チャイルドシードは後部座席が安全!正しく設置することのメリット
赤ちゃんが生まれると、車に乗せる機会もあるでしょう。そんなとき、子どもの生命を守るためにもチャイルドシートを取りつけるのはパパとママの義務です。しかし、正しい方法で設置していなければ大切な我が子の生命を守ることができなくなります。そこで、設置する前に正しい座席位置や向きなどを確認しておきましょう。
チャイルドシートの安心な座席位置は?
後部座席に取り付けるのが基本
事故が起きてエアバッグが膨らむと、助手席のチャイルドシートや子どもはどうなるでしょうか。正面衝突のときの危険も大きいので、助手席は避けた方がよいでしょう。
助手席にチャイルドシートを設置すれば子どもの様子がよく見えて安心な気がしますよね。でも、事故のことを考えると後部座席に設置するのが理想的です。
車の大きさや家族の人数のことも考えなければいけませんが、まずは子どもの安全を一番に考えたいですね。その上でそれぞれの家庭に合った選択をしていきましょう。
助手席の後ろ座席に設置するメリット
助手席側だと、運転席から振り向いたときに子どもの様子を見やすいですね。子どもが泣いたりして、ちょっと気になるときに顔を見てコミュニケーションを取れるのは安心です。
歩道側に停車したときに、子どもを安全に乗せたり降ろしたりしやすいメリットもあります。ただ、後部座席に乗る人は歩道側にチャイルドシートがあるため、乗り降りがしにくいというデメリットもあります。
ママやパパが子どもと2人で車に乗ることが多いなら、助手席側だと顔が見られるので少し安心です。でも脇見運転にならないようにしましょうね。
運転席の後ろ座席に設置するメリット
万が一の事故の場合、運転している人は自分を守るようにハンドルを切ってしまうため、運転席側の方が安全だそうです。事故にあわないのが一番ですが、あってしまったときの危険性を知っておくのは大切ですね。
また、後部座席に同乗者がいて歩道側から乗り降りする場合、同乗者が乗り降りしやすいメリットがあります。たとえば、パパが運転してママが赤ちゃんと後部座席に乗る場合、ママは歩道側から安全にスムーズに乗り降りできますね。
逆に、運転席側から乗り降りするときはほかの車に気をつける必要があります。特に運転席側から子どもを乗せ降ろしするときは気をつけてください。
助手席に取り付けないほうがよい理由
助手席取り付けは法的違反ではない
ただし、道路交通法で6歳未満の子どもを車に乗せるときはチャイルドシートに乗せないといけないので、チャイルドシートを設置していないと違反で1点減点されます。
禁止されていないならいいのではと思ってしまうかもしれません。たとえば、赤ちゃんと2人きりで車に乗るとき、助手席に乗せていれば泣いたりしてもすぐにあやしてあげられて便利そうですよね。
それでも後部座席への設置が推奨されているのは、子どもの安全を考えてのことなのです。助手席に設置する危険性をもう一度考えてみましょう。
エアバッグが作動したときに危ない
エアバッグは事故が起きたときに瞬間的に膨らんで人を守ります。思っている以上に強い勢いで膨らむそうです。
特に後ろ向きのチャイルドシートでエアバッグが膨らむと、その勢いでシートが押され、子どもがはじき飛ばされて大けがをするかもしれません。前向きのチャイルドシートでも、子どもに衝撃が伝わってけがをする可能性があります。
せっかく人を守るエアバッグでけがをさせたくないですよね。エアバッグがある車なら、後部座席を子どもの指定席にすることをおすすめします。
どうしても設置する場合は前向きで
この場合でも、後ろ向きのチャイルドシートは助手席で使わないようにしましょう。エアバッグによる子どものけがを防ぐためです。
助手席に設置せざるをえないなら、前向きにします。そして、できるだけ車の座席を後ろに下げてエアバッグから遠くなるようにしましょう。少しでもエアバッグからの衝撃から赤ちゃんを守るためです。
もちろん、ぐらつきのないようにしっかり設置しましょう。エアバッグの作動をキャンセルできるならキャンセルしておきます。