大声で子どもを叱るのは大丈夫?上手な叱り方や気をつけたいこと
子どもが間違ったことをしたときには厳しく叱ることも大切なことです。しかし、間違った叱り方を続けていると子どもの心にトラウマや恐怖心を抱かせてしまう恐れもあります。どんなタイミングで、どういった方法で叱るのがよいのか、今回は子どもの叱り方や、気をつけたいポイントをご紹介します。
子どもを叱る必要性や大声で叱るデメリット
子どもを叱るのは必要なこと
ただ、叱るというのはパパママも相当な体力を消耗しますし、間違った叱り方をすると子どもの心にトラウマとなってしまう恐れもあるのです。間違ったことをしたときに正しい叱り方をすると子どももまっすぐに育ってくれるはずですし、親子関係が崩れてしまうことも避けられるのではないでしょうか。
パパママは、正しい叱り方やタイミングなどをしっかりと理解しておくことがポイントなのです。
どんなときに叱ったらよいのか
子ども自身が危険な行動をしたとき、例えば、火に触れようとしたり、道に飛び出したりしたときはケガや事故に遭う恐れもあり非常に危険だといえますよね。極端な例ではありますが、実際大きな事故につながるケースも多いのです。
そして、だれかに危害を加えたときも叱るタイミングだといえます。相手の心や体を傷つける行動をしたときには、心を鬼にしてしっかりと子どもを叱ることも重要です。
叱ることは必要でも大声で怒鳴るのは注意
パパやママが大声で怒鳴ると、声の大きさや迫力で子どもはびっくりしていうことを聴いたり、しょんぼりした仕草をしたりするかもしれません。しかし、これは根本的な解決にはならず、大声で怒鳴られたことに恐怖を感じているだけなのです。
大声で怒鳴ることは、子どもの反省にはつながりませんし、逆に攻撃性を高めたり、どんなことに対しても自信がなくなったりする子どもになってしまう恐れもあるのです。叱る=大声で怒鳴るというのは正しい叱り方とはいいがたいです。
子どもに愛情が伝わる上手な叱り方
まずは子どもの言葉を聞くことが大事
ママが叱る行為をしても、そういったマイナスな感情を抱かせるのではなく、愛情が伝えられるような上手な叱り方になるのがベストですね。子どもに愛情が伝わる上手な伝えかたで意識したいポイントは、子どもの言葉をしっかりと聞くことです。
なぜ叱られるような行動をしたのか、どういう気持ちを抱いたのか、子どもの気持ちに耳を傾けてあげましょう。子どもの言い分によってどうするべきだったのか一緒に考えることもできるようになります。
子どもを叱るときは短い時間で
子どもも同様です。最初のうちはしっかりとママの話を聞いていても、だんだん気が散ってしまいなぜ叱られているのかとわからなくなることもあるようです。
長時間叱り続けることでママも疲れてしまいますよね。ですから、叱るときには短い時間で終わらせることが大切です。
時間をかけてネチネチと叱るよりも、少し厳しめでも短時間で済ませるほうが子どもの心にも響きやすいです。そして、子どもから「ごめんなさい」の言葉が出て、反省している様子がうかがえたら、そこで叱るのは終了です。
子どもをほめることも必要
叱られたことで改善されるのが当然というスタンスでいると、子どもは叱られた経験だけが心に残ります。しかし、叱られた後にほめられると、同じ間違いを繰り返さなかったんだという自信につながりますし、ママが自分のことを認めてくれたという自己肯定感を高めることも期待できます。
叱るのはなかなか難しいですが、ほめるのは難しいことではありませんよね。叱ったあとはたっぷりとほめて心のケアもしてあげることで親子の強い絆ができるのではないでしょうか。
子どもを大声で叱ってしまったときは
怒ると叱るは違うことを意識して冷静に
そもそも、怒ると叱るは意味が大きく違います。怒るということは、ママのイライラの感情を子どもに向けて、実際に当たってしまうことです。
叱るということは、ママのイライラの感情は関係なく間違った行為をした子どもを正しくするように反省させて教えるものなのです。子どもがいけないことをしたときには、感情に任せて怒るのではなく、あくまでも冷静に物ごとを捉えて叱るということが大切です。
感情的に怒ってしまうかもしれないと感じたときは、一呼吸すると気持ちが落ち着きますよ。