妊娠40週でもうすぐ出産?知っておきたい出産の兆候と過ごし方
妊娠40週を過ぎた場合に考えられる理由
出産予定日の計算がずれている
しかし、出産予定日はあくまでも目安です。通常、妊娠が分かり産婦人科を受診したときなどに医師が出産予定日を確定します。
一般的に、ママの最終生理開始日から280日後を出産予定日としていますが、生理周期はママによって様々です。また、ホルモンバランスの関係などで生理周期が崩れることもあるため、出産予定日を出すための計算がずれていることも考えられます。
このように、正確な出産予定日を把握することは難しいことなのです。
赤ちゃんがお腹の中が心地よいと感じている
ママのお腹の中で赤ちゃんを育む子宮環境は、妊娠38週ごろに機能が最も高まるといわれています。そのため、子宮環境を居心地よく感じる赤ちゃんは、まだ外の世界に出たくないと感じて、陣痛が起こらないこともあるのです。
産婦人科の医師が、なかなか陣痛が始まらないママに対して、運動をするように促すことがあります。運動をすると子宮が収縮するので、赤ちゃんが窮屈に感じます。赤ちゃんは、それまでのような居心地ではいられなくなり、外に出たいと感じて陣痛につながるのです。
ママのエネルギーが不足していることも
妊娠中のエネルギーが不足すると、ママの身体は十分な出産準備ができません。ママの出産へのエネルギー不足で、出産が遅れるというケースも多いそうです。
しかし、妊娠中はストレスを感じたり、なかなか眠ることができなかったりするママもいます。また、だんだん大きくなるお腹で過ごすことに疲れるなど、精神的にも肉体的にもエネルギーが不足してしまいがちです。
さらに、エネルギー不足になる理由として、妊娠中に必要な栄養や食事回数を十分に摂れていないことも考えられます。赤ちゃんを無事に生むためにも、良質な食事と睡眠を心掛けて過ごしましょう。
出産までにやっておきたい三つのこと
出産で入院するための準備をしよう
雑誌やネットの情報を参考に、使う時期や用途別に袋を分けて準備すると便利ですよ。
・入院手続きに必要なもの
・出産の際必要なもの
・産後、ママの入院生活に必要なもの
・赤ちゃんの入院生活に必要なもの
・赤ちゃんが退院するときに必要なもの
・帰宅した後のママと赤ちゃんに必要なもの など
入院に必要なものだけでなく、産後は出生届をはじめ、役所で行う手続きがたくさんあります。申請期限が決まっているので、事前に確認しておきましょう。
出産に備えてゆっくり休もう
身体を休めるのは、産後の赤ちゃんのお世話のためという意味のほかに、妊娠最後の大仕事である「出産」のためでもあります。長い場合、陣痛は数日かかることもあります。痛みに耐えながら全身の力を使う陣痛は、本当に体力を消耗します。産後、全身筋肉痛になったというママもいるほどです。
また、いったん陣痛が始まると、赤ちゃんが産まれるまでずっと続きます。そのためにも、出産に備えてゆっくり休みたいですね。
残りわずかなひとり時間を楽しもう
実際、新生児のお世話は、授乳・おむつ替え・お着替えをひたすら繰り返す日々です。さらに、家事もしていると、ママが自分の時間を持つことは難しいかもしれません。
可愛い我が子を育てるのは、楽しくて幸せなことです。しかし、24時間休みなしの育児は、想像以上に大変です。
出産前にやり残したことを抱えたままの産後の育児は、ママのストレスにもなりかねません。好きなことをしてのんびり過ごすことを心掛け、最後のひとり時間を存分に楽しんでくださいね。
まとめ
しかし、赤ちゃんがなかなか生まれてこないのは、もしかしたらママのお腹の中の居心地がよいからかもしれません。ママは焦らずに、どっしりと「そのとき」を待ちましょう。余裕を持って、出産や赤ちゃんを迎える準備をしておくとよいですよ。
赤ちゃんに会えるまであと少しです。そのときまで、身体に気をつけて穏やかに過ごしてくださいね。