赤ちゃんがなんでも口に入れてしまう!その理由や対処法について
口での確認行為をし始めたら気をつけること
小さなおもちゃなどは手の届かないところへ
まず、口に入れる確認行動で心配なことといえば「誤飲」や「誤嚥(ごえん)」ではないでしょうか?喉が細く、自分で吐き出す力も弱い赤ちゃんにとっては、誤嚥による窒息の危険性もあるため心配ですよね。
一般的に家の中には、医薬品や化粧品、生活雑貨、細々したおもちゃなど、赤ちゃんが誤飲や誤嚥しそうな小さな物がたくさんあります。サイズがトイレットペーパーの芯の直径(約38㎜)以下なら、誤飲や誤嚥の可能性があります。そのため、高い棚の上や開けられない引き出しなど、赤ちゃんの手が届かないところへしまっておきましょう。
身近な危険性のある物を把握しておく
例えば、たばこや洗剤、防虫剤、医薬品、化粧品、除光液などは誤飲すると中毒症状を起こす可能性があるので危険です。特にジェルボールの洗濯洗剤やスタンプ型のトイレクリーナーなどは、見た目がゼリーのようで子どもが興味を持ちやすく、誤って口にした事例が複数あります。
また、最近はボタン電池の誤飲も相次いでいて注意が必要です。ボタン電池は飲み込むと放電して、電池が留まっている食道や内臓などの粘膜に穴を空け、命に関わる危険性もあります。おもちゃやリモコンなどに使用している場合は、電池カバーが緩んでいないかどうか定期的に確認しておきましょう。
赤ちゃんのおもちゃは清潔に保つ
ただし前述したように、過度な除菌は免疫力の向上を妨げてしまう恐れがあります。そのため、消毒は1カ月に1回程度を目安にしてみましょう。毎日口に入れるプラスチックやシリコン製のおもちゃなら、1日の終わりに水でサッと洗うだけで十分ですよ。
また床に髪の毛や埃が溜まっていると、おもちゃに付着する可能性があります。髪の毛や埃を食べるのはよくないので、掃除機は小まめにかけましょう。兄弟や遊びに来たお友達が伝染病にかかっていた場合などは、一緒に使ったおもちゃをしっかりと消毒してくださいね。
まとめ
そのため、赤ちゃんが口に入れると危険性がある物は手の届かないところに置くなど、環境を整えて温かく見守ってみましょう。この時期はそういう時期と割りきって、赤ちゃんの好奇心や探求心を満たせられるとよいですね。