上の子と違い2人目は差し乳に!授乳時の母乳不足感に注意しよう
母乳をあげていないときはおっぱいが張らずに、赤ちゃんが吸い始めると張ることがありますか?それは「差し乳」かもしれませんね。差し乳とは何なのか、母乳が不足しているかもしれないと思ったときに注意することなどについてご紹介します。不安を抱くことなく授乳できるとよいですね。
2人目のほうが差し乳になりやすくなるの?
1人目と2人目で母乳の出が違うことがある
差し乳とはおっぱいが張ることが少なくても、赤ちゃんに吸われたときだけ母乳が作られることを言います。必要になった分だけ作られるということですね。
出産すると母体はホルモンの変化から母乳を大量に作ろうとします。授乳を繰り返すうちに脳が必要な母乳の量を把握して必要な分だけ作るようになるのです。
常におっぱいが張る溜まり乳もありますが、差し乳とどちらのタイプになるかは個人の体質や環境などによるものが影響するといわれています。ママの中には1人目は溜まり乳だったのに、2人目は差し乳になるママもいます。
片側のおっぱいだけ差し乳になるママもいる
大きさや乳首の形が違うなど左右差がある場合もあるでしょう。外から見てわかる左右差だけでなく、見えない内側にも左右差があるのです。
左右差があるのは、母体が悪いというわけでなく、体質的なことが影響しますから心配しなくてもよいですよ。出産してすぐと育児に慣れてきた時期など、時期によって溜まり乳が差し乳になることや、その反対に変わることもあるでしょう。
母乳の出方も色々な影響を受けて変化するということですね。差し乳も溜まり乳も母乳の成分は同じですから、赤ちゃんには悪影響はないので安心してくださいね。
差し乳の移行が早くママは不安になることも
一般的には授乳のリズムが安定する生後2~3カ月ごろに差し乳になることが多いようですが、出産直後になることもあれば、ならないこともあります。個人差や出産の時々で異なることがあるということですね。
母乳がようやく出るようになったと思ったのに、張ることが少なくなりこのまま出ないのではないかと思ったら不安にもなりますよね。差し乳への移行が早くても変わらずに母乳は出ますし、普段張ることが少ないと楽というメリットもありますから、心配しなくても大丈夫ですよ。
2人目を差し乳で授乳する際に注意すること
搾乳して母乳を確保するのが難しい
ミルクを飲ませることもできますが、母乳を飲ませたければ搾乳できるような工夫が必要です。例えば、おっぱいをホットタオルで温めたり、マッサージをしたりすると出やすくなるでしょう。
朝起きてすぐの時間も母乳が出やすいですから、朝一番で搾乳して小分けにしてもよいですね。搾乳する際は左右の胸を交互に行うようにし、短時間で何往復かするようにするとよいでしょう。こうして刺激されているうちに、母乳が出やすくなるかもしれません。
片方だけ差し乳のママは差し乳側から授乳を
赤ちゃんはお腹が空いているときは、力強く一生懸命におっぱいを吸います。吸われることで刺激され、母乳はたくさん作られるようになるのです。
そのため、差し乳から勢いよく吸ってもらうことで刺激をして、母乳の分泌量をアップさせるのです。刺激する順番も大切なのですね。
左右で違いがあっても、よく出る方だけを吸わせるのではなく、左右交互に両方を吸わせましょう。片方だけに偏ると、よく吸われた方だけしか母乳が出なくなることや、おっぱいのトラブルにつながる可能性もありますので注意しましょう。
上の子のケアや乳腺炎予防も忘れずに!
上の子と一緒の時間を過ごすことで心身ともにリフレッシュでき、下の子の授乳にも余裕を持って対応できるでしょう。上の子のケアや乳腺炎予防も忘れないようにしたいですね。
おっぱいが張ることがなくても母乳は作られますから、差し乳でも乳腺炎になる可能性はあります。乳腺炎は古い母乳が残って乳腺が詰まってしまうことで起きるのです。
乳腺炎の予防法は、両方のおっぱいがからっぽになるまで吸わせることです。古い母乳が残らないようにすることで、乳腺炎の予防につながるといわれていますよ。