就学前の子どもがいるママの為のWEBマガジン

就学前の子どもがいるママの為のWEBマガジン[teniteo]

マタニティは保湿が大事!敏感乾燥肌のママに贈る対処法と解消グッズ

マタニティは保湿が大事!敏感乾燥肌のママに贈る対処法と解消グッズ

妊娠した女性の多くは色々な体質の変化を感じますが、敏感乾燥肌になるのもその一つです。デリケートでカサつきやすいマタニティ期のお肌には丁寧な保湿ケアが欠かせません。この記事では「妊娠によって敏感乾燥肌になるのはなぜ?」「その対処法は?」といった疑問にお答えしていきます。

マタニティママが敏感乾燥肌になる理由

女性ホルモンの分泌が変化するから

女性は妊娠すると体内のホルモンバランスに変化が起こり、「プロゲステロン」と「エストロゲン」という2種類の女性ホルモンがそれぞれ急激に増加します。このうち、プロゲステロンが乾燥肌を引き起こす原因です。

プロゲステロンは「黄体ホルモン」とも呼ばれて、妊娠初期は主に胎盤を作る役割があります。妊娠前は生理前から生理中に分泌量が増えるので、生理前は肌荒れに悩んだママも多いでしょう。

このプロゲステロンが妊娠によって急激に増えるため、マタニティママの肌が敏感乾燥肌に傾きがちになってしまうのです。妊娠初期から妊娠39週ごろまで、プロゲステロンの分泌量は増え続けるので、ママの肌は出産まで乾燥しやすい状態が続きます。

栄養と水分が身体に不足しているから

妊娠すると、お腹の赤ちゃんが成長するために必要な酸素や栄養がママの身体から赤ちゃんへ優先的に送られるようになります。そのため、ママ自身の身体は栄養や水分が不足しやすい状態となります。

また、妊娠中はお腹が大きくなることでママの骨盤が歪みやすく、さらに運動量が低下しがちです。そのため、血行不良に陥りやすい状態でもあるのです。これらの条件が重なって、ママの身体が栄養と水分不足の状態になり、肌に必要な栄養が届きにくくなってしまいます。

肌が栄養や水分不足になると、皮脂の分泌や肌の水分量が減るため乾燥肌になってしまうのです。さらに、肌が乾燥すると肌の弾力も低下して妊娠線ができやすくなるので、予防のためにもしっかりケアしたいですね。

妊娠性掻痒になってしまっているから

肌にかゆみが出る場合は、単純に乾燥によるものである場合が多いですが、中には「妊娠性掻痒(にんしんせいそうよう)」という皮膚疾患である場合があります。

初期では小さな発疹ができるので、一見すると蕁麻疹のようにも見えます。しかし、初めは部分的だった発疹が、少しずつ全身に広がっていきます。発症したら妊娠中は症状が続き、産後に症状がなくなっていくことが一般的です。

妊娠性掻痒は妊娠によるホルモンバランスの変化などが原因の一種のアレルギー反応とされていますが、発症のメカニズムははっきりとは分かっていません。

夜には眠れないほどかゆみが強くなってしまうこともあるので、症状に気づいたらすぐに産婦人科で相談しましょう。

敏感乾燥肌になった場合の対処法

しっかりと水分を摂る

肌の潤いを保つためには外側からケアすることも大切ですが、肌の奥の真皮の部分には外側から補給した水分は届きません。肌の奥を保湿するには、飲み水から補給する必要があるのですね。つまり、肌の乾燥対策には水分をしっかりと摂ることがポイントとなるのです。

特に妊娠中は、赤ちゃんの血液や赤ちゃんを守る羊水を作るために水分を必要とするので、妊娠前よりも身体が水分不足になりやすい状態といえます。そのため、意識的に水分を摂取することが重要なのです。

水分が不足するとママの身体から水分が摂られてしまうので、肌が乾燥しやすくなってしまいます。起床時と就寝前、そして食事のたびに、コップ1杯の水を飲むようにしてこまめに水分補給をしましょう。

睡眠をしっかりと取る

夜、眠りについてから3時間の間に、成長ホルモンの分泌が盛んになります。成長ホルモンは身体の機能を正常に働かせる作用があるので、肌のターンオーバーを促進させてくれます。そのため、肌荒れの改善には、睡眠をしっかりと取ることも必要不可欠です。

そして、睡眠によって身体を休めることは自律神経の安定にも効果があるとされます。自律神経が乱れると肌のターンオーバーも乱れてしまうので肌のバリア機能が低下してしまいます。

とはいえ、妊娠中はお腹が大きく重たくなるので、仰向けでは寝苦しく、眠りが浅くなりがちです。抱き枕やクッションを使って、楽な姿勢で眠るようにして睡眠時間をたっぷりと確保したいですね。肌をよい状態に保つために、睡眠不足には気をつけましょう。

しっかりとスキンケアをする

マタニティママは妊娠によってホルモンバランスが乱れた状態なので、肌が敏感になりがちです。特に、乾燥敏感肌は肌のバリア機能が低下しているので、少しの刺激で湿疹やかゆみなどの肌荒れを起こしやすい状態です。

そのため、妊娠前から使い続けていた化粧品であっても、ある日突然、肌に合わなくなり肌が荒れてしまうこともあります。

そうしたことを防ぐには、敏感な肌でも使えるような低刺激性やオーガニックにこだわった化粧品を使ってしっかりとケアすることが大切です。丁寧に保湿ケアをすることで、乾燥敏感肌は改善されるでしょう。

保湿スキンケアは妊娠線の予防にも効果的です。顔以外にも、お腹や手足など全身の保湿ケアを心がけたいですね。

保湿のタイミングとやり方のコツ

基本は洗顔後すぐの保湿が大切

マタニティ期は乾燥肌になりやすいということが分かりました。保湿ケアが乾燥肌への対処法の一つなのですが、ただ、保湿すれば安心かというとそうでもありません。

せっかく保湿ケアするならタイミングにも注目してみましょう。まずは洗顔後です。「洗顔後はいつもしているよ」というママは多いと思いますが、ポイントは「洗顔後すぐ」ということです。

洗顔後に時間が経てば経つほど、どんどん肌が乾燥していきます。洗顔後、保湿ケアをする前に服を着替えたり洗濯の準備をしたりなど、ほかの用事を挟んでいないでしょうか。ちょっとした時間ではありますが、それでも肌にとってはよくありません。何かほかのことをする前に保湿ケアすることが大切です。
37 件

関連記事


  • テニ-とテーオ