就学前の子どもがいるママの為のWEBマガジン

就学前の子どもがいるママの為のWEBマガジン[teniteo]

子どもは冬にあせもができることも!あせもの原因と対策、ケアの方法

子どもは冬にあせもができることも!あせもの原因と対策、ケアの方法

やりがちなあせも対策、それで合っている?

石けんでしっかり洗う

あせもができるのは汗が原因でした。それなら単純に考えると、汗をしっかりと洗えばあせもが解消するのではないかと思われますよね。そこでお風呂に入ったときに、石けんでゴシゴシ擦ってしまいがちです。

しかしこの方法は間違っています。汗を流すことは大切ですが、洗い過ぎで肌に必要な油分まで落としてしまうと今度は乾燥の原因となってしまいます。あせもはできないかもしれませんが、肌荒れしてしまうでしょう。

石けんをつけたタオルで優しく洗うだけでも、十分余分な皮脂や汗を流すことはできますので、擦り過ぎには注意してくださいね。子どもの肌は大人に比べて刺激に弱いです。使用する石けんも肌に優しいものを選びましょう。

ベビーパウダーを子どもの全身につける

ご存じだとは思いますが、ベビーパウダーの効果は汗を吸い取ることです。つけると汗が抑えられて肌触りがさらさらになりますよね。

あせも予防にはなりそうですが、たくさんつけ過ぎると、その後あせをかいたときに固まって肌に刺激を与えてしまうこともあるようです。また、お風呂上がりの濡れた体につける場合も、同じような現象が起きます。

さらに、ポンポンとタッピングするようにつけると、細かな粒子を吸い込んでしまう可能性があるためつけ方には注意が必要です。

つけるのがダメだということはないようですが、粉が舞わないようにそっと薄く伸ばすようにつけるとよいですね。また、お風呂上がりの場合は、体の水分をしっかりと拭き取ってからつけましょう。

コットン素材の服を着せる

冬は防寒を意識しがちですが、先ほどお伝えしたように子どもは汗っかきなので、ただ保温性が高い服を選べばよいとはいえません。吸水性や通気性のある素材を選ぶことも大切です。

コットンは吸水性にも通気性にも優れた素材の一つなので、あせも対策のためにコットン素材の服や肌着を着せることは正しいといえるでしょう。赤ちゃん用の肌着を見ても、よく使われている素材なので安心ですね。

先ほどご説明したように体温調節がしやすいように、重ね着をするのがおすすめですので、コットン素材の肌着やインナーを着せた上に、その日の寒さに合わせた上着を選ぶとよいでしょう。一番肌に触れる下着をコットン素材にするだけでも、汗を吸収してくれるので快適に過ごせますよ。

あせもができたときのケア方法は?

肌を清潔にすることが大切

室温や着せる服に気をつけていても、あせもができてしまったらどうすればよいでしょうか。まず大事なのは肌をできるだけ清潔にすることです。

寝ているときに汗をかきやすいため、先ほどご紹介したように肌着はなるべく汗を吸収するコットン素材のものを着せたり、背中にガーゼ素材のタオルを当てたりするなど、肌に汗が残らないよう工夫をしましょう。

遊んだ後や寝起きに汗をかいていたら、柔らかいタオルで拭く、シャワーなどで流すなどするとよいでしょう。その後、清潔な服に着せ替えるようにしてくださいね。

タオルで拭くときは、乾いたタオルよりもお湯につけて固く絞ったタオルの方がよいかもしれません。あせもが増える前に対策をしていきましょう。

こまめに汗を拭いて保湿をしっかり

特に汗をかくところは、額や首、わき、背中、膝裏などです。吸水性のある服を着せて、あせもを予防することが大事ですが、それでもできてしまうことがあります。

こまめに汗の状態をチェックし、柔らかいタオルなどで拭いたりシャワーで流したりすることのほかに、体を洗った後は必ず保湿をすることが大切です。

入浴後の肌はどんどん乾燥していきます。できるだけ早めにお肌の乾燥を防ぐため、保湿クリームなどで肌を整えるようにしましょう。子どもはじっとしていてくれないので大変かもしれませんが、この毎回のケアがあせも予防になるのです。

保湿剤にも種類があるので、子どもの状態に合ったものを選びましょう。できるだけ低刺激の方がおすすめですよ。

気になる場合は皮膚科を受診しよう

あせもは主に痒みをともなう湿疹が出ます。体温が上昇すると皮膚表面の血行がよくなるため、入浴後などはとても痒くなりやすい状態です。

そういったときに掻きむしると、出血しやすく治りにくくなってしまいます。自宅でなかなか治らないときは、早めに皮膚科や小児科を受診することをおすすめします。

病院では、湿疹の治療薬であるステロイド系の塗り薬を処方されることが多いようです。ステロイドは痒みを抑えて湿疹を治す薬なので、医師の説明をよく聞いて適切に使用すれば、副作用などもなく、短期間で治すことができるでしょう。

出血をするとその傷口から細菌が侵入して「とびひ」になる可能性もあります。あせもだからと放置しないで、治りが悪いときは早めに受診しましょう。

まとめ

あせもになってしまう原因や、普段から気をつけるべきことをご紹介しました。あせもは夏だけではなく、冬にもできるということが分かりましたね。

子どもは体温が高く汗をかきやすいので、重ね着や室温の調節、また寝ているときなどは特に気をつけてるようにしましょう。汗をかいた後は体を清潔にすること、そして保湿することがあせも予防には大事です。ただのあせもだと軽く考えずに、治らないときは早めに病院を受診してくださいね。
36 件

関連記事

この記事のキーワード


  • テニ-とテーオ