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子どもは冬にあせもができることも!あせもの原因と対策、ケアの方法

子どもは冬にあせもができることも!あせもの原因と対策、ケアの方法

子どもは夏だけではなく寒い冬でもあせもができることがあります。なぜ寒い冬でもあせもができてしまうのか、その原因とあせもになった場合の対処法、ケアの方法についてご紹介します。これからどんどん寒くなる季節、痒いあせもにならないよう対策しましょう。

冬でもあせもができる!原因と症状について

子どもは思った以上に汗っかき

みなさんはあせもと聞いたら「夏にできるもの」と想像するのではないでしょうか?多くの方はそう思いがちでしょう。しかし、子どもは冬でもあせもになりやすいのです。

寝ている間は大人でもコップ1杯程度の汗をかくといわれていますが、何と子どもはその2倍の汗をかくといわれます。なぜ子どもの方が汗をかくのでしょうか?

理由は汗を出す汗腺の数は大人と同じくらいあるのに、体の表面積が少ないためです。体が小さな子どもは、その分汗腺の密度が高くなりますよね。狭いところに密集していると思ってください。さらに、子どもの平熱が大人よりも高いことも原因の一つです。

汗腺が密集していて体温が高いとなると汗っかきなのが分かりますね。

服を着せ過ぎて蒸れてしまう

寒くなってくると、ママは子どもに風邪を引かせまいと厚着にしてしまうことがあると思います。しかし、子どもは大人よりも体温が高くて汗っかきです。

厚手のセーターや、モコモコ素材のトップスは見た目にも可愛いですし、着せたいと思いますよね。しかし、できることなら薄手のものを重ね着した方が、脱がせやすく調整しやすいのでおすすめです。

さらに、できるだけゆったりと着られる服を選ぶことをおすすめします。タイトな服だと子どもの動きを邪魔するだけでなく、熱の放出も妨げてしまうからです。

子どもの背中に手を入れて汗ばんでいるようであれば、それは暑がっている証拠です。服を1枚脱がせるなどで、様子をみてみましょう。

紅色汗疹と水晶様汗疹の2種類の症状の特徴

子どもによく見られるあせもには、二つの種類があります。汗が汗腺のどの部分に溜まるかによって、「紅色汗疹」と「水晶様汗疹」に分かれます。

・紅色汗疹…皮膚の少し深いところで汗腺が詰まり、皮膚の表面に小さな赤いブツブツができます。背中や首周り、脇、足のつけ根やひざの裏側などにできやすく、痒みが強いのが特徴です。子どもが掻きむしったところに細菌が侵入して「とびひ」などを引き起こすことがあります。

・水晶様汗疹…紅色汗疹よりも浅い、体の皮膚の表面に近いところに小さな水膨れのようなものができます。痒みがあまりなく、自覚症状が少ないので気づかないこともあります。特別な治療をしなくても、数日経てば自然に消えていくことが多いです。

あせもを作らせないための対策は?

布団は重ね過ぎていないかチェック

子どもが寝ているとき、布団を蹴飛ばしていないかと心配するママは多いですよね。布団を掛けないで寝て風邪でも引いたらと思うと、心配で頻繁に様子を見にいくこともあるでしょう。

そもそも、子どもはなぜ布団を蹴飛ばすのでしょうか。子どもは大人より体温が高いため、大人が快適と感じる温度が、子どもにとっては暑いからなのです。

汗をかくほど暑いのに、さらに布団を掛けてしまったらますます汗をかいてしまいます。それを放出するため、子どもは布団を蹴ってしまうのです。冬は布団を掛けることが必要ですが、夏はそこまで心配をして掛けなくても大丈夫です。

ただし、エアコンをつけている部屋では、お腹が冷えてしまうこともあるので注意が必要ですね。

着せ過ぎにも注意しよう

冬になると子どもに服を何枚も着せてしまうママは多いものです。エアコンをつけた部屋の中にいるにも関わらず何枚も着せていませんか?

子どもは汗っかきです。エアコンで暖まった部屋で着せ過ぎると気がつけば汗びっしょり。そのまま着替えもせずにいると、あせもの原因になります。

汗をかいたら必ず着せ替えましょう。汗をかいているかどうかのチェックはこまめに行った方がよいですよ。

着替えをせずにそのままで過ごしていることは、あせもの原因だけでなく、汗で体が冷えて風邪を引いてしまうこともあります。室温に合わせて着せる服を考えるようにしましょう。

手足が冷たくても背中など体を触って温かければ大丈夫です。着せ過ぎには気をつけてくださいね。

部屋の中の室温調節もしっかりと

冬に部屋が寒いとき、エアコンの温度設定は何度にしていますか?

適温といわれる室温は、だいたい20~23℃といわれているようです。子どもが寝ているときにエアコンをつけるときは、温度は20℃くらいで設定するのがよいかもしれません。

温度設定も大切ですが、同時に湿度にも十分気をつけるようにしましょう。冬は乾燥しますので湿度の管理も大切です。温度計や湿度計は、子どもが寝ている高さに合わせて設置するようにしましょう。

湿度は60%を下回ると肌が乾燥するといわれます。60%を切らないように管理をすることをおすすめします。

乾燥した部屋はウィルスが繁殖する危険性もありますので、温度と同じくらい湿度管理にも気をつけたいですね。
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