ママチャリを軽量化して漕ぎやすく!子どもの安全優先で軽くする方法
子育て中のママの移動手段といえば、なんといっても「ママチャリ」が便利ですよね。子どもや荷物をたくさん載せることで、自転車が重たくて漕ぐのが疲れる…という悩みを持つママもいると思います。そこで今回は、ママチャリを軽量化することで漕ぎやすくするポイントを紹介していきます。
効果はある?もしママチャリを軽量化したら
漕ぐときの体力消費が抑えられる
頻繁に乗るからこそ、できるだけ移動による体力消費を抑えたいところですよね。ママチャリは、「ロードバイク」や「クロスバイク」といったスポーツ系の自転車に比べると、5~10kgほど車体が重いといわれています。
ママが街乗りするので、あまりスピードを出す必要はありませんが、車体が軽量化すれば、当然漕ぐときの力は少なくて済みます。最近ではアルミ素材のフレームで軽量化されたママチャリも多いようです。少し値段は高くなりますが、使用頻度を考えれば検討に値するかもしれませんね。
前後の重量バランスが崩れて転倒しやすい
車体の軽いロードバイクやクロスバイクなどは、もともとスピードを出して快適に長距離を走行できるように設計されています。荷物や子どもを乗せることを想定していないので、車体が軽くても問題ないのです。
一方ママチャリは、スーパーで買い込んだ荷物や子どもを乗せることが多いため、車体を軽くすると前後の重量バランスが崩れてハンドル操作がしにくくなり、転倒してしまう危険が高まるのです。ママチャリの大幅な軽量化はデメリットもあるのですね。
安全性が低下して実用性も悪くなる
「少しでも車体が軽い方が乗せ降ろしのとき楽なのでは?」と考えがちですが、実は車体を軽くすると、荷物や子どもを乗せたときのバランスが非常に悪くなり、安全性は低下します。子どもを乗せたまま転倒すると大変危険ですね。
また、車体を軽くしようとすると、荷物かごや泥除けなどのパーツをはずすことになり、結果的に実用性が悪くなってしまうこともあるのです。ママチャリはあくまでも「実用性」を重視した自転車なので、「走行性」を追求しすぎるのは本末転倒かもしれません。
無理は危険!安全性を優先で軽量化するには
チャイルドシートは軽いアルミ製か樹脂製を
最初に注目したいのは、重たくなる原因のひとつでもある「チャイルドシート」。海外製品や極端に安価なものだと、安全性に不安が残るとともに、素材自体の重さも気になるところです。チャイルドシートは「ママチャリ」に装着することを前提とした日本製品で、軽くて丈夫なアルミ製か、しなやかな樹脂製(プラスチック)を選ぶとよいでしょう。
軽さも大切ですが、ヘッドレストがついているか、しっかりと固定してくれるベルトかどうかもチェックしたいですね。
発電式ライトからLEDライトに交換する
「ハブダイナモ」と呼ばれるこのライト、点灯時はかなり音がうるさいですし、部品自体も重たい製品です。もし今お使いのライトがこのタイプでしたら、後付けできるLEDライトに交換することをおすすめします。
後付けのLEDライトは軽くて明るく、値段も比較的安価な製品が多くあります。電池式、充電式(ソーラー充電、USB充電など)があり、気軽にカスタマイズできるパーツといえるでしょう。検討の際は、防水機能がついているかを確認してから購入した方がよいですよ。
かごや両立スタンドの交換はよく考えて
もう一つ交換できるパーツとして挙げられるのが「スタンド」です。子どもを乗せるママチャリのスタンドは、片足タイプではなく、しっかりと固定してくれる両立タイプが多いでしょう。
子どもを乗せ降ろしするときもしっかりと支えてくれるだけの、丈夫な作りであることがとても重要になります。軽さばかりを重視するのではなく、自転車屋さんでバランスなども見てもらいながら、よく考えて選ぶのがよいでしょう。
メンテナンス作業で軽量化する方法とは
タイヤの空気は定期的に入れる
もっと気軽に、日々の生活の中でごく簡単なメンテナンスをするだけで、軽量化を実現することも可能です。一般的かつ効果的なメンテナンスは「タイヤの空気圧を保つ」ということ。
タイヤの空気が抜けてくると、摩擦抵抗のせいでペダルが重く感じると思います。タイヤ自体のダメージも大きくなるため、最悪の場合パンクしてしまう恐れも。特に子どもを乗せている場合は後輪への負荷が大きくなるので、定期的に空気を入れましょう。空気圧を適切な状態に保っているタイヤは、快適な走り心地ですよ。