3人家族の電気代平均額はいくら?少しでも安く抑えたい光熱費
子どもが生まれたら光熱費が急に増えませんでしたか?同じような3人家族の電気代は、どのくらいなのか気になりますよね。3人家族の電気代の平均額はいくらぐらいなのか、どうしたら節約できるのかなど、3人家族の電気代の現状と光熱費を安く抑える方法をご紹介します。
小さな子どもがいると日中の使用量が増える
電気代平均額は1カ月で約11,000円
子どもが生まれたからと部屋数の多い家に引っ越した場合は契約アンペアが上がることもありますし、大きな電化製品に買い替えて電気代が掛かることもあるかもしれません。
総務省の2018年家計調査によると3人家族の電気代平均額は1カ月で約11,000円となっています。自分の家の電気代と比較してみましょう。
あまりにも高いようであれば、節約する方がよいかもしれませんし、平均額よりも低いようであれば、電気代の節約がうまくできているのかもしれません。まずは自分の家の電気代を調べてみましょう。
戸建ては集合住宅より高くなりがち
電気代が決まる要素には「契約アンペア数」「料金単価」「電気使用量」があります。最近は電力会社の自由化で料金単価は会社によって変わりますが、電気代が決まる要素は同じです。
契約アンペアはパワフルな電力を使う場合は、アンペア数が高くなり電気代単価も高くなります。一戸建ての方が部屋数が多い、部屋が広いなどの理由からアンペアが上がり単価が高くなりがちです。
電気使用量が一定量以上に増えると料金単価が上がる仕組みとなっていますから、使用量が多くなることで単価が上がります。ですから一戸建ての方が集合住宅よりも電気代が高くなりがちなのです。
冬の電気代が高い理由と過ごし方の工夫
先程の家計調査(2018年)によると3人世帯の1カ月の平均電気代は、夏(7〜9月)が10,387円、冬(1〜3月)は14,291円で、冬の方が高くなるようです。冬の方が高くなるのは暖房設定温度と気温に差があるため電気の消費量が増える、日照時間が短いため電気の使用時間が長くなる、かさばる洗濯物が増えるため洗濯の回数が増えるなどの理由が挙げられます。
電気をLEDにする、断熱対策をする、エアコンは自動運転モードにして電気の使用量を削減する、厚着をする、電気会社を生活スタイルにあったプランにするなどの工夫をしてみましょう。
安全性に優れたオール電化を賢く使うには?
オール電化の仕組みを知ろう
また、オール電化向けの電気料金プランでは、夜間の電気料金が安く日中は高く設定されています。電気料金が安くなる夜間の時間帯に、電力の掛かるエコキュート(ヒートポンプ給湯器)や電気温水器などを動かして電気料金を抑えるようになっているのです。
オール電化は電気料金プランも適したものにすると、安全かつ経済的に使うことができそうです。安全性に優れたオール電化を賢く使いましょう。
夜間が安くなるプランを上手に使おう
子どもと日中過ごす上で必要な電化製品の消費は仕方がないとして、消費電力の大きい家電を使う時間を単価の割安な時間帯へできるだけずらす工夫をするのです。例えばIHクッキングヒーターやオーブンは大きな消費電力が掛かりますから、できるだけ割安の時間帯に使うとよいでしょう。
洗濯機や食器洗浄機にはタイマーがついているでしょうから、夜間に使うようにして割安な時間帯に利用するのです。オール電化の日中の電気代は通常プランより高くなる傾向があるので、割安になるような工夫が必要なのです。
災害時にも活躍する蓄電池
蓄電池は電気を貯めておきますから、停電したときの備えにもなります。電気代が安くなり、災害時の備えもできるメリットがありますが、価格が高く100万円以上の投資が必要になります。
また、エコキュートは安い深夜電力を利用してお湯を沸かし蓄熱をするように、常に装置の中には水が溜められています。この水は飲用水に利用することもできますし、停電になっても扉をあけて水を取り出すことができます。
蓄電池とエコキュートがあれば、災害時でも電気と水が使えるので安心です。
電力会社を選べる時代!変更も検討しよう
電力自由化はどうして安いの?
今までは地域の電力会社は電気を作る、送る、売るの三つすべてを行っていました。それとは別に発電のみを行う電力会社があり、作った電気は地域の電力会社が買い取って各家庭に送っていました。
電力自由化では売る部門が全面自由化になりましたから、今まで発電しかできなかった電力会社が直接各家庭に電気を販売することができるようになったのです。どの電力会社を利用するかを選べるようになりましたから、各会社もぜひ契約をしてほしいと電気代を安くしているのです。