子ども服の土汚れを落とすのが大変!土汚れをきれいに落とす方法とは
外で元気に遊び子どもの服は、毎日泥んこですね。洗濯に悪戦苦闘するママも多いのではないでしょうか。しかし、土汚れがひどいとそのまま洗濯機に入れるのもためらわれ、しっかり洗ったつもりでも落とし切れていないこともあります。土汚れをきれいに落とすにはどうしたらよいか調べてみました。
ママたちを悩ませる土汚れについて知ろう
汚れには様々な種類がある
身の回りにある汚れには水回りに多い水垢などのアルカリ性汚れ、油やたんぱく質などキッチンに多い酸性汚れ、カビや細菌など微生物の汚れ、そしてほこりや泥などの物理的な汚れがあり、さらに水溶性、油溶性、不溶性と分けることができます。
土汚れはこの物理的な不溶性汚れに含まれ、水にも油にも溶けにくい性質を持っています。そのため、普通に洗濯をしただけでは落とせないことが多いんですね。
土汚れが落としにくい理由
土は水と混ざると一見溶けているように見えますが、実際には細かい粒子が水の中でバラバラになっているだけです。この粒子が小さければ小さいほど服の繊維に絡まりやすく、洗濯の際に水の中に入れたとしても繊維にしっかり絡まった土の粒子を落とすことができなくなってしまいます。
土汚れは浮かせて物理的に掻き出す作業をしないとスッキリ落とすことが難しい汚れです。洗濯機に入れる前の予洗いを省いてしまうと、どんどん汚れが蓄積してしまうので気をつけましょう。
洗い方を間違えると土汚れは落ちにくい
しかし、土汚れをきれいに落とすためにはこの予洗いはNG行動です。水と土が混ざることで土の粒子が繊維の奥まで入り込み、逆に落とし切れない原因になってしまいます。
正しくは、乾いた状態ではたく、ブラシを使うなどして表面についた土を落とす作業が効果的です。泥水などで濡れた状態の服も、一度そのまま乾かしてからできるだけ土を落とすひと手間を加えましょう。
泥んこの状態で乾かすのを躊躇してしまいそうですが、その方が落としやすくなるので試してみてくださいね。
土汚れをきれいに落とすための方法
洗濯は石けんとお湯でつけ置きしてから
40℃くらいのぬるま湯に石けんを溶かして土汚れのついた衣類を浸します。土の粒子が汗や皮脂などにコーティングされてはがれにくくなっていることがあるので、石けんの成分で汗や皮脂汚れを溶かし土を繊維から浮かせるのが効果的です。
石けんの成分を浸透させるために30分~2時間程度つけ置きしたら、軽く絞って洗濯機に入れましょう。つけ置きの段階でゴシゴシしたくなりますが、繊維を傷める可能性があるので、気になる場合は軽くこすり合わせる程度にしておきましょう。
頑固な土汚れには煮洗いで対応
まずはアルミ以外の鍋に湯を沸かし、粉末の洗濯せっけんを溶かし重曹を入れます。より白さを求めるなら粉末の漂白剤を入れてもOKです。泡がたくさん立つので吹きこぼれに注意しましょう。そこに洗濯したい衣類を入れて3分ほど煮込み、火を止めて2時間ほど放置します。
軽く水を切ってから洗濯機で洗います。洗剤や漂白剤の量は使う水の量にもよるので、使用方法を見ながら適量を入れるようにしましょう。
土汚れ防止にフッ素系防水スプレーが活躍
防水スプレーでコーティングされた衣類には土の粒子が入り込めないため、軽くはたくだけで土を落としやすくなるというわけです。土汚れが気になる子どもの靴や上履き、靴下など、洗いたてのきれいな状態でスプレーし、しっかり乾くまで待つのがポイントです。
お出かけ前の防水スプレーのひと手間が、毎日の洗濯の負担を軽減してくれそうですね。
土汚れに効果的なおすすめの洗剤3選
靴の汚れにも使える「ブルースティック」
使い方は簡単で、汚れ部分を軽く濡らしてからブルースティックを消しゴム感覚でこすりつけ、揉み洗いをしてから洗濯機に入れるだけです。使った人がほぼリピーターになるほど評価が高いアイテムですが、普通のお店には置いていないので見たことがないママも多いはずです。
実は、ブルースティックは全国の刑務所などで作られる刑務所作業製品。購入はネット販売や刑務所内の販売所、展示販売などに限られますが一度試してみたいものですね。
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