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子どもの行動が遅いのは改善できるの?ママにできる対処方法とは

子どもの行動が遅いのは改善できるの?ママにできる対処方法とは

時間がないときは子どもがのんびりとご飯を食べていたり着替えたりしていると、つい「早くしなさい!」と言ってしまうことがあります。あまり行動が遅いと、保育園や幼稚園などの集団行動についていけるのか心配になるかもしれません。そこで今回は子どもの行動が遅くなる理由や、遅い行動を改善する方法などについてご紹介します。

子どもの行動が遅くなる原因は?

早くするという感覚がよくわからない

「公園で目一杯遊んだら疲れて眠くなるから、今日はここでやめておく」「朝が大変だから、夜のうちに保育園の支度をしておく」などという小さな子は、まずいませんよね。子どもは「今がすべて」なので、基本的には後先を考えずに行動します。

また、時間の感覚も未熟で未来のことは数カ月先でも「明日」、過去のことはだいぶ前のことでも「昨日」と表現する子も多いです。小学校低学年くらいでやっと時間の流れが理解できるようになるので、それまでは「早くしてね」と言われても早くするという感覚がよくわかりません。

会社に遅刻する、食事の後片づけができないなど急がなければいけない事情はママにあり、子どもは直接的には困らないことが多いのも、早くできない一因かもしれませんね。

苦手なことなので早くできない

着替えやおもちゃの片づけが苦手だと感じる子は、その行動が遅くなります。食事で嫌いなものがあるときや保育園に行きたくないときにも、食べたり歩いたりするのが遅くなるでしょう。

子どもは正直なので苦手なことをしなければならないことにストレスを感じると、行動が遅くなる場合が多いです。ママは「また始まった」とイライラしがちですが、子どもはストレスを自覚しにくいといわれ無意識に行動が遅くなっている場合がありますよ。

ストレスがなくなれば子どもの行動も早まるため「保育園に行きたくない」「あのズボンがチクチクする」など、原因を見つけて解消することは必要です。

ただ、苦手なことすべてを避けるわけにはいかないので、それを楽しく行う工夫を後にご紹介しますね。

性格や発達障害が関係していることも

大人にも物事をてきぱきこなす人もいれば丁寧にゆっくり行う人もいるのと同様に、子どもも素早い子がいる反面、のんびりゆっくりな子もいます。

のんびりした性格の子に素早い行動を求めすぎると、その子のよさが伸びにくいです。周りと比べずにその子の性格を尊重できると、ゆっくりでも着実に物事を行うというよい面が育まれますよ。

また、幼稚園に通う年齢でも階段の昇り降りが下手だったり、スプーンやコップが上手に使えなかったりなど発達の遅れが見られる場合は、発達障害の一つである発達性協調運動障害の可能性も考えられます。とはいえ、発達障害では言葉のキャッチボールが難しかったりこだわりが強かったりするなどほかの特徴も多く見られ、行動が遅いだけでは発達障害とは言い切れません。

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子どもの行動が遅いときの対処法

何をしたらよいのか子どもに伝える

「早く!」「急いで!」だけでは子どもは何をどうしたらよいかわからない場合があります。「着替えようね」などと、行うことを一つずつ指示すると、子どもは混乱せずに行動を起こしやすいです。

それでも遅い子は「セーターを着よう」「次はズボンね」などとさらに細かく伝えると、着替えの順序でまごついたり途中で遊んでしまったりすることがなくなります。できれば時間に余裕を持ち「支度が終わったらレゴで遊べるよ」などと、終わったら楽しいことができるようにすると子どものやる気がアップするでしょう。

「保育園に遅れると先生が心配するよ」「幼稚園バスに乗り遅れるよ」などと急ぐ理由を子どもに説明すると、「じゃあ急がなきゃ」と早く行動できる場合もありますよ。

子どもが楽しめるゲームを取り入れる

苦手なことはしたくなくても、そこに楽しみがあれば子どもは乗ってくるかもしれません。

例えば「ママが10数えるのと◯◯ちゃんが着替えるの、どっちが早いかな」「10回モグモグしてごっくんが早いのはどっちかな?」と競争すると、頑張る子が多いですよ。自分でやりたい気持ちが強まる2歳くらいの子なら、大喜びするかもしれません。

早い行動を促すのが目的なので、この競争では子どもが勝つようにするのがおすすめです。勝った子どもは競争ゲームを続けたくなり、「じゃあ次は勝てるかな?」とママが言えばきっと乗ってきてくれます。

もし競争に乗らず「ママやって~」と甘えるときは手伝ってあげましょう。ママに甘えて心が満たされると、行動もスムーズになる場合が多いですよ。

時間についても伝えるようにする

子どものスケジュールはママが管理をしていますが、いつかは子ども自身でスケジュールを立てて時間の管理をしなければなりません。

数字が読めるようになったら「時計の長い針が6になるまでに食事を終わらせよう」などと時間について伝え、小さいうちから時間の感覚を持ってもらいましょう。そうすると子どもに「時間内に終わらせる」という意識が芽生えやすいです。

自分で計画を立てて行動できるようになるのは小学校中学年から高学年くらいからですが、子どもが時間で行動できるようになれば、その第一歩を踏み出せます。

それには時間に余裕がなくなってから子どもをせかすのではなく、最初からママが立てた計画を子どもに一つずつ伝えて時間内に行う練習をした方がよいですね。

日課の行動はお支度ボードを活用しよう

お支度ボードってどんなもの?

起床から保育園や幼稚園に行くまでの時間は忙しくて大変ですが、子どもがてきぱきとスケジュールをこなす練習をする機会ともいえます。この時間に「お支度ボード」を活用してスムーズな支度ができるようにしましょう。

「きがえ」「はみがき」などと書かれた一つずつの両面マグネットをボードに貼っておき、終わったものからひっくり返したり移動させたりするのがお支度ボードです。まだできていない支度が一目瞭然なので子どもが自分で行動しやすくなり、支度を完了させる達成感も得られます。

ママも朝から子どもを叱らなくてすみそうですね。お支度ボードは市販されていますが、100円ショップのマグネットシートを切って支度項目を書き、ホワイトボードに貼るだけで自作できますよ。
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