
新生児が喜ぶ遊びはママとのふれあい!遊び方や遊び道具をご紹介
赤ちゃんとのふれあいで五感を刺激しよう

普段のお世話に語りかけをプラス
スキンシップも、赤ちゃんにとっては気持ちのよい遊びです。スキンシップをたくさんすることで、五感が刺激され、神経系統が発達していきます。起きている時間が短い赤ちゃんにとっては、ママと接する時間も限られてきますので、赤ちゃんが起きている間に、できるだけたくさんスキンシップをとってあげましょう。
まだ言葉がわからなくても、ママが語りかけてくれるだけでふれあいが生まれます。おむつを替えたら「きもちいいね~」、授乳がすんだら「おなかいっぱいかな?」など、普段のお世話に語りかけをプラスするだけでよいのです。
抱っこしながら家の中を探検しよう
赤ちゃんの視力はまだ弱いのですが、光を感知することはできます。部屋を移動すると明るさも変わるので、赤ちゃんは、その微妙な変化に反応して、泣き止むことがあるのです。まだ新生児のうちは、強い直射日光は嫌がりますので、ちょっと暗めの場所を歩いてみましょう。
抱っこしてもらうと、視点が高くなり視野が広がります。まだ隅々まで見えていないかもしれませんが、ベッドの中とは違うということは感じています。景色が変わったり、風を感じたり、いつもと違う臭いがしたり、家の探検は脳への適度な刺激となって伝わってゆきます。
手遊びやベビーマッサージでスキンシップ
手は「第二の脳」「外部の脳」と表現されることもあるほど、脳の発育に密接に関わっています。遊びを通して手を動かすことで、脳にもよい刺激が送られています。手遊びは、楽しく遊びながら、赤ちゃんの脳も鍛えているのですね。
ベビーマッサージも体への心地よい刺激になります。運動能力が未発達な赤ちゃんは、まだ思いどおりに体を動かすことができません。ベビーマッサージを通して、手や足、首や目を動かす動作を繰り返すことで、バランスのよい体の動かし方を学んでいきます。
新生児への初めての遊び道具はなにがよい?

小さな手でも握りやすくて音が出るラトル
ラトルとは新生児用の玩具で、小さな手でも握りやすいつくりになっており、音を出したり、握り心地を楽しんだりするおもちゃです。ラトルで遊ぶことで、五感が刺激され、脳の発達を促す役割もあるそうですよ。
ラトルと一口にいっても、素材や形が様々なので、どれを選ぶべきか迷ってしまうかもしれません。まずは、新生児が握りやすそうなものを選んであげましょう。
また、口に入れてなめたりかじったりするので、塗装がしっかりしているもの、誤飲しそうなパーツがないもの、清潔なものなどを選びましょう。洗浄や消毒ができ、常に衛生的でお手入れがしやすいと安心ですね。
新生児から1歳頃まで使えるベッドメリー
新生児を仰向けに寝かせて、ベッドメリーのようなぶら下がりおもちゃを動かすと、動くものを目で追うという1人遊びができます。
最初はただ動いているものをぼんやりと眺めているだけでも、そのうち距離感が分かるようになり、手を伸ばしてつかもうとしはじめます。これらのスキルは離乳食を食べるときに役に立ちそうですね。
またこの時期には色の違いも分かるようになるので、カラフルなおもちゃが目の前で動くことで、色に興味を持つようになり、やがて色が識別できるようになります。
カラフルで触ると音が出る布絵本
「MATTEL フィッシャープライス めくってモー おでかけ布えほん」は、振ると音が出るカラフルな布絵本です。フープリングがついているので、ベビーカーやチャイルドシードに取りつけることができますよ。小さなウシさんが絵本の中をお散歩しながら、おともだちに出会うゆかいなお話です。
「アポロシャ ミッフィー おでかけかさかさ」は、ミッフィーの手がふわふわで、布の端を握ったり、音を立てて楽しんだりできます。マジックテープの布フックつきなので、色々な場所に固定でき、力強く引っ張っても外れることがないので、安心して使えます。タオルっぽい布生地で心地よい手触りです。
原始反射を利用して運動機能を刺激しよう

把握反射でなんでも握らせてみよう
それは、前に取り上げた原始反射のひとつで、把握反射と呼ばれます。人差し指を赤ちゃんの手のひらにそっとあてると、赤ちゃんはそれを握ろうとします。こうして、腕の力をつけたり、手のひらで刺激を感じる練習をしているのだと考えられます。
この把握反射を使って、赤ちゃんを運動させることができます。赤ちゃんの両手に指をつかませて、そっと引っ張り上げてみましょう。まだ首がすわっていないときには注意が必要ですが、そのまま体を起こすことができますよ。
ほかにも、布やおもちゃなど色々なものを握らせて、脳や運動神経に適度な刺激を与えてあげましょう。
タミータイム中にギャラン反射遊び
このタミータイムの最中にギャラン反射をさせることができます。ギャラン反射とは、赤ちゃんをうつぶせに寝かせた状態で、肩から腰あたりまでを背骨に沿って上から下にこすることで、こすった方へ体を曲げる原始反射です。その動きがかわいらしくてギャラン反射の虜になってしまうママも多いようですよ。
ママのためだけでなく、赤ちゃんにとっても、このギャラン反射はよい運動になっています。ギャラン反射を繰り返すことで、身体のバランス感覚に必要な神経を刺激・発達させることができますよ。
凝視反射で赤ちゃんの視覚を刺激しよう
これは、赤ちゃんがパパやママの顔を認識できるようになってきたという大切な兆候です。親にとっても幸せを感じる瞬間ですね。どんどん話しかけて、笑顔と言葉をかわしましょう。
このように、なにかを見つめることを凝視反射といいます。この凝視反射も原始反射のひとつで、顔から20~30cmぐらいのところにあるものに、焦点を合わせてじっと見ようとする反射です。凝視反射を繰り返すことで、赤ちゃんの視覚が適度に刺激され、視力の発達を促し、やがて色の区別もできるようになります。
まとめ
1カ月健診が終わる頃には、ママも赤ちゃんもだいぶ元気になっているでしょうから、お出かけするのも楽しいかもしれませんね。原始反射を使った遊びや、触ったり音を出したりするおもちゃも使いながら、赤ちゃんと楽しい時間を過ごして下さいね。