チャイルドシートの安全性を理解しよう!おすすめメーカーと選び方
赤ちゃんや子どもとの車のお出かけにはチャイルドシートが必須です。楽しくお出かけするために安全なチャイルドシートを選んであげたいですね。そのためには、安全基準や安全に関するマークについて知っておくことが大切です。子どもの大切な命を守るために、チャイルドシートの安全性について理解を深めましょう。
チャイルドシートの安全基準マークについて
新旧の安全基準があることを知ろう
以前、日本は独自の基準を定めて、それをクリアした製品と、欧州の安全基準「ECE/R44」およびアメリカの安全基準「FMVSS No.213」を満たした製品を販売していました。
2006年に安全基準の見直しが行われ、欧州の安全基準を採択することになりました。前方衝突だけでなく後方衝突も評価するなど、より安全性が高い基準です。
2012年7月からはこの新基準をクリアしたものしか販売できなくなっています。現在販売されているシートはこの基準を満たしているはずですが、念のために確認はしておきましょう。
欧州米国の安全基準適合マークとは
次にUNIVERSAL(汎用)などの文字が入ります。ほかにSEMI UNIVERSAL(準汎用)、RESTRICTED(限定)などの種類があります。次に適用される体重の範囲、Eの文字と数字、認定番号、製品名という構成になっています。Eの次の数字は製品のテストが行われた国を表します。
米国の基準適合マークは、「This child restraint is designed for use only by children…」で始まる文章が書かれています。
国土交通省の型式指定マークとは
旧基準のマークは丸で囲まれた漢字の「自」の文字が入っているので、ここで簡単に見分けられます。中古品やお下がりのチャイルドシートにはこのマークがついているかもしれません。
現在販売されているものは新基準のマークがついているはずなので、購入の際は確認しておきましょう。旧基準のマークのものを使用しても罰則などはありませんが、新基準に適合したものの方がより安全と考えられるでしょう。
安全性のあるチャイルドシートの選び方
簡単に確実に取り付けできることが大切
設置方法は、シートベルトで固定する方法と、車のシートにある金具にチャイルドシートの金具をはめ込んで固定するISOFIX方式があります。どちらも説明書どおりにきちんと固定すれば安全ですが、シートベルトで固定する方法は取り付けミスが多く、ISOFIX方式が主流になりつつあるようです。
まずは、お店で実際にチャイルドシートを見て、取り付け方法を確認してみることをおすすめします。自分で確実に取り付けできるものを選びましょう。
安全基準マークがついていることを確認
国土交通省の現行の基準を満たしているチャイルドシートにはEマークがついています。2002年以前に製造されたものには、以前の自マークがついています。ほかに欧州基準のマーク、米国の基準のマークがついているものもあります。
特に、中古品や通信販売などで購入する場合は注意が必要です。「安くて軽い」などのキャッチフレーズで売られている安価なシートの中には、マークのないものもあるようです。
できれば実際にものを見て、必ず安全基準マークのついたものを選びましょう。軽さや価格だけに惑わされないようにしたいですね。
子どもの成長にあっているかを確認
たとえば、新生児の頃から使うならフラットになり、しっかりと頭部を振動や衝撃から守ってくれるものがよいでしょう。赤ちゃんの体格もそれぞれですし、赤ちゃんを乗せやすいかなどもチェックしましょう。
また子どもの成長は速いので、どのくらいの期間使えるものを選ぶかも考えたいですね。短期間だけ使うのならレンタルという方法もあります。
購入後も子どもの体格や成長にあっているか定期的に確認しましょう。思ったより成長が速くて買い替えが必要になることもあります。
2018年度安全性の高いメーカーは?
「エールべべ」クルット3i プレミアム2
取り付けはISOFIX方式なので、簡単に確実に取り付けられます。ただ、すべての車に取り付けられるわけではないので、お家の車が適合しているか確認が必要です。
ノブを回すとチャイルドシートが回転するので、楽に赤ちゃんを乗せ降ろしできます。隣の席から赤ちゃんをお世話するときも便利ですね。
ほかにも赤ちゃんを日差しから守るサンシェードや丸洗いできるシートカバーなど、快適に使える工夫もされています。