手洗いによる赤ちゃんの手荒れ!予防策と対応法を知ってすべすべ肌に
もちもちだった赤ちゃんの手が、気がつけばカサカサになっていることがあります。「乾燥しているのかな?」「もしかして病気?」と心配するママもいるでしょう。原因はいろいろ考えられますが、その一つに「手洗いによる乾燥」があります。ここでは手洗いで肌が荒れる理由を知り、予防策と対処法を考えてみましょう。
赤ちゃんの手荒れの原因と手洗いの注意点
過度な手洗いは手荒れの原因になることも
皮脂が減っても比較的早く再び皮脂が分泌される子や、皮膚そのものがもう強くなっている子は、手洗いしてもそれほど影響はありません。でも皮脂の少ない子、皮膚がまだ弱い子にとっては、手洗いは手を乾燥させる原因になるのです。
手洗いした直後は皮膚が少し湿った感じなので、乾燥するといわれてもなんだがよく分からないかもしれませんが、しばらくするとカサカサしてくるのを感じるでしょう。空気が乾燥し汗をあまりかかない冬場は特に皮膚にダメージを与えやすい時期だといえます。
水温と石鹸の使い方に気を付けて手洗いを
見直したいのはまず石鹸です。強い刺激の石鹸よりも、無添加のものを選びましょう。デリケートな子どもの皮膚は、ちょっとした刺激が何度も積み重なることで荒れてしまいます。石鹸はよく泡立てて優しくこすって洗いましょう。
水の温度も大切です。水は温度が高いほどよく脂分を洗い流します。石鹸を使えば十分汚れは落ちますので、わざわざ温水にしなくても汚れは落ちます。水が冷たい冬は温かいお湯を使いたくなりますが、ちょっと我慢して普通の水で手を洗うようにすれば、皮膚の乾燥がおさえられるでしょう。
手洗い後はしっかり拭いて保湿も忘れずに
濡れたままの手は細菌がつきやすいです。せっかく洗った手なのにまた細菌がつかないようにしたいですね。
しっかり拭いた後はできるだけ早くハンドクリームやワセリンを塗って保湿します。手洗いで失った皮脂を補うつもりで塗りましょうね。ハンドクリームは子ども用の低刺激のものが望ましいですね。薬局で聞いてみて、子どもの手に合うものを見つけてあげましょう。
ワセリンは乾燥に強く、医療現場でも広く使われています。顔やくちびるにも塗れるので家に一つあれば便利ですよ。
手荒れ予防の石鹸と保湿剤を選ぶポイント
安全で洗いやすい無添加の泡ハンドソープ
それどころか、ほどよく皮膚に常在菌を残してくれるそうです。常在菌は皮膚に常に存在する細菌で、皮膚を守る働きをしています。その一つである表皮ブドウ球菌は「美肌菌」ともいわれ、皮膚に潤いを与える物質を分泌してくれています。よい働きをしてくれている菌もいるので、洗いすぎは禁物なのですね。
石鹸をよく泡立てるだけでも、優しく手を洗えて手荒れは軽減されます。泡ハンドソープは泡立てる手間がいらないので、おすすめですよ。
水をはじいて保湿が持続するハンドクリーム
ハンドクリームは保湿するだけでなく、手につこうとする汚れや水をはじく作用もあります。ハンドクリームを塗ることで、手はカバーされるのですね。
ローションを塗っても保湿はできます。ローションは早く皮膚にしみ込んでしっとりさせてくれますね。ただ乾燥から守る力はあまりないので、ローションを塗った後に上からハンドクリームを塗って、乾燥しないようにしてあげましょう。
ママも赤ちゃんも使えるワセリンが便利
食べ物に含まれる塩分などで肌荒れする子には、食事の前に口の周りにワセリンを塗れば肌を守ることができます。すり傷ができてしまったときにも、消毒した後に塗れば、傷口を乾燥から守れます。
ママも肌が乾燥気味なら、化粧の前に顔にうっすら塗れば化粧ののりがよくなりますし、ムダ毛処理する前に塗っておくと肌をいためませんよ。
ワセリンはほかのハンドクリームと比べると値段が安いです。しかも酸化しにくいので長期保存に向いています。家族みんなで長く使えるワセリンは便利ですね。