喪中のときにお中元を贈ってもよい?基本マナーや相手への心遣いとは
送り状やのし選びなどで相手への心遣いを
また、先にも書きましたが、お中元には通常水引のある紅白ののしを使用します。しかし、慶事を意味するので喪中の際には適しません。相手が喪中の際は、白い短冊や奉書紙といわれる無地ののし紙を使い、表書きを「御中元」とします。
近親者が亡くなった悲しみはなかなか癒えることがありません。相手が喪中の際は、送り状やのし選びなどで相手への心遣いを忘れないことが大切ですよ。
贈る品物は華やかになり過ぎないように
相手に感謝の気持ちを伝えるための贈り物がお中元です。故人を偲んで喪に服すという喪中が持つ意味とは異なりますので、基本的に相手が貰って喜ぶ物をお中元に選ぶとよいですよ。
喪中では、華やかなイメージがあるお祝いごとなどを控えるとされています。紅白が目立つ品物や、おめでたい場合の贈り物として推奨されている品物などは避けるように配慮しましょう。
お中元は、ゼリーやジュースなどの賞味期限が長い物や、そうめんなどの季節的にすぐ消費できる物が定番です。贈る品物が華やかになり過ぎないように心掛けましょう。
まとめ
喪中の際にお中元を贈っても、基本的に失礼にあたりません。しかし、ママが忌中の際のお中元は相手に穢れを送ることになったり、相手が忌中の際は心の整理がついていなかったりします。四十九日が明けるのを待ってお中元を贈るとよいですよ。
喪中でも、お中元のマナーや相手への心遣いを忘れずに日ごろの感謝の気持ちを伝えましょう。