1歳児の慣らし保育を成功させよう!親子で安心の新生活を送るコツ
職場復帰に向けての準備の一つに、子どもを預けるための保育園探しがありますよね。入園先が決まるまでも大変だったと思いますが、入園先が決まると今度は「慣らし保育」が待っています。慣らし保育の目的や意味をはじめ、親子で慣らし保育を成功させるためのコツなどをご紹介します。
慣らし保育の目的や1歳児のスケジュール
子どもの心のストレスを軽減する大事な期間
慣らし保育はこのような心のストレスを軽減するために、少しずつ保育園での生活に慣れていくための大事な期間です。保育園での生活リズムに慣れ、同じ年代の子どもたちと集団で過ごすことにも慣れていく必要があります。
同時にママにとっても慣らし保育は職場復帰に向けた準備や、子どもの保育を行ってくれる保育園や保育士さんの雰囲気や人柄が分かる期間にもなります。子どもと離れて生活をすることに、ママも慣れていく必要がありますよね。
園によって違うが目安は1週間から2週間
ただし、子どもが保育園の環境にすんなりと馴染んだ場合には、慣らし保育の期間を短縮させることもあるようです。逆に保育園の環境に慣れない場合には、慣らし保育の期間の延長をママに提案することもあるようですよ。
慣らし保育が始まってから、体調を崩す子どもも多くいます。保育園での生活が子どもの心に大きなストレスとなっていて、それが体調不良として現れるのかもしれませんね。職場復帰に向けて焦る気持ちもあると思いますが、「慣らし保育はある程度時間がかかるもの」と余裕があるスケジュールを組むとよいですね。
在園児の生活リズムに合わせることが多い
保育士の配置にある程度余裕がある場合には、個別の対応をとるケースもあるようですが、保育士不足によりなかなか個別対応にまで手が回らない保育園が多いのも実情のようです。
保育園では午前中に遊ぶ時間とおやつを食べる時間があり、1歳児の場合には12時前に昼食を取ることも多くあります。慣らし保育では1日目はおやつを食べて昼食の前まで、2日目は昼食後までなど、少しずつ生活のリズムに合わせて保育園で過ごす時間を増やしていくことが多く、最終的には1日を保育園で過ごします。
慣らし保育を成功させる三つのコツ
園に慣れるまで食事拒否は気にしすぎないで
保育士さんから慣らし保育の様子を聞いて、食事を食べなかったと聞くとママは心配になりますし、中には保育園に預けるのはまだ早いのではないか、と後悔するママもいるかもしれません。ですが、ほとんどの子どもが最初は食事拒否をするものだそうですよ。
保育園に慣れ、保育士さんが信頼できる人と子どもが思えたころには、食事拒否も収まりおやつも給食も食べるようになるため、気にしすぎないようにしましょう。
ママは笑顔で明るくさっと送り出す
保育園に預けるときには明るい笑顔で、「後で迎えに来るね!」「たくさん遊んで楽しんでね!」などの前向きな言葉をかけてさくっと送り出すことがポイントです。
保育園に預けられても、あとでママやパパが必ず迎えに来てくれることが分かれば、子どもも必ず後でママやパパに会えると安心でき、よりスムーズに保育園に通えるようになりますよ。
はじめて保育園に預けるときはママも寂しいと思いますが、さくっと明るく送り出すよう心がけましょう。
いつも以上に家ではたくさんの愛情を
子どもがかんしゃくを起したり機嫌が悪くなったら、ぎゅっと抱きしめて「大好き」を伝えましょう。安心感で満たされ、不安や寂しいといった気持ちは落ち着いて自然に子どもの心が安定していきますよ。
お迎えのときにも、たくさんハグをしてスキンシップをとります。頬を寄せたり全身をくすぐったり、「これでもかっ」というくらいにママやパパが笑顔でスキンシップをはかることで、子どもは保育園から帰ってくるとこんなにうれしいことがあると感じてくれ、順応してくれますよ。
慣らし保育期間中にしておきたいこと
大掃除をして職場復帰後の家事負担を減らす
特に子どもが幼い間は、思うように掃除ができなかったというママも多いと思います。職場復帰をするとさらに細かい部分の掃除まで手が回らないことも増えるため、大掃除をして職場復帰後の家事負担を減らしてもよいですね。
子どもが遊ばなくなったおもちゃや服の整理をするのもおすすめです。子どもが家にいると、なかなかできない家事を一気に片付けられるよい機会となります。慣らし保育の期間で、思い切って大掃除や断捨離を決行してみてはどうでしょうか。