子どもを歌の世界に誘ってみよう!親子で一緒に楽しむ方法
歌うことは子どもの成長によい効果を与えることがわかっていて、最近では幼児の習い事としても人気のようです。ぜひ楽しく、たくさんの歌を歌わせてあげたいですね。今回は親子で一緒に楽しむことができる歌や歌遊びをご紹介します。様々な童謡や手遊びで子どもと歌うことを楽しんでくださいね。
幼児期における歌の大切な役割とは
歌うことが自己表現力につながる
歌詞の中に知らない言葉があっても、子どもは歌うことで知らない言葉の意味を感じ取ろうとします。知らない言葉でも歌っているうちに想像力を働かせてイメージしていきながら、新しい言葉を覚えて使い、表現力が向上していくのだそうです。
また歌うことでリズムやテンポを表現することも、自己表現力の向上につながります。メロディーを意識して歌うことで音楽全体のテンポや強弱などを感じ取り、そうした体験を重ねることで表現をする力が養われるといわれています。
腹筋も鍛えられ、よい姿勢も保てる
大きな声で歌うにはお腹から声を出す必要があり、お腹から声を出すために自然と姿勢を正すようになるのです。普段は姿勢が悪い子でも、大きな声を出すために背筋が伸びて、さらに腹式呼吸で腹筋まで鍛えることができるそうです。
大きな声で歌う時間が長いと腹筋や肺活量も鍛えることができるので、歌うことで運動と同じような体力つくりをすることができるのです。また大きな声で歌っていると自信がついて積極性が増し、コミュニケーション能力の向上にも一役買ってくれるようですよ。
メリットの多い歌は習い事としても人気
メリットの多い歌は習い事としても人気です。音楽教室の先生に歌を習うことで、幼稚園や保育園、また家庭で歌うよりも専門的なトレーニングを受けることができます。
例えば子どものスキルに合わせて音程やリズムの指導、地声や裏声の使い分けなどを教えてもらえます。さらに歌の表現の仕方やのどに負担をかけない歌い方なども習うことができ、続けていると今以上に歌が上手に、大好きになるかもしれませんね。
またグループで習っているなら協調性が生まれやすくなります。ステージで発表する機会が頻繁にあれば度胸もついてくるようです。
親子で一緒に楽しむ歌のある生活
手作り楽器でコンサートをしよう
手軽にできるのが打楽器です。蓋をしたミルク缶をそのままスティックでたたけば「たいこ」、またミルク缶に風船をかぶせてたたけば、先ほどと違う音の出る「たいこ」のできあがりです。
チーズなどが入っていた浅い丸型の箱にビーズを入れて蓋をすれば、「タンバリン」になります。箱をふるたびに音が鳴り、リズムを打つことができますよね。
そのほか、ストローの先をカットしてつぶした「笛」、カップ焼きそばの容器とダンボールを貼り付けて輪ゴムをかけた「ギター」など、工夫次第で色々作ることができますよ。
音楽のCDを気軽に流そう
そんなときは音楽CDをかけて、子どもに正しい音程を聞かせながら一緒に歌って楽しめば大丈夫です。大切なのはママやパパが子どもと一緒に楽しく歌を歌うことで、この経験が重なれば、子どもは自然と音楽を好きになりますよ。
ただし、いくら音楽を気軽に聴けるからといっても、CDのかけっぱなしには注意しましょう。子どもには静寂の中で集中して遊ぶ時間もときには必要で、こうした時間に集中力が付くだけでなく、静寂の中で過ごすことにより音の微妙な変化を感じる能力も育つといわれています。
お風呂を嫌がる子どもにも歌は効果的
お風呂が楽しくなる子どもの歌といえば、みいつけた!の「オフロスキーかぞえうた」ではないでしょうか。オフロスキーの真似をして歌ってみましょう。
ママたちが子どものころによく聞いた歌にも、お風呂をテーマにした曲があります。ドリフターズの「いいゆだな」は「びばどんどん」と合の手で盛りあがれますし、まんが日本昔話の「にんげんていいな」はぽかぽかお風呂に入りたくなりますね。
また子どもがすきなお尻をテーマにした歌もおすすめです。アニメソング「おしりかじり虫」やおかあさんといっしょの「おしりふりふり」などは、お風呂が楽しい時間になりそうですね。
世界で歌い継がれる子どもの歌の紹介
赤ちゃんも楽しめる手遊び歌
「グーチョキパーでなに作ろう」「パンダうさぎコアラ」は、歌いながらカタツムリやカニ、また動物など、身近な生き物を表現します。「お弁当箱の歌」では食べ物の言葉がたくさん出てくるので、食への興味も広がるかもしれませんね。
英語の手遊び歌では「Head Shoulders Knees and Toes」がおすすめです。頭、肩、ひざ、つま先などの単語を、この歌で覚えた人も多いのではないでしょうか?全身運動にもなりますね。
手遊びはうまくできなくてもOKです。振付が間違っていても指摘せず、親子で楽しい時間を過ごしてくださいね。