赤ちゃんの貴重なクーイング!時期や特徴と赤ちゃんが喜ぶ接し方
クーイングという言葉を聞いたことがあっても「どういう意味なの?」「うちの子もしているのかな?」など、分からないことが多いかもしれませんね。ここでは、赤ちゃんとのコミュニケーションをさらに楽しくするために、クーイングをする時期や特徴、赤ちゃんが喜ぶ接し方をご紹介しますね。
クーイングは言葉の発達の第一歩
声を出すことを楽しんでいることも
赤ちゃんは、泣くことでママに様々な意思を伝えます。「うー」などという声は、赤ちゃんの機嫌がよいときに出すことが多いです。
このようにご機嫌に発している声がクーイングです。泣いているときのように何かを伝えようとしているのではなく、声を発して楽しんでいることがほとんどです。
赤ちゃんは、遊びながら何かを言って楽しんでいます。声が聞こえてきたら「上手だね。どうしたの?」「可愛い声だね」などと、赤ちゃんに話し掛けてみるとよいですよ。
生後1~2カ月ごろから始まることが多い
クーイングは、赤ちゃんが言葉を話すようになる発達の第一歩なので、「早く声を聞きたい」と思いますよね。機嫌よく、「えー」などというようになるためには、「自分で声が出せるんだ」「声を出すと面白い」など、赤ちゃんが声を出すことに興味を持つことが大切です。
声を出したくなるように、日ごろからパパやママがたくさん赤ちゃんに話し掛けるとよいですよ。最初は反応がない赤ちゃんも、話し掛け続けることで少しずつ反応するようになるでしょう。
クーイングをする時期は個人差がある
「うちの子は4カ月になっても声を出さないから、発達が遅れているのでは」と、ほかの子と比べて不安になるパパやママもいるでしょう。しかし、大人でも得意不得意があるように、赤ちゃんも興味を持つことや得意なことなどは、その子によって違います。
声が聞けないからといって焦るのではなく、ママと遊びながら赤ちゃん自身が少しずつ声を出す面白さを発見できるとよいですね。
クーイングのタイミングや特徴を知ろう
赤ちゃんが「ご機嫌」なときに出る
先輩ママの話では、生後2カ月ごろから赤ちゃんを抱っこして話し掛けているときに、笑顔で可愛い声を出すようになったそうです。赤ちゃんが成長するにつれて「うあー」など、たくさん声を出してくれるようになり、毎日癒やされていると話してくれました。
泣いている赤ちゃんも可愛いですが、笑顔で声を出して遊んでいる赤ちゃんを見ると、パパやママの疲れも軽くなりそうですね。
母音だけの「あー」や「うー」という声
「うー」などの母音しか発さないのには理由があります。赤ちゃんの喉頭は大人と比べると高いところにあり、気管と食道が分かれています。気管と食道が分かれていることで、赤ちゃんはミルクやおっぱいなどを飲みながら呼吸することができます。
おっぱいやミルクを飲みながら呼吸ができるのは便利なのでよいですが、声を出したときに音が鼻に抜けて子音をしっかり発することができないため、母音だけの声になるのです。
少しずつ喃語へ変化していく
喃語が話せるようになると「うあー」「きー」「だー」など、子音や多音節を発音できるようになります。最初は母音をつなげて「うあー」などと話していますが、次第に子音をつなげるようになったり「ば」「ぱ」「だ」などの濁音などを話せるようになったりと、様々な赤ちゃんの声が聞けるようになるでしょう。
赤ちゃんが成長していくと、テンションが上がったときに「ぎー」「きー」などと破裂音のような大きな声も出せるようになりますよ。