでに産院で健診を受けている場合は、担当医に無痛分娩を希望していることを伝えましょう。通院している産院で無痛分娩していなければ、担当医が紹介文を書いてくれますよ。

硬膜外麻酔にともなうリスクを理解しよう

無痛分娩を希望する際には、硬膜外麻酔にともなうリスクも理解しておくことが大切です。

まず、麻酔をする影響で陣痛が弱くなると、陣痛促進剤を使う場合が出てきます。陣痛促進剤で陣痛を起こすことで、子宮が強く収縮しすぎてしまい、赤ちゃんが圧迫されて胎児機能不全や子宮破裂などのリスクがわずかにあります。

麻酔の影響で陣痛が弱まりお産が長引くと、母体にも赤ちゃんにも負担がかかり、吸引分娩や帝王切開になるということもあります。母体が低血圧や頭痛、硬膜外血腫などが起こる危険性もあるのです。

また、血管やくも膜下に誤って麻酔が注入され、神経麻痺や呼吸のトラブルなどを起こすリスクもあります。リスクをよく理解した上でどうするか考えましょう。

どんな方法を選択しても、出産はすばらしい

無痛分娩をすることで「出産の痛みを体験しないと子どもに対する愛情を感じられないのではないか」「楽をして出産してはいけないのではないか」などとマイナスな印象を持っているママもいるかもしれません。

無痛分娩を体験したママは「心理的余裕ができてよかった」「赤ちゃんが無事に生まれてくれたらそれだけで幸せだった」などと出産のすばらしさを感じているママが多いようです。

どの方法にしてもママが赤ちゃんをお腹の中で大切に育て、命をかけて出産するのには変わりありません。どのような方法をとるかを大事にするのではなく、無事に赤ちゃんを出産することを考えて出産方法を選択したいですね。

赤ちゃんを初めて抱っこしたときの感動は忘れられない体験になるでしょう。

まとめ

出産はママも赤ちゃんも命がけでするものです。そうした出産をするのに痛みをできるだけ軽くしたいとママが思うのも当然のことかもしれませんね。

日本ではまだ少ないですが、無痛分娩をすることはママの痛みに関する不安を和らげる方法の一つといえるでしょう。麻酔を使うリスクもありますが、母体への負担が軽く回復も早いメリットもあります。

メリットとリスクを知った上で、どのような出産方法をとるかママとパパで相談してみましょう。赤ちゃんと笑顔で出会えるように、納得できる出産方法を選びたいですね。
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