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2歳児の子どもと一緒に手遊び。基礎能力への影響や注意点をご紹介

2歳児の子どもと一緒に手遊び。基礎能力への影響や注意点をご紹介

2歳の子どもは、赤ちゃんのころとはまた違った表情を見せてくれますよね。精神面では情緒が豊かになり「イヤイヤ期」が訪れたり、肉体面でも音楽に合わせて上手に身体を動かしたりと自由度も高くなります。そんな2歳の子どもと一緒に手遊びで楽しんでみてはいかがでしょうか?おすすめの方法や注意点をご紹介します。

2歳児と手遊びすることで得られる効果

脳の動きを活発にする

手の器官は脳と密接につながっています。左手は右脳に、右手は左脳に関係があり、左右の手を音楽に合わせてリズミカルに動かす手遊びは、脳へのよい刺激となります。

手遊びでは、普段の日常生活ではあまりしない動きもありますよね。繰り返し楽しんで行うことにより手先の器用さも発達し、身体の動かし方やリズム感、反射機能なども自然と身につくようになりますよ。

保育士さんなど、子どもと関わるプロの方たちも手遊びをたくさん知っていますね。おもちゃなど、特定の道具をわざわざ準備しなくてもよいところが手遊びのメリットです。歌と動作だけで手軽に楽しく遊べ、脳や手先、身体全体の発達に効果がありますので子どもと実践してみてください。

コミュニケーション力が発達する

手遊びの歌には子どもたちの大好きな食べ物や生き物、キャラクターなど、たくさんの名前が登場しますよね。

動作と歌を繰り返し何度も行い遊ぶことで子どもは自然にその単語を覚えていき、やがては覚えたそのもの自体に興味を持つようにもなるでしょう。こうして関心が広がっていき、言葉や知能が豊富になっていきます。

また、パパやママ、お友だち、先生などと一緒に手遊びを楽しみ共有することも大切です。同じ空間で楽しい気持ちを共有する経験を通して、「自分の気持ちを他者に分かって欲しい、伝えたい」という欲求が出てきます。

手遊びを通してスムーズに言葉を覚えることで、自分の気持ちをより上手に相手に伝えることができるようになります。

指の動かし方を身につけられる

手遊びでは、歌に合わせて手先を動かします。初めはなかなか思うように動かせないこともありますが、繰り返して徐々に動作に慣れてくると、手指の動きも滑らかになっていくでしょう。

じゃんけんの「グー、チョキ、パー」の動作一つにしても、子どもにとっては難しい動きです。このようなときは、ただ目の前で見本を見せるよりは一緒に手を取り、こぶしを作ったり手を開いたりと動きを実際に一緒にやってみるとよいですよ。

こうして繰り返しその動作を学ぶことで、子どもたちは指の動かし方を身につけます。成長すると服のボタン留め、箸やえんぴつを持つなど、より器用になっていくでしょう。手遊びから始まった手指の動かし方が、今後の生活に役立つようになるのですね。

2歳児と手遊びするときの注意点

子ども目線を忘れず一緒に楽しむ

保育士さんや児童館の先生など、子どもと関わることの多いプロの方たちに共通しているものは、なんといっても素敵な笑顔ですね。

子どもたちは大人の真似をすることが大好きです。手遊びも、まずは大人が楽しく笑顔でやるようにしましょう。子どもは楽しそうに手遊びをするパパやママの姿を見て、「自分も一緒にやってみたい」と思うはずです。

独身時代に小さな子どもと接する機会のなかった方は、こういった手遊びは自分の小さなころの記憶ぐらいでしかないかもしれません。子どもに慣れていないと、踊ったり歌ったりが恥ずかしくて、何となくぎこちなくなってしまいますよね。

そこは童心に返って、思いっきり楽しむことが大切ですよ。

子どもが嫌がっても怒らない

2歳といえば、まさに「イヤイヤ期」真っ只中です。

大人が「あれをして、これをして」ということのほとんどに「イヤ!」と反抗するため、楽しい遊びであるはずの手遊びに誘っても、なかなか素直に「やる」とは言ってくれないこともあるでしょう。

特に、児童館や子育てサークルなどに連れて行くと、集団で手遊びを行うときがあると思います。そんなときに自分の子だけ「嫌がってぐずる」「周りと同じようにできない」など、だめなところが気になるママも多いでしょう。

手遊びに参加することを強制したり怒ったりすると、子どもは手遊びが楽しくないと思い、嫌いになってしまうかもしれません。参加しなくても子どもの性格と思って、認めてくださいね。

子どもの発達に応じた手遊びをする

2歳は自己主張がよく表れる時期です。「自分でやりたい!」といった気持ちが強いので、その気持ちを尊重して、自分でできるような難易度の手遊びを選べるとよいですね。

赤ちゃんのころに比べると、身体の動かし方も言葉もぐんと成長していますので、さらによい部分を伸ばしていけるように2歳の発達に合った手遊びをしましょう。

子どもが嫌がっているときは無理にしないスタンスでいき、逆に少しでもやる気を見せたり、動きや歌をやって見せてくれたりしたときは、これでもかというほど褒めてくださいね。自分でやりたいという欲求とできたときの達成感、大好きなパパやママに褒めてもらえたという喜びで、子どもはきっと手遊びが大好きになりますよ。
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