部屋干しに大活躍する扇風機!ママの悩みも解消する使用方法とは
部屋干しは天候に左右されず洗濯ができるので、子どもたちの洗濯物が多いママにとっては助かりますよね。しかしベビー服から部屋干し独特のあの嫌な臭いがして困ってしまうママも多いはず。ここでは扇風機を使用した、部屋干しのコツやメリットなどをご紹介します。また臭いの原因から改善方法などもあわせてご覧ください。
育児中の部屋干しは便利なようで悩みの種も
天候や花粉など気にせず洗濯できる部屋干し
ほかにも外干しで付着する目に見えないホコリや花粉、PM2.5に黄砂などを部屋干しでは避けられます。とくに濡れた衣類には付着しやすいので洗濯して干してすぐに汚れてしまうことも少なくありません。
また人に見られたくない肌着や、日光に当てることで色あせが気になる柄物などの衣類などは部屋干しのほうが向いています。シルクなどの素材を使用したおしゃれ着は、外干しよりも部屋干しの方がよいでしょう。
ベビー服の特有の嫌な臭いが気になる
この特有の嫌な臭いの原因は、雑菌とカビによるものです。雑菌やカビは、乾くまでに時間がかかればかかるほど活発に繁殖します。また太陽が照っているときに外で洗濯物を干すと臭いが気にならないのも、部屋干しよりも早く乾くことと太陽光に殺菌力があるためです。
つまり部屋干しによる生乾きを防ぐには、雑菌やカビの繁殖を抑えることと、なるべく短時間で洗濯物を乾かして雑菌やカビの繁殖を抑えることがポイントです。
風通しをよくして水分が蒸発する環境が必要
干すときのポイントは、洗濯物をつめて干しすぎずに間隔をあけて干すことです。そうすると湿度がこもらずに風通しがよくなります。また効率よく部屋の風通しをよくするために、窓を2カ所以上開けたり換気扇を回してみたりしましょう。
そして扇風機の首振り動作を利用し、洗濯物全体に風が当たるように干しましょう。ポイントは洗濯物をつめすぎて干したりまったく風があたらないところに干したりせずに、しっかりと扇風機の風が当たるかを確認するとよいですよ。
部屋干しを効率よくする扇風機を活用しよう
扇風機の風が洗濯物の水分を吸い込む
部屋干しのときに扇風機を使う理由は、部屋の空気をかき混ぜ、空気を動かすことで洗濯物に含まれるたくさんの水分を乾かす「サーキュレーション効果」があるためです。
部屋干しをするときに空気が動かなければ、湿気が洗濯物にとどまったままになります。また部屋の中でも空気の流れがないと湿度の高い部屋になり、洗濯物がなかなか乾かない原因となります。
そこで扇風機をまわして、新しい空気(風)を当てましょう。洗濯物の周りに集まった湿気(水分)を含んだ空気を吸い込ので、結果的に洗濯物が乾くのです。
臭いの原因となる雑菌の繁殖が起こりにくい
洗濯物を干してから乾くまでに5時間以上経ってしまうと雑菌が繁殖するといわれているので、扇風機をうまく利用して早く乾かすことで雑菌の繁殖を抑えられます。
また雑菌の繁殖を防ぐために、洗剤にも気を配るとよいですよ。洗濯物に皮脂汚れなどが残っていると、雑菌が発生して臭いの元となります。
除菌や抗菌に効果が期待できる洗剤や、粉末酸素系漂白剤の入った洗剤を選ぶと洗濯物の嫌な臭いが軽減できそうですね。ただし粉末酸素系漂白剤は、衣類によっては生地を傷める場合もあるので注意が必要です。
ほかの乾燥器具に比べると電気代が安い
浴室乾燥機は乾燥時間3~4時間ほどで約100円かかります。洗濯乾燥機は50円~70円、エアコンは30~50円かかるので、雨が続く梅雨時期などにはあまり経済的とはいえないかもしれません。
そのなかでも扇風機は2~4時間で約10円なので経済的です。干すことで浴室が使えなくなる浴室乾燥機や干す場所が限定されるエアコンと違い、干す場所を選ばないところも魅力的ですね。
家電メーカー、使用するときの性能により消費電力は変動しますが、浴室乾燥機を使用するよりも扇風機を使用したほうが電気代が10倍も安くなる場合もあります。
扇風機をうまく使って部屋干しを快適に
まずは水分を多く含んだ空気の逃げ道を作る
とくに雨が降っているときの部屋干しは、外の湿気で余計に洗濯物が乾かないのではと考え、部屋を閉め切って干す方も多いかもしれません。
しかし窓やドアを閉め切って部屋干しをしてしまうと衣類に水分を含んだ空気が逃げ道をなくし、水分をずっと含んだままの状態、つまり乾かない状態のままになってしまいます。
そうならないためにも部屋の窓、ドアは開けて空気の逃げ道を作ることが大切です。換気がしっかり行われると、外気の乾燥した空気と部屋干しの湿気を含んだ衣類の空気が入れ替わり、洗濯物の水分が放出され衣類が乾いていきます。