スポーツが得意な子どもにする子育て。パパやママはこうして接しよう
スポーツで活躍した経験があったり、スポーツ観戦が趣味というママやパパの中には、子どもに「スポーツが得意になってほしい」という思いがある人もいるでしょう。そのために、ママやパパができることはあるのかという疑問にお答えし、日常で取り入れやすい運動能力向上の方法をご紹介します。
運動神経はパパやママの力で変わる!
乳児期は五感にたくさん刺激を与えよう
赤ちゃんに「体を動かすのは楽しい!」と感じてもらえるよう、オーバーリアクションをしたり、同じ動きをしてみたりしてみましょう。パパやママと一緒に遊ぶことで体を動かすことが楽しくなり、達成感を覚えることも増えてきます。
また、無理をして月齢に合っていない動きをさせてしまうと、赤ちゃんが恐怖感を感じ、苦手意識を持ってしまう可能性があります。成長に合った遊びを複数用意しておくのがよいでしょう。
2~4歳は遊びながら身体を動かそう
子どもに運動は楽しいと感じてもらうために大切なことは、パパやママが見本を見せてあげることです。見本を見せてあげることで、初めての遊具や遊びでも挑戦しやすいでしょう。
最初は怖いと感じたり、遊ぶのが難しかったりした遊具に挑戦し、クリアすることができると達成感が得られます。達成感はスポーツが好きになるための種なので、たくさん味わえるよう、パパやママがさまざまな遊びを提案してあげましょう。
子どもが嫌がるときは無理に進めず、本人がやる気を見せたときに補助してあげるとよいですよ。
年長になれば道具やルールも使ってみる
サッカーなどの頭を使う競技もできるようになってくるので、スポーツの習い事を始めることもあるでしょう。しかし、一つのスポーツばかり練習していると、動きの種類が限られてしまう場合があります。
子どもの運動能力の向上を重視する場合、5歳以降でもいろいろな体の動かし方を、数多く経験するのがよいですよ。習い事だけではなく、日々新しいことに挑戦すると、脳がさまざまな動きを覚え、体を動かすことが得意になってきます。
子どもが一番吸収する時期がある
ゴールデンエイジとは?
幼児期は特に成長が著しく、一つの経験から数多くのことを吸収します。スポーツが得意な子になってほしいと思うパパやママは、たくさんの体験を一緒に楽しんでみるとよいでしょう。
また、「わが子はあまり積極的に公園遊びをしない…」というママも焦る必要はありません。走る、飛ぶといった、激しい動きを好まない子どもも、生活の中で体の動かし方を学び、ぐんぐん成長しています。
大切なことは、新しい体験を楽しんですることなので、筋力を使わない運動やママのお手伝いでも充分に効果的なのですよ。
ゴールデンエイジ前はどうやって育てる?
・裸足で遊ぶ経験が多い
裸足で駆け回って遊ぶことには、運動神経や健康面にもよい影響があるとされています。裸足で足の裏全体を使うことによって五感が刺激され、バランス感覚などの成長が促されるといわれています。
・ベビーカーを使わない
歩けるようになったら、ベビーカーは使わずに手を繋いで歩いていたという経験も多いようです。現代はママの役割が多く、ベビーカーの需要も高まっていますが、無理のない範囲で一緒に歩いてみるとよいでしょう。
子どもは遊びの天才!多くの運動に触れる
・おにごっこ
おにごっこは広いスペースがある場所でなら、なにも用意がなくても楽しめ、ママとふたりでもできるゲームです。子どもにとって、追いかけられる、追うなどは刺激がある楽しい遊びです。
・ボール遊び
ボールを投げることはもちろんですが、蹴って追いかけるのも子どもに人気の運動です。また、弾むボールでママがドリブルをすると、子どもはボールを奪おうと夢中で追いかけてくることもありますよ。
・けんけんぱ
けんけんぱは、スポーツをする上で大切な体幹を鍛えることができる遊びです。ママがお手本を見せてあげると、子どもは興味を持ちやすいでしょう。
スポーツが大好きな子どもにする子育ては?
できたらいっぱい褒めてあげよう
トップアスリートであったパパやママの子どもは、スポーツが得意という子どもが多いです。それは能力の遺伝より、パパやママがスポーツの楽しみ方を伝えられるという理由が大きいのではないでしょうか。
アスリートは、自分が成功を納めたときに感じる「達成感」を知っています。子どもが達成感を得るためには、パパやママがたくさん褒めてくれたり、喜んでくれたりする体験が必要不可欠でしょう。
スポーツを楽しむためには、努力をして結果を得るということが大切です。たくさん褒められ、達成感を知っている子どもは、辛いときにも努力をすることができます。