4歳は遊びでルールを楽しく学ぶ!おすすめのルール遊びと対応方法
4歳になると言葉が増え、手先も器用になってきます。まだまだ一人で自由に遊ぶのも好きですが、お友だちとの遊びの楽しさに気づくころでもあります。しかしお友だちと仲良く遊ぶためには、ルールを守らなければなりませんね。今回は子どもがルールを学びながら楽しく遊べる遊びと、親ができる対応方法をご紹介します。
4歳になるとできるようになること
基本的な生活習慣が身につく
また、指先が器用になり用具を使えるようになってきます。お箸を上手に使えるようになったり、歯ブラシを器用に動かせるようになったりと、成長を感じる瞬間も増えるかもしれません。
ハサミやのり、セロテープなども上手に使えるようになるので、廃材で作品を作ったり、粘土で様々な形を作ったりして楽しめるようになるのもこのころです。
しかし気持ちにむらができやすい時期でもあるため、昨日できたことでも「今日は一人ではできない」とママの手伝いを求めてくるときもあります。
記憶力や想像力、言葉の発達が目立つ
ほかにも、歌の歌詞を覚えたり絵本やテレビの内容を覚えたりと、記憶力が発達する一方、想像力も豊かになってきます。自分で考えたストーリーでごっこ遊びを楽しむ、愛らしい姿が見られるのもこのころからです。
4歳になると言葉の発達もめざましく、いったいどこで覚えてきたのかと疑問に思うほどの大人びた言葉使いに、パパやママが驚くことも増えるでしょう。
しかしまだ完ぺきに言葉の意味を理解して使っているわけではないので、おかしな表現になることもあります。かわいい時期を楽しんでくださいね。
お友だちと関わることを楽しむようになる
仲のよいお友達ができると、今までママやパパとしていた遊びとは違う、子ども同士でしかできない遊びに夢中になります。しかし子ども同士で遊ぶことが多くなると、ケンカの頻度も増えるものです。
しかし4歳児になると、ケンカをしても、思いどおりにならないからと泣いてしまったり、お友だちを叩いてしまったりということが減ってきます。
自分の気持ちを言葉に出せたり、相手の気落ちを推しはかったりできるため、話し合いで解決できるようになってくるのです。
ルール遊びで楽しくルールを学ぶ
屋外でおすすめのルール遊び
ただ走るだけでも楽しいですが、鬼ごっこやだるまさんがころんだのように、ルールのある遊びなら、楽しみながら心身をより鍛えられます。少し慣れてきたら、色鬼やこおり鬼などさらにルールを追加してみるのもよいですね。
また、競争心が芽生え始める時期でもありますので、リレー方式での遊びもおすすめです。チームごとに連帯感が生まれ、友だちを応援する気持ちやチームのために頑張る気持ちなど、様々な感情を味わえますよ。ケンケンやスキップでリレーするなど、こちらもルールを加えてあげるとさらに盛り上がります。
室内でおすすめのルール遊び
先ほどもお伝えしたように、記憶力が高まってくるころですから、トランプの神経衰弱も盛り上がりますよ。記憶をしてルールも理解しなければならないので、知力が刺激され、脳にもよい影響を与えてくれるそうです。はじめは10枚くらいの少ない枚数から始めてみてくださいね。
また言葉が増えてくる時期でもありますから、連想ゲームも楽しいですよ。準備するものがないので手軽に始められますね。手拍子でリズムをつけ、リズムに乗れなかったら負けなど、徐々にルールを追加してもよいでしょう。
普段は口で言うしりとりを絵で行う、お絵描きしりとりもおすすめです。どうすれば相手に伝わるのかを考え、頭をフル回転しながら想像力も身につけられる遊びです。
アウトドアでできる遊び
地域によってはシュノーケリングツアーを実施しており、4歳から講習を受けられるところもあるそうです。海の生き物に触れることで、好奇心も刺激されるでしょう。
体力がつき、お昼寝をしなくても大丈夫な子も増えてきますので、ハイキングも楽しいですよ。子どもたちは、山道を歩き回るだけでも新しい発見がたくさんあるでしょうし、自然を大切にするというルールを教えるよい機会にもなります。
木や枝を折らない、葉や花をむしらないなど、ハイキングならではのルールを教えながら、美しい景色を親子で眺めてみてはいかかですか?
親が気をつけてみてあげるとよいこと
子どもの話はきちんと聞こう
頭ではわかっていても心がついてこない、そんなモヤモヤした気持ちから、反抗的な態度をとるようになったり、口答えをするようになったりもする子も増えてきますが、これも成長の証です。
思わず叱ってしまうこともあるかもしれませんが、できるだけ落ち着いて子どもの話を聞いてあげてくださいね。
「今日は幼稚園どうだったの?」と、ママが一方的に質問するのは会話とはいえません。「どう思う?」と子どもの意見を聞いたり、「それで?」と子どもの話を促す聞き方をしたりを心がけましょう。
保育園や幼稚園などで、嫌なことがあっても、自分から言い出せない子は少なくないようです。日々、会話を大切にしていると、異変に気づくこともできますし、子どもも相談しやすくなりますよ。