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4歳児の好奇心を大きく伸ばしたい!日々の遊びや接し方を工夫しよう

4歳児の好奇心を大きく伸ばしたい!日々の遊びや接し方を工夫しよう

小さなころはいろいろなことに興味を示しても飽きてしまうことが多いですが、4歳くらいになると興味があることがはっきりしてきて少しずつ集中して取り組めるようになります。この時期に子どもの好奇心を大きく伸ばせるとよいですね。ここでは遊びや親の接し方で4歳児の好奇心を伸ばすコツについてご紹介します。

大きな成長を見せる4歳児の特徴とは

自分でできることが増えてくる

4歳くらいになると自分でできることが増えます。毎日手がかかっていた服の着脱や歯磨き、うがいなどがだんだんと自分でできるようになるのです。

食事もほとんどのものは自分で食べられトイレも人の手を借りずにできるようになるので、ママは少し楽になるかもしれません。

手先が器用になるので紐を結んだりハサミで決まった形を切り取れたりするようになり、今までよりも複雑な作業がこなせるようになります。子どもが作った工作やブロック作品などを見て、成長を感じる場合もあるでしょう。

公園でもだいたいの遊具は自分で使えるようになり、ママは近くで見ているだけになることも多いです。子どものすぐそばについて手助けする時期を過ぎ、見守る段階に入ったといえるかもしれませんね。

社会性が身につき友だちと遊べるようになる

今までは何事にも自分中心で欲求が満たされれば満足し、満たされなければかんしゃくを起こす子も多かったでしょう。けれども4歳くらいになると自分と他人の区別がつくようになるため、友だちの気持ちを考えられるようになるのです。

まだまだ喧嘩も多いですが、自分のしたい遊びを我慢して相手に合わせたり相手を気遣いやさしい言葉をかけたりできる子もいます。社会性が身につく半面、複雑な感情が芽生えて他人からどう思われるかを気にしたり、好きと嫌いのはざまで葛藤したりする子も多いです。

友だちに嫌われることや、弟や妹を大切にしたいのにママに可愛がられているのを見ると意地悪したくなることに悩む子もいます。とはいえ、このような悩みも成長と証といえるでしょう。

甘えや反抗心が強くなるのも成長の証

4歳の我が子が以前よりもわがままになるとママは心配になりますが、それも成長している証かもしれません。

「今」のことしか理解できなかった子どもは、4歳くらいになると過去や未来を理解し始めます。自分と他人との区別もついてくるので、「この前は買ってくれたのに!」「公園に行きたいのにママが行ってくれない」などと主張し始めるでしょう。

これは急激に成長している脳や心に、子どもが上手に対処できていない状態です。知恵はついても他者が自分の思いどおりに動かないことが分からず、混乱しながらも人との良好な関わり方を学んでいる最中といえます。

このころは心の変化に戸惑いや不安を感じてママに甘えてくる子も多いですが、なるべく広い心で受け止められるとよいですね。

日常の遊びで4歳児の好奇心を刺激しよう

外遊びで好奇心をくすぐり集中力を鍛えよう

運動能力が高まる4歳くらいでは、じっと座っていられず動き回って遊ぶ子も多くいます。ダイナミックに体を動かせるようになるため、色々なものを見て試してみたいという好奇心が旺盛になるのですね。

この時期には外遊びをたくさんしましょう。外には子どもの好奇心をくすぐる様々なものが満ちています。

たとえばセミの幼虫がはい出た穴や道端のたんぽぽ、道路標識などは子どもにとって、ときめきや不思議、おもしろさを感じるものです。

外遊びで体全体を使って遊べば体幹が鍛えられ、ある程度の時間、背筋を伸ばして座るトレーニングにもなります。ただ、体を思いきり動かすようになるのでケガも多くなりがちです。ママは目を離さないようにしましょうね。

本や図鑑は好奇心が芽生えるきっかけになる

家では子どもが手に取れる場所に本や図鑑を置き、興味がわいたものをすぐに調べられるようにしましょう。

本や図鑑は好奇心が芽生えるきっかけを作り、新しい体験をより充実したものにします。たとえば森に自然観察に出かける前に木や草などについて調べておくと、実際に植物を見たときに親しみを覚えて興味もわきやすいです。

幼いころから興味や疑問を持った事柄を調べる習慣がついていると、一時的な好奇心で終わらず深く掘り下げるようになります。興味を持ったものに対して知識や技術を高めれば、子どもの自信にもなるでしょう。将来積極的に勉強に取り組むためにも、自分で調べる習慣は大切です。

写真やイラストが多い幼児向けの図鑑を眺めるだけでも、子どもの好奇心を引き出せますよ。

男の子と女の子では興味の対象に違いがある

一般的に男の子は危険を冒しても能動的に動き回り興味の対象を追い求めるのに対して、女の子は安全な環境の中で目の前にあるものに感受性豊かに反応するタイプが多いかもしれません。

そのため、男の子は「今まで見たことがない」「面白そう」なものを追求する行動力を育むとよいでしょう。女の子は「きれい」「すてき」など感じたことを言葉や絵、音楽などで表現する力を伸ばすと、好奇心も育まれる傾向があります。

ただ、実際は感受性豊かな男の子もいれば危険を冒しても面白いものを探す女の子もいるでしょう。「女の子だから人形遊びが好きだろう」などと性別で興味の対象を決めつけずにその子の好みを尊重すると、子どもは自由に好奇心を伸ばせますよ。

子どもの好奇心を大きく伸ばす親の接し方

自分でやりたがることは最後まで見守る

子どもは大人に比べて手先が未熟で経験も少ないので、何かをするときに時間がかかったり上手にできなかったりして、親はもどかしい気持ちになる場合があります。けれども子どもが自分でやりたがることは手を出さずに最後まで見守りましょう。

親が何にでも手や口を出すと、子どもは自分には能力がないと感じて興味があることでも挑戦しなくなりがちです。自分でやりたがったことでも上手にできずに子どもがあきらめかけたときは「あと少しだよ」「ここまでよく頑張ったね」などと温かい言葉をかけると、再び挑戦する原動力になるでしょう。

主体的に取り組む姿勢が身につくと自信が生まれ、未知のことでも積極的に挑戦できるようになるので、好奇心の幅や子どもの可能性が広がりますよ。
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