就学前の子どもがいるママの為のWEBマガジン

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遊びが子どもの可能性を広げる。子どもの能力を伸ばす遊び方。

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鉛筆で自由自在に書く力がつく「ぬり絵」

「ぬり絵」が好きな子も多いのではないでしょうか。「ぬり絵」は鉛筆を自由自在に動かす「筆運び」の練習にもってこいなのだそうです。

線からはみ出さずに色を塗るという作業は、子どもにとって意外と難しいものですよね。初めのうちは線など関係ないくらいぐちゃぐちゃにはみ出してしまうことも多いと思いますが、うまくできなくても、手出し口出しはせず、自由に塗らせてあげましょう。

何度も取り組んでいくうちにだんだん色鉛筆やクレヨンの扱いに慣れてきて、上手に塗れるようになってくることでしょう。これが、その後に文字を書いたり絵を描いたりする土台となっていくそうです。子どもの好きなキャラクターなどで取り組んでみてはいかがでしょうか。

色彩感覚と感受性が豊かになる「色遊び」

色彩感覚を育むのにおすすめなのが「色遊び」です。簡単にできる遊びとして、色水遊びを紹介しましょう。

用意するもの:ペットボトル数本、絵の具、水

まず、基本となる赤・青・黄の3色の色水を作ります。水を入れたペットボトルに絵の具を垂らしてフタを閉め、振りながら混ぜてください。

3色できたら、好きなもの同士を混ぜていきましょう。「赤と黄色を混ぜると何色になるでしょう?」などとクイズを出し、答えを確かめていくのも楽しいですね。色水を混ぜるための容器は透明なプラスチックのコップやゼリーのカップなどでもいいですよ。

なお、小さなお子さんなど、色水を口に入れてしまうのが心配な場合は、絵の具ではなく食紅を使うと安心です。

リズム感や豊かな感情を育む音楽遊び

絶対音感が鍛えられる「おとあて」

絶対音感とは、音を聞いたときにその音がドレミ…の音程で聞こえてくるという能力のことで、小さいころからの経験により身につくと言われていますね。これを遊びの中で鍛えるというのはいかがでしょうか。

まずは、ドレミファソラシドの音階の名前を歌いながら覚えていきましょう。「ドレミの歌」は楽しくて分かりやすいですね。パパやママが音楽が得意な場合は、子どもが好きな歌をドレミの音名で歌ってみるのもよいでしょう。

音階に慣れたら、何か1つ音を出して子どもに聞かせ、何の音だったかをあてる「おとあて」をやってみましょう。家に楽器などがない場合は、楽器の音が出るアプリや、音あてゲームアプリなどで遊んでみてくださいね。

創造力や表現力が養われる「リズム遊び」

小さなうちからお勧めしたいのが、「リズム遊び」です。

赤ちゃんのうちは、音楽のリズムや歌に合わせて手足を動かしてあげると喜んでくれることでしょう。定番の手遊びも「リズム遊び」の一種です。

少し大きくなったらリズムに合わせて手拍子や足踏み、おもちゃを鳴らすなどしてみましょう。周りのマネをすることで集中力なども養われていくそうですよ。

また、テンポの速い楽しい曲、ゆったりと優しい曲、悲しそうな曲調の曲など、音楽の雰囲気やリズムに合わせて自由に動いてみるのもおすすめです。曲を聴いてイメージをとらえ、体を動かしていくことで、創造力や表現力が養われていくことでしょう。

ぜひ、パパやママも一緒に楽しんでみてくださいね。

音に興味を持ち耳を傾ける「楽器遊び」

小さなうちには、楽器で音を鳴らしてみることで音に興味を持てるようにしたいものですね。楽器といっても、ピアノのような本格的な楽器でなくていいんですよ。

カスタネットやタンバリン、マラカスやすずなど、たたいたり振ったりして音が出るもので十分です。音楽や歌に合わせて鳴らしてみましょう。例えば「おもちゃのチャチャチャ」などは楽器遊びをするのにおすすめです。

そのほか、太鼓・木琴・鍵盤ハーモニカ・リコーダーなど、家にある楽器や子どもになじみのある楽器を見えないところで鳴らし、何の楽器の音か当てっこをして遊ぶのもよいでしょう。いろいろな楽器の音が出るアプリなども上手に取り入れてみてもよいかもしれませんね。

協調性を身につけてみんなと仲良くなる遊び

言葉や文章の表現力を高める「連想ゲーム」

言葉や文章の表現力を伸ばすには、ものごとの様子を表す"形容詞"を自由に使えることが大切になってきますが、「連想ゲーム」はその力を鍛えるのにぴったりです。「赤いものなーんだ?」という問いに対して「消防車!」「いちご!」「郵便ポスト!」というふうに思いつくものを挙げていくゲームですね。

「柔らかいものなーんだ?」「楽しいものなーんだ?」といった、少し抽象的な言葉から連想させるのもよいそうです。思いつく言葉がたくさんありそうですよね。

逆に、ものを提示してその様子を表す言葉を答えるのも言葉の訓練になるのだそうですよ。「電車ってどんなもの?」という問いから「速い」「長い」「うるさい」など、たくさんの言葉を思いつきそうですね。

表現力や思いやりの心を育む「人形遊び」

おままごとや「人形遊び」も子どもの遊びの定番ですよね。この遊びのよいところは、いろいろな役になりきってストーリーを展開していくところです。

姉と妹が2人で「人形遊び」をするとき、姉は妹になりきって役を演じることで、普段の妹の気持ちに気づくことがあるかもしれませんよね。相手の気持ちに気づくことで、自分の言動をふり返るようになり、それが思いやりの心につながっていくのです。

また、役になりきるためには表現力も必要ですね。ママの役、子どもの役、お店屋さんの役など、役によって表現の仕方も違ってくるはずです。

遊びを通して表現力が磨かれたり、登場人物の気持ちを想像することで思いやりの心が育まれたりしていくとよいですね。

社会性が養われる「砂場遊び」

子どもの遊びの定番「砂場遊び」。道具の使い方を学んだり、創造力が養われたりするのはもちろんのこと、「砂場遊び」は協調性や社会性を身につける格好の場にもなるのだそうです。

砂場に行くと、他の子どもと一緒になることが多いと思います。会ったときの挨拶や道具の貸し借りなどから、仲良く遊ぶための方法を学んでいくことでしょう。

少し大きくなると、自分よりも小さな子にお手本を見せたりする場面も出てくるかもしれません。一緒に遊ぶ中で、お互いの気持ちが衝突してけんかになったら、仲直りの仕方を学ぶチャンスです。

子どもは、このような場面を通してコミュニケーションの術を学んでいきます。大人は、マナーの見本を示していくよう心がけましょう。
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