年子育児でママチャリに乗りたい!ルールを守り楽しく自転車に乗ろう
双子や年子がいるママは、子どもと一緒のお出かけの際に苦労しますよね。車での移動ならまだしも、運転できるパパのいない昼間などに自転車を使うとなると3人乗りになってしまいます。しかし、3人乗りをしても大丈夫なのでしょうか。3人乗り自転車の交通ルールについて見ていきましょう。
自転車の交通ルールを確認して安全に乗車
3人乗りをしてもよいルールは?
1.運転手が16歳以上
2.同乗する幼児が6歳未満(小学生は不可)
3.同乗する幼児用に座席が設置されている
ただし、日本で販売されている自転車の荷台の積載量は最大で27kgなので、安全面を考慮して子どもの体重とチャイルドシートの重さがその範囲内である必要があります。
さらに3人乗りの場合は「特別の構造または装置を有する幼児2人同乗用自転車」という条件が追加されます。この自転車には安全基準があり、「BAAマーク」と「幼児2人同乗基準適合車マーク」が自転車のサドルの下のフレームに貼られていますよ。
子どもの安全な自転車への乗り降りの仕方
1.平たんな場所に自転車を停めてあるか確認する
2.ハンドルロックがかかっているかを確認する
3.後部座席に体の大きい子どもを先に乗せる
4.体の小さい子どもを前に乗せる
5.サドルに腰掛け、出発のタイミングでハンドルロックを解除する
降ろす場合には、1.2.を確認し、前の子どもを先に降ろしてから、後ろの子どもを降ろします。ハイクラスの自転車にはハンドルロックがついていますので、自転車転倒防止のためにハンドルロックつきの自転車を選びましょう。
自転車を運転するときに注意するポイント
まず、同乗する子どもが6歳未満とはいっても、自転車には前部座席と後部座席の負担重量が定められていて、前が体重15kgまでで、後ろが体重22kgまでとなっています。
次に、前抱っこで自転車を運転することは禁じられています。おんぶでの運転に関しては、都道府県の条例によってOKの場合もあります。
また、走行中は推進力により安定が保たれやすいのですが、停車中はバランスを崩しやすいので注意しましょう。押し歩きの際も、自転車と子どもの重量がママの負担となるので気をつけてくださいね。
さらに、冬場のマフラーは車輪に巻き込まれる恐れがあるので、防寒ウェアや手袋、耳当てなどで体温低下を防ぐようにしましょう。
年子育児には電動や専用の自転車がおすすめ
電動子ども乗せ自転車が支持される理由
やはり、電動子ども乗せ自転車が支持される理由は、何といっても「坂道が楽に上がれる」という点でしょう。坂道の多い地域に住んでいるママには特におすすめです。今の電動自転車は昔と違いパワーもあり坂道も楽々です。
また、「スムーズな漕ぎ出し」ができるというのも、電動子ども乗せ自転車の特長です。子どもや荷物などで重くなった自転車を漕ぎだす際には、かなり力を入れて漕ぐ必要があり、自転車がふらつき気味になることがあります。その欠点を補うのが電動自転車なのですね。
低コストなのは非電動の子ども乗せ自転車
ただし、「住んでいる地域が平坦である」とか「長距離移動で自転車を使うことがない」などの場合には、非電動自転車でも不便を感じないママもいるようです。でも、子どもを1人乗せるだけならよいのですが、2人乗せてその上重い荷物を運ぶ場合などは電動自転車のほうが楽でしょう。
しかし、値段の問題もあります。電動自転車だと12~15万円前後するものが、非電動自転車だと4万円前後から買えるのです。この低コストという点が、非電動自転車の大きな魅力といえそうですね。
双子用の自転車は年子にも使える
前後に子どもを乗せる3人乗り自転車に双子が乗るとすると、安全基準の問題から使用できる期間が短くなってしまいます。このような背景から、大阪に本社があるオージーケー技研が、ママの後ろに子ども2人を縦に乗せる3輪自転車を開発しました。
双子の子どもに特化した専用設計となっていて、1歳から6歳未満まで乗用が可能で年子にも使えます。低速走行時の高い安定性と、Vブレーキとローラーブレーキによる高い制動力が特長で、スタイリッシュなデザインです。双子や年子の育児におすすめですよ。