赤ちゃんの寝言はなにをしゃべっているの?寝言の理由やママへの効果
眠っている赤ちゃんが微笑んでいるとかわいくて、育児疲れも吹っ飛んでしまいますよね。赤ちゃんは寝ながら笑ったり泣いたり、寝言をいったりすることも多いものです。この記事では寝ている赤ちゃんの眠りのメカニズムや、眠っていた赤ちゃんがグズグズと泣き出したときの対処方法などを紹介します。
赤ちゃんが寝言をしゃべる原因を探ろう
生後2カ月までの新生児特有現象
また苦しそうな声を出しているときも、「どこか痛いのかな?」「熱でもあるのかな?」と心配になってしまうものです。
生後2カ月までの赤ちゃんは、眠りながら笑ったり泣いたりするだけでなく、うなり声を出すこともあります。これは新生児特有の現象で、一般的によくあることです。
苦しくてパパやママになにかを伝えたいわけではありませんよ。筋肉の動きなどが原因で、急にいつもと違う声が出てしまうことがあるのです。
赤ちゃんの眠りのメカニズム
基本的な睡眠のメカニズムは大人と赤ちゃんは同じです。しかし、レム睡眠とノンレム睡眠のサイクルが違っています。
大人の周期が90分なのに対して、赤ちゃんの周期は40分と短くなっています。赤ちゃんが寝ながら泣く寝言泣きをしたり寝言をいったりしていても、すぐに静かになるときはノンレム睡眠に入ったからかもしれません。
寝ている新生児が泣くときは、要求泣きが原因のときもありますよ。要求泣きとは2~3時間おきにおなかが空いて泣くことです。生まれたばかりの赤ちゃんは寝言泣きと要求泣きの両方をしているのです。
うなり声は腸との関係も
寝ているときのうなり声は赤ちゃんの腸と関係している場合が多いようです。腸は授乳1時間半後くらいから動き出します。
腸が動くと、おなかの「グルグル」という音がします。それが嫌で、赤ちゃんがうなり出すこともあるのです。また授乳後にゲップが出なかったときは、おなかにたまった空気を不快に感じ、うなることもあるようですよ。
また赤ちゃんは、「う~ん」という声を楽しんでいることもあるようです。新生児期の赤ちゃんには、どんな音でも新鮮で楽しいのです。
赤ちゃんがうなるときは、まずは様子を見るようにしましょう。
赤ちゃんの寝言泣きへの対処方法
寝言泣きと夜泣きの見分け方
寝言泣きを夜泣きと間違えて抱きあげるなどすると、寝ている赤ちゃんを起こしてしまいます。起こされた赤ちゃんは機嫌が悪くなって、さらに泣き出してしまうことも多いものです。
赤ちゃんが泣き出したら、しばらく様子を見るようにしましょう。泣いている赤ちゃんを目の前にすると、「はやく抱っこしてあげたい」と思い、ママは心が痛むかもしれませんが、そっと見守りましょう。
寝言泣きのきっかけは夢の内容
人はショックな出来ごとがあった日や、怖い映画などを見たときに夢にうなされてしまうものです。パパやママも夢を見て、泣きながら目覚めてしまったという経験が一度くらいはあるでしょう。
怖い目にあったり叱られたりしたときは、赤ちゃんも夜に泣いてしまうかもしれません。赤ちゃんが泣きだしたら、おなかやせなかを優しくトントンしたりなでたりしながら「大丈夫だよ」と言葉をかけてくださいね。
寝言泣きなら、時間がたつと落ち着くでしょう。
泣き止まないときも慌てずに
赤ちゃんが泣き出したときは、慌てずに対応しましょう。抱っこしたり手を握ったりしてもよいですね。ママの温もりを感じると安心すると思います。
毛布やおくるみで優しく包んであげるのも、赤ちゃんが泣き止む方法ですよ。ママのおなかの中でいた姿勢に近づけてみましょう。
ママの声がすれば安心する子もいます。妊娠中から子守歌を歌っていたというママは、赤ちゃんが落ち着くような曲を歌うのがおすすめです。
また気分転換するのも一つの方法です。明るい部屋に連れて行くと、泣き止むかもしれませんよ。