4歳は遊びでルールを楽しく学ぶ!おすすめのルール遊びと対応方法
子ども同士のケンカは場合によっては見守る
しかしケンカというものは、実は大切なことを学べるよい機会なのです。叩かれて痛かった経験や、嫌なことを言われて悲しかった経験から、相手の気持ちが分かるようになります。
また順番争いや取り合いをとおして、次はどうすればケンカにならないのか、自分たちで考えるきっかけにもなるでしょう。
ですからケンカを見かけてもすぐに止めに入るのではなく、「今は人間関係の築き方を学んでいるんだ」と、おおらかな目で見守ってくださいね。
人を傷つけることに対してはすぐに対応する
4歳児同士のケンカで、お腹にキックをされ大けがをした事例や、小学校低学年同士のケンカで死亡事件に発展してしまった事例などもあるため、子ども同士だからと楽観視するのは危険です。
ケンカからは多くのことを学ぶことができるので、ケンカ自体を禁止する必要はありませんが、ケンカにもルールがあるということを、パパやママたちはしっかりと子どもに伝えなければなりません。
その中で、もっとも大切なルールが、どんなにカッとなってしまっても手を出してはいけない、ということです。
ルールを教えるときには、「叩いたらダメ」「蹴ったらダメ」だけではなく、なぜダメなのか理由もきちんと説明できるとよいですね。
一人遊びの時間も成長には欠かせない
自分で考えて行動する力が身につく
しかし心配することはありません。実は一人遊びは子どもの成長に欠かせないプロセスなのです。
一人遊びでは相談する相手や意見を言ってくれる相手がいませんから、子どもはおのずと自分で考え、自分で行動できるようになります。
「ここをこうするとどうなるのだろう」と、想像力を働かせ、うまくいかなかったときには自分で解決策を見出す、そうして想像力や自主性が育ち、子どもの成長を促すのです。
友だち関係もうまくいきやすい
常に友だちが一緒でなければ行動できない、仲のよい子がお休みだと不安になる、そんな風に友だちに依存しすぎてしまうと、例えばいじめが起こったとき、自分がいじめられたくないからと、いじめっ子グループに加担してしまうことも考えられます。
熱中する世界を持っている子どもは、無理に人と群れません。「一人でも平気」と思える強さがあるため、人の意見に流されることなく、嫌なときやいけないことにはしっかり「NO!」と言えます。
自己主張は大人になってからも必要なスキルですから、今のうちから身につけておきたいですね。
声をかけずに見守るのがベター
たとえうまくできずに悩んでいても、子どもからヘルプの要請があるまでは、ママの口出しは不要です。思わず口を出したくなることもあるかもしれませんが、ママの一言が、自分で考え、行動しようとする自主性の芽を摘んでしまうかもしれません。
もちろん危険がないように側で見守ってあげることは大切です。それに子どもがふと我に返って周りを見たとき、笑顔で見つめてくれているママと目が合えば、幸せな気持ちになりやる気も高まるでしょう。
手を出さず、声もかけず、視線だけは子どもに向けておく、こうすることできっと親子の絆も深まりますよ。
まとめ
4歳はできることがぐんぐんと増えてくるので、お兄ちゃんお姉ちゃんになったように感じますが、まだまだうまくいかないこともたくさんあります。自分の感情をコントロールする力も未熟です。
一人でできるようになることも大切ですが、必要なときには手を差し伸べ、ときにはたくさん甘えさせてあげくださいね。