4歳の反抗期にパパ嫌い勃発?理由とパパがめげないための対応策
4歳になると子どもは運動機能や認知能力がどんどん高まりますが、これまでと違った反抗をするようになります。その中で突如勃発する「パパ嫌い」に悩んでいるママとパパは多いでしょう。なぜパパを嫌がるようになってしまうのか、その理由と対応策についてお話しします。
4歳児がパパ嫌いと反抗する理由とは?
反抗期でパパに注意されることが多くなった
「◯◯がやりたいのに止められた」とか「◯◯が嫌だからやりたくない」などです。反抗することも成長の証ではありますが、暴力的な行動に出たり人を傷つける言葉を使ったりすると、親としては教育的しつけが必要と判断し注意したくなりますね。
しかしこのとき、大きな体と迫力のある低い声でパパから注意されると、子どもは率直に「怖い」と感じるでしょう。そのため、反抗期でパパから注意されることが増えると、パパを敬遠しがちになってしまうのです。
気持ちをうまく説明できず「嫌い」の一言に
もともと子どもは「パパやママに甘えたい」「満たされたい」という気持ちを持っているものです。しかし、仕事で帰宅時間が遅く、子どもと十分に関われないというパパは多いでしょう。
子どもは、本当はパパのことが大好きだから一緒に遊びたいのにそれが叶わず、うまく説明できない悲しい気持ちを表現するために「パパ嫌い」と言ってしまうのです。「嫌い」という言葉は、パパを好きだという裏返しの表現かもしれません。
環境の変化による「赤ちゃん返り」の場合も
たとえば「弟や妹が生まれた」「幼稚園や保育園に入園した」などがきっかけとなり、スキンシップを求めたりわがままが増えたりするなど、赤ちゃんに戻ったような振る舞いをします。このとき、甘える相手は特に「ママ」ということが多く「パパじゃ嫌だ」ということもあります。
赤ちゃん返りは一時的なものなので、子どもとしっかり向き合い安心感を与えることができれば次第に落ち着いていくでしょう。しかし赤ちゃん返りの期間中は、どうしても子どもがパパを嫌がる場面が多いかもしれません。
「パパ嫌い」と4歳児に言われたときの対応
無視したり「パパも嫌い」と返したりしない
また、パパがムキになり「パパだって嫌いだよ」と言い返すことも避けましょう。たとえ本心ではない言葉でも、子どもにとっては「パパに嫌われた」という悲しい出来事であり、心にわだかまりを残すこととなってしまうからです。
もしも何か言葉を返すなら、「パパは◯◯が大好きなのに残念だな。好きになったら教えてほしいな」というように、愛情が伝わる声掛けができるとよいですね。
パパが子どもとの関わりに積極的になる
そのため、パパが子どもとスキンシップをはかるのは大切なことなのです。嫌がられても積極的に自分のことを理解しようとかまってくれるパパのことを、子どもはだんだん信頼するようになるでしょう。
また、ママにとっては体力的に難しい「肩車」や「高い高い」など、力が必要でスリルを味わえる遊びはパパの出番ですね。こうした「パパにしかできない遊び」を子どもが体験するうちに、パパと過ごす面白さを覚えて、次第に子どもの方からパパに寄り添うようになりますよ。
子どもへの愛情表現をストレートにする
しかし、子どもは常に親からの愛情を求めています。だからこそ愛情表現はストレートにするくらいでちょうどよいのです。
「愛しているよ」「大好きだよ」「◯◯はパパの宝物だよ」と、パパの思いを声に出して伝えることが、子どもの心にもっとも真っ直ぐに届くでしょう。4歳児には十分伝わる言葉です。
言葉だけでなく、頭を撫でたり抱きしめたりするのもよいですね。パパから愛されているということを実感することで、子どもは安心感を得て自己肯定感を高めることにもつながります。