新生児が喜ぶ遊びはママとのふれあい!遊び方や遊び道具をご紹介
新生児と遊びたいと思っているパパやママも多いことでしょう。でも新生児の体はデリケート。そっと大切に扱わなければなりませんよね。無理せず遊べて新生児が喜んでくれるような遊びってどんなものでしょうか。できれば体のためになる遊びがよいですよね。新生児との遊び方や楽しい遊び道具などをご紹介してゆきます。
目次
- 新生児の特徴を理解し遊びにつなげよう
- 新生児の目はどのくらい見えているのか
- 新生児の耳はどのくらい聞こえているか
- 新生児の動作はほとんどが原始反射
- 新生児期は赤ちゃんもママも大切な時間
- 遊びに行くのは1カ月健診まで控えましょう
- ママは産後の体をゆっくり休めましょう
- 友人が遊びに来るときに注意したいこと
- 赤ちゃんとのふれあいで五感を刺激しよう
- 普段のお世話に語りかけをプラス
- 抱っこしながら家の中を探検しよう
- 手遊びやベビーマッサージでスキンシップ
- 新生児への初めての遊び道具はなにがよい?
- 小さな手でも握りやすくて音が出るラトル
- 新生児から1歳頃まで使えるベッドメリー
- カラフルで触ると音が出る布絵本
- 原始反射を利用して運動機能を刺激しよう
- 把握反射でなんでも握らせてみよう
- タミータイム中にギャラン反射遊び
- 凝視反射で赤ちゃんの視覚を刺激しよう
- まとめ
新生児の特徴を理解し遊びにつなげよう
新生児の目はどのくらい見えているのか
新生児は、瞳孔を覆っている角膜が薄く、遠視の状態で生まれてくるそうです。視力で表せば0.01〜0.02ぐらいということですよ。
新生児の目には、周囲はぼんやりとしか見えていないことになりますね。よく見えるのは、目の前30cmぐらいまでだそうですので、新生児に話しかけるときには、顔を近づけて話しましょう。
視界がはっきりしていなくても、目が二つあるもの(絵やお面でも)をなんとなく顔として感じているようです。また、色つきのものよりも、白黒の方がはっきり見えているそうですよ。不思議ですね。
新生児の耳はどのくらい聞こえているか
新生児は、妊娠5週目頃に耳の元になる細胞ができ、8週目頃になると耳の形ができあがっていきます。そして、20週目頃にはママの血液が流れる音や、心音、声の響きを感じ取れるようになっているといわれています。
新生児は、ママのお腹の中にいるときからすでに聴力を備えているということですね。
新生児が、生まれてすぐにママの声を認識できるのは、このようにお腹の中ですでに聴力が発達しているからだと考えることができます。ただし、新生児の聴力は、大人と比べると未熟ですので、「音」として認識し始めるのは、生後3カ月目頃だそうです。
新生児の動作はほとんどが原始反射
原始反射は、赤ちゃんの意思とはまったく関係がなく、外からの刺激で体が勝手に動く反射のことをいいます。人間として進化する前のなごりであったり、赤ちゃんの成長段階で必要なものであったりと、種類は様々です。原始反射は、成長するにつれて次第に消えてゆきます。
原始反射の種類には「おっぱいに吸いつく」「触ったものをにぎる」などがあります。食べ物を飲み込んだり、歩くような動きをするのも原始反射の一つだそうですよ。生きていくための練習をしているのですね。
新生児期は赤ちゃんもママも大切な時間
遊びに行くのは1カ月健診まで控えましょう
一般的には「1カ月健診の後や、お宮参りを終えた頃」と考えているパパやママが多いようです。しかし、お宮参りの時期となると地域によって習慣が変わってきますので、一概にいつ頃とはいえませんよね。
共通しているのは「1カ月健診の後」です。つまり、生後1カ月未満の新生児は、まだ外出させない方がよいということです。
というのは、1カ月未満の新生児には、外の刺激はまだ強すぎるのです。体温調節がうまくいかなかったり、ウィルスや雑菌にさらされるという心配もありますね。
ママは産後の体をゆっくり休めましょう
ですから、出産後1カ月ぐらいまではママもなるべく外出を控えましょう。産後の無理がたたると、体の回復が遅くなるだけでなく、体調を崩す原因にもなってしまいます。約10カ月の間の妊娠期間が終わったばかりなのですから、回復にはそれなりに時間がかかります。
自分ではどんなに元気に思えても、体は「まだ静かに休みたい」と思っているかもしれません。「身体が動くからもう元気」ではないので、体をゆっくり休ませてあげることも大切です。
友人が遊びに来るときに注意したいこと
まずは、新生児の頭がい骨が未完成であることです。新生児の頭を触ると柔らかい部分がありますが、ここには頭がい骨がないので、あまり触ると、脳への強い刺激になってしまいます。赤ちゃんの頭をなでるのは、実はあまりよくないのです。
また、アクセサリーや服についたビジューなどの飾り、長いネイルも、赤ちゃんを抱くときには注意が必要です。友人が遊びに来たときには、安全な抱き方について優しく教えてあげましょう。