幼稚園でのプールを嫌がる子ども。原因とプールが楽しくなる方法
夏が近づくと、幼稚園でプールが始まるところも多いと思います。ワクワクしている子がいる一方、プール嫌だなと言っている子もいます。なぜプールを嫌がるのでしょうか。今回は、その原因とプールが楽しくなる方法について紹介していきますね。この夏、幼稚園もプールも楽しめますように、参考になればと思います。
子どもがプールを嫌がる原因とは?
一般的なプール嫌いの原因とは
小さい子によくあるのは、顔に水がかかるのが嫌とか、耳に水が入るなどといった、顔に関係する理由が多いかもしれませんね。ほかにはお風呂感覚で入ったら、思いのほか冷たくて、そのヒンヤリするのが苦手という意見もよく聞きます。
もう一つは、お風呂はパパやママと一緒に入れるのに、幼稚園のプールになるとパパもママもいなくて、怖くなってしまう子どももいるようですよ。
人それぞれ、怖さを感じる部分が異なって当たり前です。どの部分に怖さを感じているのかを聞いてあげて、ゆっくり改善していけるとよいですね。
お風呂は平気。プールは嫌。
お風呂では、顔に水がかかったとしても頭を洗うときくらいです。そして浴槽に入っていても、すぐ掴まることも可能ですね。プールではどうでしょう。周りのお友達が、バタ足を思いっきりしていたら、顔にいつ水が飛んでくるかもわからず、広いプールであれば、どのくらいの深さになっているのかも分かりません。
きっといつも入りなれている安心感のお風呂と、夏の時期しか入らないプールとでは、安心感が違うのでしょう。プールもお風呂みたいに遊べるんだよ、こんなに楽しいよ、ということを第一に教えてあげましょう。
何が怖いのかを直接聞いてみる
本人に、プールの嫌いな理由と何が怖いのかを聞いてみるところから始めてみましょう。原因が分かったら、ゆっくりとクリアにしていけるとよいですね。
プールが始まり、入りたくない、幼稚園行きたくないと言われてしまうと焦ってしまいますよね。そこは無理やりプールに入れず、幼稚園に行ってお友達がプールで遊んでいるのを見てみようね、と外から見たプールの楽しさを感じてもらえるようにしてみましょう。プールは楽しいんだと思ってもらえることができたら、お家でプール嫌いの原因の克服にチャレンジすると効果抜群かもしれませんよ。
徐々に怖いことをなくしていく方法
水が怖いときの慣れかた
水と触れ合う身近な場所で慣れることから始めます。お風呂ですね。顔に水がかかるのが嫌で、耳の中に水が入るのを嫌になっていませんか。頭を流すときどのようにしていますか。顔や耳に水がかからないように慎重に流していませんか。水が怖く、嫌いになる一つの原因なのです。
徐々に水がかかっても大丈夫なように慣れていきましょう。頭のシャンプーを流すとき、シャワーで顔に水がかかるくらいから始めて、水に慣れていきましょう。嫌がり泣くかもしれませんが、逃げないでくださいね。1週間もしたら、頭の上からシャワーで流しても大丈夫になりますよ。
一緒に楽しくなるまでやる
最初は怖いという先入観からできないと思います。できないことを諦めないで、水は楽しいんだよ、できたね、ということを優先に工夫をしながら取り組むとよいでしょう。できたときは、大袈裟くらいの褒め方をしてあげると、こんなに褒めてくれる、喜んでくれると感じてくれますよ。
シャワーを頭からかけてオバケーといって笑わせてみたり、好きな小さいオモチャをお風呂へ入れて遊んでみたりと、楽しくなるまで色々な手段を使ってみるとよいですよ。一緒に遊んでくれると安心しますし、楽しいとできなかったことができるようになることがあるようですよ。
効果的なご褒美制度!
子どもですから、好きな物や好きな食べ物がかかってくると、今までが嘘のように成果を発揮してくれるでしょう。できれば自分の意志と力でできるようになってくれるのが嬉しいですが、どうしてもの場合は仕方ないことと思います。結果、本人も喜んで、パパママも安心できるのであればよいですね。
ご褒美制度には賛否あります。ご褒美制度で成長できた子もいれば、何かある度にご褒美を求めるようになる場合もあります。難しい所だと思いますので、ご褒美制度を導入するかどうかは夫婦でよく話し合われることをお勧めします。
お家でできるプールの練習方法!
お風呂での練習のやり方
まず洗面器にお湯をはります。最初は口だけつけてみましょう。できたら口と鼻を付けて、次に顔全体を付ける練習をしていきます。3日間は同じ練習を続けます。洗面器の練習が完璧になったら、場所を湯舟へと移してみましょう。
まず洗面器の練習と同様、顔全体を付ける練習をします。湯舟でできたという自信がついたら、口まで潜り、鼻まで、目まで、最後は頭すっぽり潜る練習をしていきます。
どの段階でも、途中やりたくない、嫌という仕草が出たときは、無理強いせずにその日はやめましょう。ゆっくりと進んでいくのが大事ですよ。