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新生児と猫の同居は可能?互いが快適に暮らせる環境の作り方について

新生児と猫の同居は可能?互いが快適に暮らせる環境の作り方について

新生児と猫が一緒に暮らすメリット

新生児にとってのメリット

新生児期から猫と一緒に暮らすことは、赤ちゃんにとってもメリットが多いんですよ。

〇免疫力の向上が期待できる
近頃の研究では、赤ちゃんの頃から動物と触れ合っている子は、アレルギーになりくいということもわかってきています。小さなうちから病原性の低い細菌に触れることで、自然と免疫力が向上するのだそうです。もちろん、すべての子に当てはまるわけではありません。でも、多過ぎない量の猫のアレルゲンが、赤ちゃんの免疫機能に与える効果も多少は期待できるでしょう。

〇赤ちゃんの心の発達によい影響を与える
人間とは違う、別の命の存在を肌で感じさせてあげることができます。猫との触れ合いを通じて、子どもも自然と優しさや思いやりを身につけてくれるはずです。ペットを認識できる年齢になれば、命の大切さを学ぶこともできるでしょう。

〇最初の友だちになる
猫が赤ちゃんに慣れてくると、次第に赤ちゃんと遊んでくれるようになります。物心ついた頃から一緒にいる猫なら、きっと兄弟のような存在になるでしょう。猫とともに暮らし、成長していく中で、子どもと猫の絆が深まります。

家族にとってのメリット

赤ちゃんと猫のいる暮らしは、家族にとってどのようなメリットがあるのでしょうか。

〇猫に癒される
猫をなでていると、不思議と気分が落ち着きますね。実は、猫の癒し効果は科学的にも証明されていて、猫をなでるという行為には、心拍数を安定させたり、不安やイライラを軽減させたりする働きがあるのだそうです。妊娠中、つわりなどで体調の悪いときに猫がそばにいてくれたら、ママも安らぎを感じやすくなるかもしれません。また出産後には、子育てで疲れたママの心を癒す存在となってくれるでしょう。

〇家が清潔に保たれる
猫を飼っている家では抜け毛があるため、マメに掃除を行いますよね。新生児がいるとなれば、ママもいつもよりさらに掃除に力が入るはずです。赤ちゃんと猫がいることで、自然と家が清潔になります。

〇赤ちゃんと猫の両方に癒される
赤ちゃんを抱っこしているママの隣で、パパの膝の上に猫が乗っていたり、日々増えていく赤ちゃんの写真の中にも、猫との2ショットが見られるようになってきたり…。愛しい我が子と、愛猫のいる生活は、きっとパパやママの心を幸福感で満たしてくれるでしょう。

新生児と猫が暮らしやすい環境の作り方

新生児と猫の初対面で注意したいこと

赤ちゃんと猫の初対面は、飼い主でもあるママが緊張する瞬間ですね。始めて見る赤ちゃんを警戒して、しばらくどこかに隠れたり、遠くからジーっと見つめてきたり、猫の反応もさまざまかと思います。

新しく増えた家族を猫に紹介したくなるかもしれませんが、いきなり赤ちゃんと引き合わせようとすると猫が怖がる可能性もあります。猫の方から赤ちゃんに近寄ってくるまではそっとしておいてあげてください。もし、興奮しているようであれば、おやつなどで注意を引いて猫を赤ちゃんから離しましょう。

猫にとって飼い主は親のような存在です。久しぶりの再会で甘えたいはずですから、赤ちゃんのお世話が落ち着いたら、その後はいったんパパに任せて、赤ちゃんから離れた場所で猫と遊んであげてくださいね。

新生児が安全に過ごせる環境を整えよう

新生児期の赤ちゃんと猫が一緒に暮すにあたっては、アレルギー対策のほかにも、注意点がいくつかあります。赤ちゃんが安全に過ごせるように、以下のことに気をつけておきましょうね。

〇猫と赤ちゃんだけにしない
どんなにおとなしい性格の猫でも、猫は猫なので、なにがあるかわかりません。赤ちゃんに会わせるのは、大人がいるときだけにしましょう。

〇ドアストッパーを使う
猫がドアや引き戸を開けてしまう場合、赤ちゃんが寝ている間に部屋に入ることもあります。用意しておいた方が安心かもしれないですね。

〇ベビー蚊帳を使う
蚊はもちろんですが、猫の毛やホコリからも、赤ちゃんを守ってあげられます。猫がベッドに飛び乗るのを防止することもできますよ。

猫にも安心できる環境を整えてあげよう

猫は環境の変化に敏感です。赤ちゃんがいることや、飼い主に甘えられない寂しさで、ストレスを抱えてしまうかもしれません。赤ちゃんだけでなく、猫にも安心できる環境を作ってあげましょう。

〇家具などの配置は早めに替えておく
猫は環境の変化を嫌うので、模様替えをストレスに感じることがあります。キャットタワーや、猫のトイレなどを移動する場合は、早めに配置替えして慣れさせてあげてください。

〇赤ちゃんの匂いを嗅がせてあげる
赤ちゃんの服やおくるみなどで、赤ちゃんの匂いを覚えさせてあげると、猫も慣れやすくなるようです。

〇猫と触れ合う
飼い主と触れ合うことで、猫もストレスを軽減できます。赤ちゃんが寝ている間などに、猫とたくさん遊んであげてくださいね。

まとめ

妊娠中には、猫と暮らしていることをマイナスに感じる飼い主の方も多いかもしれませんね。でも、衛生面や安全面に十分に配慮すれば、妊娠中や出産後も、今までと変わらず猫との生活を続けていくことができます。

出産後は、確かに猫に対して気をもむこともありますが、それ以上に、猫は家族に多くの幸せを与えてくれます。育児に行き詰まったときには、きっと飼い主でもあるママのことをそばで励ましてくれるでしょう。毎日すくすくと成長していく赤ちゃんを、猫と一緒に見守っていきましょうね。
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