夏生まれの新生児のお世話。準備したい物や夏ならではのお世話のコツ
外出するには少し大変な夏生まれの赤ちゃん。「新生児期を過ぎたら外気浴がすすめられているけど、暑い時期はどうしたらいいの?」「暑い時期の洋服選びは?」「お肌トラブルが起きた場合は?」など、新米ママは悩んでしまうこともあるでしょう。ここでは、夏生まれの赤ちゃんのお世話のコツについて紹介します。
目次
- 夏生まれの赤ちゃんに着せる快適な洋服選び
- 真夏でも肌着は着せるのが基本!
- 冷房が強いときはツーウェイオール
- 最初は難しい新生児の服の着せ方
- 服の素材も選ぼう。夏に快適な三つの素材
- 吸水性や通気性が優れる「ガーゼ素材」
- 肌着は柔らかく薄い「フライス素材」
- 着心地と通気性がよい「天竺素材」
- 新生児との夏の生活。快適に過ごすコツ
- 毎年猛暑が続く日本列島。エアコンは必須
- 湿度にもこだわって快適な部屋を作ろう
- 扇風機やサーキュレーターで一定の温度に
- 寝るのが仕事の新生児。快適な睡眠へ導こう
- 布団のかけかたのコツ
- 汗をかいたらこまめに着替えをしよう
- 夏の赤ちゃんによくあるトラブル
- あせもやおむつかぶれなどの肌トラブル
- 肌トラブル悪化でとびひになったら
- 家にいても蚊は存在する!虫除け対策
- 1カ月健診の外出デビュー時に必要な物
- ベビーカーや抱っこ紐も暑さ対策必須
- 肌の敏感な赤ちゃんに紫外線対策をしよう
- 外出する時間にも気をつけよう
- まとめ
夏生まれの赤ちゃんに着せる快適な洋服選び
真夏でも肌着は着せるのが基本!
また赤ちゃんは肌が弱いため、少しの刺激でも肌トラブルを起こしやすいものです。肌着を着ることで汗を吸収し、肌を清潔に保てます。あせもやとびひにならないように、真夏であっても肌着を着せるようにしましょう。
赤ちゃんの夏服の基本のスタイルは「肌着のみ」です。月齢に合わせてコンビ肌着や短肌着を選びましょう。室内でエアコンを使用する場合は「短肌着+コンビ肌着orツーウェイオール」でも構いません。状況に合わせて上手に使い分けてくださいね。
冷房が強いときはツーウェイオール
ツーウェイオールとは、肌着の上に着る洋服のことで股下にスナップボタンがついています。新生児期はドレスオールとして、足が動き始めたらズボン型のカバーオールとして使用できます。2種類の着せ方ができるため、ツーウェイオールというのです。
ツーウェイオールには長袖や半袖、袖なしのものがありますが、室内の温度に合わせてアイテムを選ぶとよいですね。赤ちゃんが快適に過ごせる服装を心がけて、冷房対策をしっかり行うようにしましょう。
最初は難しい新生児の服の着せ方
洋服の着せ方について説明します。まず洋服の前部分を布団やマットの上に広げます。このとき重ね着をする場合はあらかじめ肌着の袖を洋服の袖に通しておくと着せやすいですよ。その上に赤ちゃんをのせて、袖に腕を優しく通します。最後に服についている紐やスナップボタンをとめて完成です。
赤ちゃんの着替えでの注意点は、袖を通すときに無理やり腕や足を引っ張らないことです。赤ちゃんの体は弱いので、優しく扱いましょう。また夏は汗をかきやすい時期です。汗をかいたらこまめに肌着を取り換えてくださいね。
服の素材も選ぼう。夏に快適な三つの素材
吸水性や通気性が優れる「ガーゼ素材」
ガーゼは薄い生地で、重ねることで重さや質感を変えることができます。ダブルガーゼと呼ばれる生地は、ガーゼを2枚重ねたもので、厚手の物だと6枚重ねのものがありますよ。ただ、ガーゼ生地は重ねることで空気の層ができるため、夏の赤ちゃんの服としては重なる枚数が少ない方がよいでしょう。
ガーゼ素材は速乾性にも優れます。汗かきで汚れることも多い赤ちゃんの服は、洗濯することも多いでしょう。洗っても乾きやすいガーゼ素材はぴったりです。
肌着は柔らかく薄い「フライス素材」
肌着として使われることが多いのは、柔らかさだけではなく吸湿性や通気性にも優れるためです。夏場たくさん汗をかく赤ちゃんも快適に着ることができるでしょう。
フライス素材の中でも、追撚(ついねん)加工といって織り上げる前に糸にさらに撚りをかけることで透け感を少なくし、夏でも涼しく過ごせる工夫がされたものがあります。追撚フライス素材なら暑さをやわらげてくれるでしょう。
着心地と通気性がよい「天竺素材」
フライスに比べ薄手の素材となる天竺ですが、中にはより薄手のもの、厚手のものに分かれます。夏に体温調整のために使いたい場合は、肌着の上に薄手の天竺素材で作られたツーウェイオールを活用するとよいでしょう。
天竺はフライスと違い型崩れしやすくやや耐久性が低い部分があります。頻繁に洗濯をすることは避けた方が長持ちしますよ。