服や手についた土汚れの落とし方。土遊びの後は綺麗に洗って衛生的に
子どもが土遊びをするときは思いっきり遊んでほしいと思う反面、手や服の汚れが気になったり土の衛生面が心配になったりしますよね。衣類についた土が落ちにくく困ることもあるでしょう。外遊びから帰ったときの上手な手洗い方法や服についた土をきれいに落とすコツを紹介しますので参考にしてくださいね。
子どもが土に触れるメリットとデメリット
砂場遊びや泥んこ遊びをするメリット
砂や土に触れて遊ぶと想像力が身につくでしょう。おにぎりを想像しながら泥団子を作る子もいますし、電車が通るトンネルをイメージしながら砂で作った山に穴を掘る子もいます。
砂や土で遊ぶときは指先をしっかりと動かすので、手先が器用になるともいわれています。スコップやバケツなどの道具に触れる機会も多いので、物の扱いも上手になるでしょう。
砂場で自然素材に触れて泥んこ遊びをすると、精神的に落ち着く子もいるようですよ。
砂場は衛生面が心配というママも
幼稚園や保育園の砂場は、使わないときに動物除けのシートやネットをかけることもあるでしょう。しかし、いくら衛生面に気を使っても、土の中の菌が完全になくなるわけではないので、子どもを遊ばせたくないと思うママもいるようです。
砂遊びは遊んでいるうちに免疫力がつくといわれていますが、まれに砂の中にいる菌が体内に入り、下痢や発熱などの症状が出てしまうケースがあります。砂場を管理している自治体のホームページに砂場のメンテナンス情報などが載っていることもあるので、気になるママはチェックしてくださいね。
お気に入りの服を汚さないための対策は?
砂遊びをするときはお気に入りの服は避けて、汚れてもよい服装で出かけましょう。子どもはどこでも急に土を触って遊びはじめることがあるので、砂場着を携帯しておくと安心ですよ。
砂場着とはサラッとした生地でできている服です。砂や土がつきにくく、上下がつながっているので、ズボンやスカートの中に砂が入るのを防いでくれます。
ハイハイ期の赤ちゃんはひざに砂がつくので、砂場着を使っているママもいますよ。一般的な砂場着は、はっ水加工されているため水がかかっても安心です。
砂遊びや泥遊びをした後の手洗いのポイント
正しい手洗いの方法を知っておこう
正しい手洗いの方法は、まず蛇口から水を出ししっかりと石けんを泡立てます。手の甲や手のひらを洗ったあとで指と指の間を洗いましょう。
手のひらの中で指先やつめをこすり洗いします。親指は汚れが残りやすい場所なので、根元からねじるようにしてしっかり洗ってくださいね。
砂や泥で遊んだときは、腕の方まで汚れていることも多いですよ。手のひらだけでなく手首も忘れないように洗い、乾いたタオルで水気を拭きとりましょう。
手洗いを楽しくサポート「アクアダック」
洗面台の下に踏み台を置くと、子どもの手が蛇口に届くようになるでしょう。折り畳み式の踏み台は、使いたいときだけ出してあとは収納できるので便利です。
踏み台を使っても子どもの手が蛇口まで届かない場合は、蛇口に「アクアダック」という補助器具をつける方法もありますよ。「アクアダック」にはいろいろな色や種類があるので、子どもが喜ぶデザインでインテリアにも合うものを選ぶとよいですね。
すぐ手洗いに飽きてしまう子は、歌をうたいながら手を洗うと楽しく手洗いができるでしょう。
ハンドソープや除菌アイテムがあると安心
また外出するときは除菌アイテムを持っておくと、水道や石けんがないときに助かりますね。除菌効果のあるウェットシートや除菌ジェルは水を使わずに手を清潔にできますし、紙石けんは水で湿らせるだけで溶けて使うことができます。
除菌アイテムはかわいいケースに入ったものも販売されていて、子どもが手洗いを嫌がるときも役立ちますよ。珍しいものがあると、嫌がる子も喜んで手をきれいにしてくれるかもしれません。