よく動く赤ちゃんの体重は増えにくい?対処法と心配なときにすること
赤ちゃんの成長は驚くほど早く、たった1カ月間であったとしても体の大きさや動きの変化は著しいです。しかし、赤ちゃんが活発に動くようになることをきっかけに、体重の増加が少なくなり不安を抱えているママも多いのです。体重が増えない原因や対処法、不安を感じたときにどうしたらよいのかなど、詳しくまとめていきたいと思います。
赤ちゃんの運動量と体重との関係について
たくさん動くとエネルギーも多く消費する
ですので、たくさん母乳やミルクを飲む子であればみるみる体重は増えていきますし、それほど飲まない子であっても右肩上がりに体重は増えていきます。しかし、月齢が進むにつれて寝返りをしたり、ずりばいやハイハイをしたりと体をたくさん動かすようになりますよね。
母乳やミルクから摂取したエネルギーは、体を作って体重を増やすとともに、体を動かすエネルギーとして消費されます。体をよく動かす子ほど消費エネルギーが多いので、体重があまり増えないというわけです。
体重の増加量は成長とともに減少していく
しかし、子どもの体は機械ではありません。ぐんぐん成長していくこともあれば一旦休憩をすることもあるのです。
特に、体重の増加量は子どもの成長とともに減少していくことがほとんどです。活発に体を動かすようになるにつれて身長は伸びているけれど、体重はほとんど増えていない、もしくは減少してしまったという月があってもおかしくはないのです。
逆にいうと、子どもの体重ばかりがいつまでも増える一方であれば、食生活や運動などの生活環境の見直しが必要なこともあります。
食欲があって元気なら心配しなくてもよい
しかし、子どもにも個性があります。たくさん食事を食べていてもやせ型の子どももいれば、体を動かすことが大好きでそちらにエネルギーを消費してしまう子どもも。
みんなが同じような体重増加をすることはありません。子どもに食欲があり、食事やおやつをしっかりと食べている、そして、元気に過ごしている場合にはそれほど心配する必要はありません。
あまり神経質になりすぎず、長い目で見守ってあげましょうね。
よく動いて体重が増えないときの対処法
エネルギー消費を抑えるために室温調節を
よく耳にするのが、「赤ちゃんは暑がり」という話です。これはある意味正解でもありますが、だからといって部屋が肌寒いと感じるほど室温を下げる必要はありません。
赤ちゃんの体が冷えてしまうと体温を上げようとたくさんのエネルギーを消費してしまい、結果、体重が思うように増えなくなる恐れがあります。赤ちゃんの過ごしやすい室温は、だいたい24~25℃程度が理想です。
摂取カロリーを増やす工夫をしてみる
摂取カロリーが消費カロリーを上回れば少しずつ体重が増えてくるようになりますので、無理をしない程度に増やしてみます。母乳やミルクのみの赤ちゃんの場合には、授乳回数や量を増やしてみるのもよいかもしれません。
授乳に加えて離乳食を食べている赤ちゃんの場合には、授乳回数を減らしすぎないようにして、かつ離乳食の量も気持ち増やして様子をみてみましょう。おやつが食べられる月齢であれば補食として食べさせてあげるのもおすすめですよ。
身長が伸びる時期と考えて見守って
体重と身長の増えかたについては、赤ちゃんによってもさまざまですが、同時に増え続けるのではなく交互に増えていくケースが多いです。ある期間には体重が増えて、その次の期間には身長が増えるといった具合です。
体重と身長が同時に増える時期もあるとは思いますが、どちらにしても短いスパンで成長具合を見ないことがポイントです。こまめに成長グラフをつけて、長いスパンでどのくらい増えているのかが大切なことです。体重が増えないときは身長が伸びる時期だと考えて見守ってあげてくださいね。